【祝】ロイヤルホストのキャラメルナッツブリュレ復活
※画像は公式サイトより拝借しました
我が家では、日々を労いたい時やちょっとしたご褒美にロイヤルホストへ行く。そしてなりふり構わず好きなものを食べた〆のスイーツとして、いや寧ろそれこそがメインであるかのように、キャラメルナッツブリュレを必ず注文して幸福を感じていた。そう、去年メニューから姿を消すまでは…
それからというもの、失意に沈んだ日々を過ごした。Twitterで同じ思いをしている人に勝手に同情したり、noteに思いの丈を綴っている同士を見つけた時は顎が腫れるほど頷いたものだった。
その後、何度か店に足を運んだ際に店員さんに「キャラメルナッツブリュレって無くなっちゃったんですよね？」と確認して面倒な客になってしまったことをここで懺悔したい。
そんな事もあり、近頃はロイヤルホストに自然と足が向かなくなっていた。しかしこの年末年始、家族でロイヤルホストに行く機会があった。着席して何気なくデザートメニューを眺めると、なんとそこには「キャラメルナッツブリュレ」の姿があった－－－
目を疑った。
見間違いでも幻覚でもない。
幾度となく目にしたその文字列。
ジーザス。サンキュー。メルシー。グラシアス。万物に感謝した。そして次の瞬間にはいかにキャラメルナッツブリュレを最高のコンディションで迎え入れるかを考えた。勢いで普段は注文しない厚切りアンガスサーロインステーキを注文する。
食後、満を辞してキャラメルナッツブリュレとの対面を果たす。何も変わらないあの頃のままの姿に泣きそうになる。今冬初めての薄氷に足をのせるように、キャラメリゼされた表面をそっと割る。塩キャラメルアイスの甘く柔らかいくちどけの中に、不意にやってくるピーカンナッツのはじける食感とビターさ。そしてそれら全体をバナナが下支えしている。これは正にリズムであり、詩そのものだと思った。ありがとうキャラメルナッツブリュレ。
オペレーションもきっと大変なのだろう。グランドメニューへの復活を決断してくれたロイヤルホスト様には感謝しかない。これからも注文し続けます。
