#7 ドバイの魅力【1/2】 (移住・生活編)
こんにちはキヨです。
前回まで「私がドバイで働くまで」シリーズを連続投稿して、私がどういう視点でドバイを選んだのか?まで書きました。まだ途中ではありますが、最初の3回で十分海外で働こうと思った時に重要なポイントである、国選び、そしてなにが求められるか?という私なりの視点が皆さんにも分かったかと思います。4話以降はわたくしキヨがそこに至った経緯を踏まえた部分になります。そこで、一度箸休め的な面も含め実際にドバイで住んでみて、働いてみてどうだったのか?という私の実体験を踏まえた視点でドバイの魅力を伝えたいと思います。
なお、この記事を書いている2021年時点の私はドバイが大好きでドバイでもっと長く働きたーーいと考えており、付け加えるなら私は根が楽観的です。駐在で赴任されてドバイ嫌いだ!早く日本に帰りたい、嫌だ嫌だ!!という人も私の周りにもいますので、当然ではありますが全員にとってドバイという国で住み・働くことが楽園ではないことを踏まえて読み進めていただければ幸いです。
ドバイの魅力(生活編)
ドバイで私が現地採用で働いている目線からドバイの魅力を説明するうえで、大枠で2つポイントがあります。1つめがこの項目の生活編、ドバイで生活するのってどうなの?というポイント、そして、2回目ではドバイで働くってどうなの?という就労編の2回に分けて説明したいと思います。
- 出会いはあるのか?
どうも、独身貴族街道まっしぐらの彼女が欲しい34歳オスです。押忍!!
ドバイで女性との出会いがあるのか?これは私生活を充実したものにする為にはとっても重要なポイントだと思います。ですよね?
私の独善的な男目線で見れば、ズバリ出会いはある!!しかも素敵な人が多い。
(魅力的な人は多いけど、彼女らにとって自分が魅力的じゃないが故に全然彼女ができないのは別の話です、、、( ;∀;))
私が出会っている日本人独身女性が多い順でいうと、圧倒的にエミレーツ航空のキャビンクルー(いわゆるエミレーツ女子、エミ女)が多く、大分差が離れて現地採用の女性、そして僅かな駐在女性。
「独身の」という形容詞を除けば、駐在員の奥様(いわゆる駐妻)も多く、次にその家族の子供もいますが、勿論どちらも恋愛対象ではありません。
日本人女性以外では外国の女性との出会いもあります、外国籍になっても変わらずエミレーツ女子との出会いが多いですが、私がTinderでマッチし出会うまでに至った極々少数の方たちで言うと、現地採用か、自分でビジネスをしているオーナーさんです。
Tinderでマッチして、実際に会った方の国籍は、台湾、中国、韓国、フィリピン、ロシアです。欧米系の人はTinderには沢山出てきますが、なんでか分かりませんが全然マッチしません、きっとシステムの故障だと思います、、、
ちなみに私にとっての素敵な人というのは、自立していて、海外で今後も一緒に住むポテンシャルがある方です。その点、ドバイにいる独身女性は皆正社員として働いているので、経済的に自立していますし、既に海外にいますので、海外に住めるという能力も満たしています。
つまり、長い目で見た時にお互い二馬力でバリバリ稼ぎつつ、二人でキャリアを考えて今後住む国を一緒に選ぶことが可能、、、という素敵な人が多いのです。
エミレーツ女子の中には3年くらいエミレーツで働いて仕事しながら海外旅行気分も味わった後は日本に帰りたいという方もいますので、独身駐在男性で、駐在期間が終わる頃に結婚して日本へ一緒に本帰国というのも勿論可能です。私は海外で働き続けたいと考えているので、日本に帰りたいという人よりはドバイに残りたいという人の方が魅力的ではありますが、、、
狭いコミュニティなので良く言えば一人友達ができれば次々に繋がります。ただ狭いが故に関係性を考えすぎて行動に移せないことも度々、、、でも出会いがあるかという点で言えば、出会いはあります。あとは己次第です。
さぁ頑張ろう!!
- 物価は高いってホント?
結論から言えばホントです。
では、どのくらい高いか、一例を上げると、、、
-- 家賃
私はドバイでルームシャアをしています。理由は家賃が高いからです。日本のルームシャアの相場が分かりませんが、ドバイで個室があるルームシェアで大体9万円となります。
ドバイでスタジオと呼ばれている日本のワンルームタイプで月9万円-12万円
ワンベッドという日本の1LKだと15-20万円くらいでしょうか?これを、1年契約で四半期おきに手形決済というのが多いです。
そこから更に水道光熱費1-2万円?、Wifi 1万円、そして建物によってはエアコンが管理集中型だとChillerと言われる料金が別で請求され1-2万円かかります。
つまり、安いワンルームでも月々12万円は家賃電気通信光熱費でかかります。
安いですかね?安くはないですよね?
ちなみに私と同じ年の駐在員の方が住んでいる立派なお家だと、ワンベッドで250万円/年、ツーベッドで400万円/年くらいです。
個人的には駐在は自分の意志で来ているわけではないので、そのくらい役得があって良いと思っています。私もよくお邪魔させてもらっているので恩恵に授かっています。
-- 外食
勿論ピンキリで安いお店もありますが、ドバイにあるお昼に食べる日本食の有名店である「弁当屋」というお店で、大体1,200-1,500円くらいです。
デートで行くような夜のレストランだと、お酒抜きで安くてひとり3,000円、多いのはだいたい4,500-6,000円くらいですかね?勿論上はいくらでも上がるのは東京と同じかと思いますし、そのレベルは知りません。
ちゃんとした日本食を食べに行こうとすると予算はひとり3,000円は必要ですかね。
-- お酒
ワインは私はそんなに飲まないので、ビールで比較したいと思います。
ドバイでは生ビールが一杯1,500円、ドバイはイギリスの影響を多く受けており、一杯というのはイギリスの1パイントなので568mlです。中ジョッキより多いくらいですかね。
まぁ、イスラム教はお酒を禁止しているので、その国でお酒が飲めるだけありがたいと思っています。(サウジ・クウェートは完全禁止ですし)
ちなみに、酒屋でビールを買えば、350mLが1缶150-200円くらいです。
法律上お酒を買うライセンスを持っていないと購入はできず、ライセンス代が年間1万円ちょいだったかと、、、
実態として、ドバイはライセンスが無いと買えない上に1缶200-250円と高く。アブダビはライセンス無しで先の価格で買えるので私はアブダビにお酒の買い出しによく行っています。(2020年のコロナ以降アブダビへ行くのはPCRテストが必要なので、アジュマンへ行っています)
-- 安いのは?
常に出ていく出費って、家賃と食費ではないでしょうか?そして、給与がハイパー高給取りでセレブな生活をしている人以外の方はこのふたつが出費の大部分を占めている事かと思います。上記で書いたように外食の費用は高く、スーパーで買い物をしても日本より大体1.2-1.5倍くらい高いイメージです。
ただ、物価が高いといえど全てが全て高いわけではないです。
ドバイで日本と比べ安いのは、カレーとガソリンです。中東といえば石油、オイルマネーとはこのことか!というほどガソリンは安くレギュラーで大体54円/Lです。
ちなみにオイルの象徴、お隣サウジでは、47円/Lと更に安い。ですがそのサウジの住人もガソリン代が高いと嘆いています。日本の価格からしたら半額セールスより安いこの価格でも高いとは何事かと聞いたら、約5年前の2015年は15円/Lだったそうです、、、
いくら絶対的な価格として47円が安いとは言え、たしかに3倍に価格が上がったら高いと感じるのも仕方ないですね(笑)
にしても15円/Lってやばい(笑)ガソリンが水より安いと言われるゆえんは間違いない!!
そして、カレーが安いのはなんで?と思う方が多いと思いますが、ドバイは人口の半分以上がインド人(Link:Dubai population)そして、次いでパキスタン人の17%、なお現地人は15%です。そして、インド・パキスタン人の多くは低所得者層なので、彼らが食べているレストランへ行けば300円未満でおいしいカレーが食べることができます。ぜひインド人にジロジロ見られながら安いカレーに舌鼓を!!
- 日本人コミュニティってどんな感じ?
折角海外にいるんだから日本人とは関わらない!という考えがあるのも知っていますし、語学留学が目的ならそれでいいと思うのですが、私からしたら勿体ない。外国人と遊ぶ比率を多くするのは良いと思いますが、海外だから出会える面白い方々との交流をわざわざ日本人だからという理由で断つのは勿体ないと私は思います。
私の様なアフリカ生活の経験者、ビジネス経営者、FXトレーダー、大手企業で働いているバリバリ出世街道ばく進中の同世代、こういう方は中々日本だと会えないし友達になる機会は少ないかと思います。それが、コミュニティが狭いが故に仲良くなれるというのはとても利点があると思います。
ドバイの日本人は大体3,000人(2018年領事館情報)です。その中でもいろんなコミュニティ(グループ)があるのですが、私がよく遊んでいるのは独身男性・独身女性でかつ男性は特に年齢が近い30代前半が多いグループです。
あとは同じスポーツをしているメンバーで、バドミントンやテニスのメンバーです。私が参加していないスポーツで耳にするのは、ランニング・自転車・バスケ・サッカー・フットサルですかね。他には子供がいる家族は子供が同じ年の家族連れのコミュニティとかになるケースが多いかと思います。
3,000人と聞くと多く感じるかもしれませんが、その多くは駐在員で家族持ちです。先に書いたように出会いはあっても独身同士だと大体コミュニティが被っているので狭い村社会なイメージです。
でも私はこの規模が結構気に入っていて、前に住んでいたアフリカのマラウイはそれこそ狭すぎて、90%以上の日本人を知っていましたし、というかほとんどJICA。逆に東南アジアのように人数が大きすぎるとそれぞれのコミュニティで完結している、日本と同じ感じで新しいコミュニティに行くのが大変だし、ドバイのように日本人同士の少数が故の仲間意識が薄れてしまうのがさみしいかなと思います。
また、ドバイの日本人はほとんどが駐在員で、出入りが多いです。その為、新しく赴任してきた人達を迎え入れなければすぐそのコミュニティは潰れます。なので、間口も広く新しいかたを受け入れ易い土壌があると思います。
- 安全
ドバイはとても安全な国だと感じます。軽犯罪的な意味では日本と同等かそれより安全かもしれません。交通事故系の安全に関しては日本より危険だと感じます。メイン道路が120km/hほどの高速道路なのでひと度事故が起きれば大きな事故に即繋がるので、気を付けていただきたいです。
隔年で発表される2019年版の世界経済フォーラムの発表ではUAEは世界で7番目に安全だと発表されています。日本は13位です。
順位 国名 (スコア)
1位 フィンランド (6.7)
2位 アイスランド (6.5)
3位 オマーン (6.5)
...
7位 UAE (6.3)
...
13位 日本 (6.2)
(PDF Link: 2019年版観光競争力レポートp87)
では、なぜ軽犯罪が少ないのか、その理由の一旦として他の項目でも述べていますがドバイにいるほとんどは外国からの出稼ぎ労働者です。この出稼ぎというのには私は勿論駐在員も同じくくりだと考えてください。この居住者の多くが出稼ぎというのが大きなポイントであり、もしドバイで窃盗や詐欺などを行えば基本的に国外追放だと思ってください。
そして、ドバイでは喧嘩ですらご法度です。一方的に手を出されるだけなら被害者は刑罰を免れますが、手を出せば喧嘩両成敗でどちらも国外追放になり得ます。流石に私の周りの日本人で国外追放になったという話は聞きませんが、警察が出動したら有無を言わさず拘置所へGOそして刑務所かUAE強制退去となります。
日本人と違いインド人を始めとした人たちは自国で仕事が全然ない、あってもめっちゃ低い給料だからドバイで働いているのです。彼らにとってはUAEから追い出されることは、自分のみならず彼らの双肩にぶらさがっている家族の生活も脅かされます。そんな背景もあり、ドバイで働いている人が犯罪を犯すことは少ないのです。また、UAE国民は基本的に高給取りなので生活に困って犯罪を犯すという愚行はおこしません。犯罪歴があるUAE国民もまた公務員などのポジションに就けなくなるからです。
そして、お酒を家やお店で飲むこと自体は違法ではありませんが、公共の場でお酒を飲むことや公共の場で酔っぱらっていることは逮捕案件なので、酔っ払いに道路で絡まれるということもありません。
(日本で、酔っ払いのおじさん同士が肩を組んでふらふら歩いているのを見ると「日本に帰ってきたな」と嬉しく感じます。)
最後に
以上、出会いもあり、物価は高いですが、安全な国です。日本にいると私も忘れがちですが、やっぱり安全というのはとてもとても大きなメリットかと思います。私はまだ独り身ですが、結婚し子供を育てるということを考えた時に、ナイジェリアのように誘拐されたり、アメリカのように銃乱射というのが無いのは大きなメリットです。また、変質者もほぼいないのでそういう事件に子供が巻き込まれる不安も少ないでしょう。
長くなりすぎるので詳細は省きますが、気温が高すぎる、基本エアコンの効く室内での生活、車移動で歩かない、食料自給率が低いなどのデメリットも忘れてはいけないかもしれません。でも住んでみないと分からない部分もあるのである程度調べたら実際にそこに住んでみれば許容できる範囲、譲れないポイントなどが見えてくるのではないでしょうか?
冒頭にも書いていますが私は基本的にポジティブ思考なので、どこに住んでもそれなりに楽しめる自負があります。皆さんも悪い場所にばかり目を向けず、ぜひその国々の良さとむきあってみてください。
別に一生その地に住む必要はないし、超危険地域とかでなければ即死もしないと思うので、違ったと思えば国を変えればいいだけです。
念押しでお伝えしますが、本件は私的見解・考察であり、正確な情報ではない可能性があります。安全等の理由付けも私の考察だという点はご承知おきください。
ドバイの生活で質問があれば個別かコメントいただければお答えします。
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