SANEMORIを見た 義賢様!

ゆきです。

うん。時間が経って自分のなかで落ち着いてきたし
ネタバレっていうほどでもないことだけを
書こうと思います。

SANEMORIの予習として、「平家物語」を読んでおけばいいかと(笑)
大学時代、ある程度やってるので、思い出せたらいいかなあ…くらいで
あらすじと登場人物がわかったらいいだろうなと思いました。

イヤフォンガイドは借りたものの、実は始まる前に雑音がひどくて
自分のイヤフォン付けて聞けるには聞けたけど
これ聴いていられないな…っていうのと
片方だけイヤフォンしてると、台詞や全体の音に違和感しかなくて
借りた意味ないじゃん…と思いながら、結局やめました。

なので、完全に自分の記憶と今まで見たものだけで理解するっていう
でも理解できるんですけどね。

最初に義賢様が出てきて、史実等でも申し訳ないけど知識不足。
ただ幼名の「駒王丸」は義仲の幼名だよね?だし
そもそも正室が「葵御前」
義仲の近くにいた女性に葵御前はいたけど、母ではないはず。
というか、義仲の母っていろんな説があって
遊女が母で~っていうので、頼朝から卑しい身分として
邪険に扱われたっていう話もあったよなあ…って思うと
……ん?どゆこと?に一部なったので
あまり知らない方がスっと入るのかもしれない。

それ言ったら義賢様、病気だけが理由ではなくて
信条と合わないから戦いに行かなくて攻められたわけだし
ちょいちょいハテナ飛んだ。吹き飛ばしましたが。

先に観に行った方からの感想として
義賢様の色気が~っていうを聞いてて
そこはさほど(笑)
そもそも色気とはなんぞや。仁左衛門の色気が最強なので
みんながいうところは、いまいち通じてないかもしれない。

ただ闘う義賢様。
というのが印象的すぎた。

いやー舘様、あれはもう増量していただいて正解というか
そうでないと持たないわ。
舘様の立ち回りと言ったら、刀だと思っていたけど
長刀で来たか!
長刀もいい。
本当に、どれだけお稽古したのかなあ…
だって長刀初めてでしょう…

見惚れました。

もともと戸板倒しがめっちゃ楽しみでした。
「滝沢歌舞伎」のなかでも、戸板倒しがあって
ドキュメントのなかで、戸板倒しの練習風景が見れます。
戸板の練習っていうだけで、ワクワクしてました。
が、私が驚いたのは、足元を見ないこと。
下で抑えているJr.くんたちを信用しているからなのか
死ぬほど度胸がいいのか、どっち???って思ったけど
「うわあ!好き!」って思った理由が
あの度胸の良さでした。

なので、また全然違う形とはいえ戸板倒しが見れるっていうのか
マジで感無量としか言えない。
ありがとうございます。
しかも近くてよく見えて嬉しい以外なかった。

正直怖かった。
大丈夫?っていうのもある。
私自身、高いとこダメだし、怪我したら…っていうのもあるし。
でも舘様ったら、堂々としてるのよ。
宮舘涼太ではなくて、源義賢として堂々と闘っている。

うわあ
義賢様カッコいい。イケオジ。どういうこと!?だった。

梯子のときもそうだけど
舘様の殺陣って役によって舞うようだったり、
無骨だったり変わるなあと思っていたけど
義賢様のときの殺陣は
「鬼気迫る」という言葉の他に何が合うだろう
まさに「鬼神」と言ったオーラを纏ってる

ねえ
この人誰…?
私は「誰」を見ているんだろう…


息を切らして、苦しそうに
たった一人で闘い
愛する妻とまだ見ぬ我が子を想い
多勢に無勢のなかで
ただただ気力だけで闘う義賢様

右を飲もうにも
敵はすぐ近くにいて
一口の水さえ飲めず
柄杓すら投げて闘う


そこにはもう
闘う義賢様
その人その姿しかそこになかった


仏倒しも凄まじいとしか言えない

この人は誰だろう
歌舞伎役者の普通に歌舞伎を見ているのか
源義賢という人が
今この場にいて闘っているようで
怖くなった


倒れて
そして
義賢様の命が尽きたんだと思ったら
ただただ泣けて仕方なかった

もっと愛する人達と生きたかっただろうに
愛する人達を守るために
逝ってしまった
誰にも看取られず
たった一人で逝ってしまったんだ


泣かずにいれるわけがなかった


葵御前が別れるときに離れがたくて
何度も何度も戻ろうとするシーンもそうだけど
ダメだって
こんなの見せられて泣かずにいられるはずないでしょ

なんやかんや言うて、義賢様と葵御前に泣かされた


正直、子供の時から静御前が大好きで、
この時代だと静御前と義経様が一番好きかもしれない。
いや!でも悲劇的すぎて、せつないから
義高と大姫も捨てがたい。
でもなあ…巴御前のカッコよさったらないから
巴御前と義仲かなあ…なんですが
義賢様と葵御前が急上昇してしまった…

困ったなあ…




あ!あと好きだったのが、お女中のシーンね
インスタで片岡千壽さんとか市川右若さんのストーリー見て
お二人を見るのがめっちゃ楽しみだった!
インスタで見るより可愛かった!





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