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井戸端会議に割り込む男(ストッキング騒動について)
タイトルは百合の間に挟まる男、と言うニュアンスで読んでください。
年を越えて再燃した破れないストッキングの話。
大まかな流れとしては、
①服飾業界は破れないストッキングを作れるのに作ってない!というtweetが拡散される
②技術的に無理です!という靴下メーカーが反論。
③口の利き方が女性様に対して不敬である、と吊し上げられる
④女性服メーカーの社長さんが颯爽と「作ってみよー」と言う。万来の拍手を送れ、世の中のボケ共。
⑤2か月過ぎたけど、進捗どうなった?
⑥黙れ小僧!お前にストッキングのことが分かるのか!!!!(激昂
まあこんな感じですかね。
参考
破れないストッキングの流れを
— めるめる (@merumeru99) February 3, 2025
画像4枚でまとめてみました。 pic.twitter.com/Oq96ovASMB
(https://x.com/merumeru99/status/1886314036423536728より引用)
結論から言うと、破れないストッキングなんてものはないわけですよ。
だって、この強いオンナ社長がこう言ってるじゃないですか
「作ってみよ~」
と。
もしすでにその製品がこの世界に存在しているなら、こうは言わないはずです。
こういう商品があるよ、という文脈にならないとつじつまが合わない。
ついでに言いますと、実際の所、破れない(この定義も三転四転してますけど)ストッキングは作れないんだと思いますよ。
少なくとも服飾メーカーが買い替えさせるために破れやすい記事であえて作ってるというのは1000%陰謀論です。
だって仮に技術的に可能でどこかが実用化しているなら、そこが先駆けて製品をリリースすれば、市場総取りじゃないですか。
しない理由がありません。
既にある程度どこの会社でも作れるけどあえて作ってないとしたら、世界中の服飾メーカーが足並みを揃えて敢えてリリースしてないことになります。
技術的にある程度どこでも作れるというなら、何処か一つでも抜け駆けしたらこの均衡は崩れますからね。
それは幾らなんでも荒唐無稽でしょうよ。
まあ個人的には、作れるけどコスト的に見合わない、ではないかなと思います。
製品として技術的に製造可能、と、商品として利益が出るくらいに売れるかは全く別問題です。
性能は凄いけど高すぎるから売れませんでした、とか、売っては見たものの需要が思ったほどありませんでした、では企業は商品化はしません。
これはポケットの無い女性服と同じ線状にある話だと思います。
技術的に作れることと、それを商品としてコストを投じて生産販売することは別。
●
結局、これは井戸端会議だったんですよね。
要は、
「こんなひどいことがあったのよ!」
「えー、酷いねー最悪―家父長制」
「マジで日本ってクソよね。ヘルジャパン」
「全部チー牛のせいよ」
「本当に女っていっつも加害されてるわよね。被害者って感じ」
「大丈夫!私が作ってみるよ!」
「すごーい」
「期待してるよ!絶対買うから」
と、ひとしきり盛り上がって、じゃあ解散になる井戸端会議だった。
それに対して真顔で、そんなの作れませんよ、都市伝説です、などと言って水を差すからこうなった。
今回の件については、最近だと某ラーメン屋の騒動のように、当該企業を名指ししてたわけじゃないですし、無言を決め込むべきでしたね。
言葉遣いがどうこうとか言われてましたけど、最大限丁寧に言ったとしても多分吊し上げられていたと思います。
真面目に取り合う価値のない話題にうっかり言及してしまったのは失着でした。
その業種として、デタラメに黙っていられなかったのでしょうか。
一方で、例えば男同士で気軽にしゃべってるのに横から真顔突込みされたらイラっと来るわけで、井戸端会議を邪魔されて怒る気持ちは分からなくもない。
ただ、いくら何でも吊し上げの仕方は度を越えてると思いますが。
こんな感じなので、元鈴木さんとやらは当然ストッキングに開発なんてなにもしてないかと思います。
だって
井戸端会議で気軽に言っただけのことをマジでやるはずない
ですもん。
そのことをいちいち蒸し返して言われたら、そりゃイラっときて煽り顔でゴキジェットの一つでも噴霧しますわな。