202410 輪行記 山梨交通電車線跡辿り その1
山梨交通電車線の廃線跡辿りサイクリングに行きたいなと夏あたりから思っていたのですが、暑さが酷すぎて行けず、気温も落ち着いてきたので行ってきました。
新宿から
新宿までは湘南新宿ラインでサクッと移動し、新宿からは特急「あずさ77」松本行きでまずは甲府へ向かいます。
ちなみに出発時刻は8:05です。
なんだか出発時間的に『8時ちょうどのあずさ2号』という歌詞のフレーズが思い出されますが、現在その8時ちょうどには「あずさ5号」の南小谷行きというのが走っています。(昔とは列車の号数付番スタイルが違うため)
なお、昔は白馬行きだったみたいで、今と変わらず大糸線に直通する列車なんですね。
さて、この「あずさ77」号は臨時列車で空いてるかなと思いきや全席売り切れとの放送。
実際日本人をはじめ、海外からの方も多く乗られていてすごい多国籍な雰囲気(語彙力無し)でした。
…ですが、その混雑も大月まで。
大月では多くの人が下車していき、富士急線方面への列ができていました。
河口湖方面への吸引力がすごすぎる。。
勝沼ぶどう郷付近では甲府盆地が眼下に広がります。
中央本線では好きな景色なので1枚(ちょっと下った後だけど…)
甲府から(輪行解除)
新宿からおよそ1時間40分で甲府に到着。
地味に地元からSuicaでここまで来られるの地味に衝撃的…。
来年秋以降のTOICAエリア拡大(下記リンク)となった場合、エリア跨ぎ判定とかどうなるんでしょう?(判定しようがない)
そんなことを考えつつ輪行解除すると、目の前に今回の目的である旧山梨交通電車線の跡の碑が。
廃線60年の節目ってことでおととしに建立されたものらしいですね。
巡ってて跡も碑も何もない…だと結構寂しいのでこういうのがあるとちょっとうれしかったりします。
ちなみに左にちらっと見える自販機では鉄印が売られてたりします。
他の記事で見たら瓶に入ってるそうで、自転車乗りとしては重くなるのは…ということで今回見送り。。
さて、甲府駅前から辿っていきます。
経路としては甲府駅前(南口)からそのまま下り、国道52号線にぶつかったらまずは西方向に進む感じです。
甲府駅前から52号までは自転車通行区分があるタイプでわりと整備されてる印象。
国道52号線に入るとしばらくは道路に通行帯のみでしたが、貢川橋を過ぎたあたりから自転車専用帯が。
私が日常的に通る道では見ないので新鮮でした。
(WikiPediaを見たらちょうどそのあたりがバイパス化されたあたりで、本来の廃線跡はさらに左側に存在したっぽい…?)
その自転車専用帯も短区間で終わり、車幅も狭まったところで緩くカーブしたところが貢川駅跡だったらしく、小規模な跡地となっていました。
どうやら写真で見えているレールと敷き石は当時使われていたものらしく、結構貴重な展示なのでは…?
貢川を出るとしばらく市街地の中を直線主体で勾配もなく進んでいきます。
ちなみにしばらくすると高速と交差するんですが、その手前のアウトドアショップがゆるキャン実写版で使われたお店だったみたいです…(帰ってから知った)
さらにしばらく進み、結構な大通り(県道5号線)に合流。
交通量も多かったので、ここからは歩道をのんびりと。
開国橋を過ぎるとそれが合図のように緩やかに登り始めます。
人間にとっては2%と緩い勾配ですが、鉄道にとっては20‰(20/1000)だし結構きつかったのかなと思っていたのですが、軌道線だとすると65‰までは許容されているしく、さほどではなかったのかな?
…私は脚が弱いので2%が3km続いてわりとダメージが来ていたような気はします。
そんな上り勾配を過ぎると今度は一気に下り勾配。
こちらでは6kmほど(人にとっては大変緩やかな)平均1.5%の勾配でした。
ただ走ってる実感としては割と速度出るなーと感じていたりしていて、この区間を15分に満たないくらいで走っていたようです(平均26km/h)。
そしてさらに走ると今回の辿りに関する信号名の交差点が。
そのまんま過ぎますが、序盤の貢川辺りからGoogleMap上には廃軌道と出ていたりします。
ただ、現地に行くとその名前が見られるのはここぐらいだったので、隠れ名称すぎやしないかと。
さらにここから終点側へ行くとちょっとした公園があります。
神奈川県に住んでるとすごい見覚えのある顔付きですが、それもそのはずで山梨交通→上田丸子電鉄→江ノ電と渡り歩いたのち、ここへ里帰りして保存された車両のようです。
なので当時とは顔やらいろいろ違うはず。。。
とはいえこうやって歴史を伝えてくれてるのはありがたいですね。
この後は当時の終点、甲斐青柳駅周辺(よくわからなかった)を経由し、道の駅富士川へ。
(甲府駅→道の駅富士川まで21.7km 約1時間30分ほど)
とりあえず山梨交通電車線跡辿りはここまで。
…ですが、サイクリングはまだ続きます。
続き記事はまた別とします。
ご覧いただきありがとうございました。