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近江商人は、ええ商いする人やったんやで!

昔々、滋賀県の方で、めっちゃ商売が上手な人がたくさんおったんや。それが、近江商人さんやねん。日本中を飛び回って、いろんなもんを売ったり買ったりしてたんや。


なんで近江商人がすごかったん?

ただお金を稼ぐだけやなくて、みんなが幸せになることを考えて商売してたのが、近江商人のすごいところやねん。

例えば、美味しいお米を安く買ってきて、みんなに届けたり、丈夫でええ布を織って、たくさんの人に喜んでもらったりしたんや。


近江商人の合言葉「三方よし」って知ってるか?

近江商人がいつも心掛けてた言葉に、「三方よし」っていうのがあってん。これは、「売り手も買い手も、そして世の中も、みんながハッピーになるようにしよう!」ってことやねん。

  • 売り手よし:お店の人が、商品を売ってちゃんと儲かること。

  • 買い手よし:お客さんが、欲しいものが買えて満足すること。

  • 世間よし:みんなが住んでいる社会が、もっともっとよくなること。

例えば、おもちゃ屋のおっちゃんが、子どもたちが喜ぶおもちゃを安くたくさん買ってきて、子どもたちも喜んでくれる。そして、おもちゃ屋のおっちゃんも、たくさんのおもちゃが売れて嬉しい。みんなが嬉しいから、街も明るくなる。これが「三方よし」なんや。


近江商人の一日

近江商人は、毎日どんなことをして過ごしていたのかな?

朝早く起きて、まずは神様に手を合わせ、一日の無事と商売繁盛を祈ります。そして、てんびん棒を肩にかけ、様々な街を歩きながら商品を売ります。道中では、いろんな人と出会い、情報交換をしたり、商談をしたりもします。

夜は、宿に泊まって一日の出来事を振り返り、明日の準備をします。

 近江商人の1日をもっと深掘り!

早朝:神様への感謝と一日の準備

・早起きと朝礼: 近江商人は、早朝から活動を開始するのが一般的でした。まず、神棚に手を合わせ、一日の無事と商売繁盛を祈ります。その後、家族や従業員と朝礼を行い、一日のスケジュールや目標を確認します。

健康管理: 体を清め、朝食をとって一日の活力源とします。健康な体こそが、商売の基盤であるという考えを持っていました。

白昼:商いの現場へ

・行商の準備: 旅の準備として、必要な商品を揃え、荷物をまとめます。
道中: 近隣の市場や集落を巡り、商品を売り込みます。お客様との交渉は、単に商品を売るだけでなく、信頼関係を築くための大切な時間でした。
情報収集: 旅先で得た情報(物価、流行など)は、商売に活かされます。

夕刻:宿での一日の振り返り

宿での休息: 旅の疲れを癒し、翌日に備えます。
帳簿付け: その日の売上を記録し、今後の商売に役立てます。
情報交換: 同業者や地元の人々との交流を通じて、新たな情報を得ます。

夜:自己研鑽と家族との時間

読書や語学の勉強: 商人として必要な知識を学びます。
家族との団らん: 家族との時間を大切にし、明日への活力とします。
地域貢献: 地域の行事や奉仕活動に参加し、地域社会の一員としての役割を果たします。

近江商人の一日の特徴

規則正しい生活: 早寝早起きを心がけ、健康な体で商売に臨みます。
勤勉: 常に努力し、新しいことに挑戦する姿勢を持ちます。
誠実さ: お客様との信頼関係を大切にし、誠実に商売を行います。
学習意欲: 商売に必要な知識や教養を常に身につけることを心がけます。
社会貢献: 地域社会の発展に貢献し、人々の役に立ちたいという気持ちを持っています。


近江商人が大切にしていたもの

近江商人が商売をする上で、特に大切にしていたものは何だったのでしょうか?

信用: 一言で言えば「信用」です。お客様との信頼関係を築くことを何よりも大切にしていました。
情報力: 最新の情報を入手し、それを商売に活かすことを心がけていました。
人脈: 多くの人とつながり、情報を交換し、助け合うことを大切にしていました。
学び続ける心: 新しいことを学ぶことを恐れず、常に成長し続けようとする姿勢を持っていました。

近江商人の言葉

近江商人は、たくさんの名言を残しています。いくつか紹介しましょう。

「三方よし」: これはもう有名ですね。売り手も買い手も、そして世間も、みんなが幸せになるようにという考え方です。
「他人の金で商売ができるか」: 近江商人は、自分の資金で商売をすることを大切にしていました。
「商いは世のため人のため」: 商売は、自分だけでなく、社会全体のためになることを目指していました。


近江商人の影響

近江商人の精神は、現代のビジネスにも大きな影響を与えています。例えば、顧客満足度を重視する考え方や、社会貢献活動などは、近江商人の考え方を引き継いだものです。

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