爪のタンパク質の構造について
私はネイルも仕事のうちの一つなので、とても爪に興味があるのですが
今回は爪の構造の話を少し🤏
爪は髪の毛と同じでケラチンと言うタンパク質がメインの材料になります
ケラチンの化学式は凄く特徴的でして、タンパク質の結合の中でも一番硬さの出る結合が沢山含まれています
爪や髪の毛に限らず、動物の角、爬虫類や鳥類の鱗、嘴なんかも、この結合が多く含まれています。
上皮細胞の硬質ケラチンは、かなり特殊で、水にも不溶性です。その他の溶剤にも溶けにくい。タンパク質分解酵素の作用も受けにくい性質です。
肉の部分も、爪の部分も同じタンパク質なのに硬さが違うでしょ? それはタンパク質の結合の違い
ケラチンの中でも羊毛にはケラチンが多く含まれてるそうですよ
さてさて、この強烈な結合を維持する為に必要なのがシステインです
システインは肝臓のメチオニン回路から生成されます
http://www.memorin.net/motto/homocysteine/
メチオニンは含硫アミノ酸です。硫黄を含んでいるアミノ酸ね!
人の体の中の硫黄はどこから入ってくるか?
それは動物性タンパク質
植物性タンパク質には、残念ながら少ないのです
髪の毛だけでなく、酵素なんかも、この強烈な結合が出来ないと上手く作る事が出来ないので、私はベジタリアンに反対なんです
おまけ
パーマなんかは酸化と還元を活用して、クセを付けるのです
酸化は悪い事だけでなく、たまにお洒落な事もする
ネイリストすのうです。巻き爪と栄養学が得意です。DNA解析、腸内細菌解析もしています。体調不良やご自身の体質改善はご相談ください。 サポートして貰えると喜びます。