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【FX:EURUSD 2024.7.12】損切トレードポイント振り返り
今回は、2024年7月12日のユーロドルのトレードポイントについて振り返ってみたいと思います。
結果は残念ながら損切撤退となりました。
最近はNoteの投稿をする時間がなかなか取れなかったのですが、色々と反省ポイントが重なったため、忘れないうちに書き留めておきたいと思います。
なお、MAのカラーは以下の通りです。
週足: オレンジ
日足: 白
4時間足: 水色
1時間足: 赤
目次
1. トレード概要
通貨ペア: ユーロドル
トレード: ロング
損切幅: 13.4pips
期待利幅: 25pips
期待リスクリワード: 1:1.9
2. 環境認識
2-1.日足の環境
![](https://assets.st-note.com/img/1720784571591-GOZVcVvRWh.png?width=1200)
日足レベルでは、6月26日をボトムに上昇トレンドに転じている状況でした。
直前の昨日はCPIの発表があり、大きく伸びましたが一旦落ち着いてきたことから、上髭をつけています。
2-2. 4時間足の環境
![](https://assets.st-note.com/img/1720784517411-wVvD5eJhRd.png?width=1200)
このような環境下、4時間足レベルでも上昇トレンドを継続し、CPIによって大きく上昇したのちにやや戻して、四時間足レベルの安値切り上げポイントを形成してこようかという場面でした。
2-3. 1時間足の環境
![](https://assets.st-note.com/img/1720785848454-C4q8YhVlPB.png?width=1200)
一時間足では、CPI公表による大幅上昇から徐々に値を下げてきているところで、日本時間の朝7時の段階では一旦一時間足レベルの安値を切り上げそうに見せて、もみ合いになっていました。
前日のCPIは米国のマンスリー物価が久しぶりにマイナスになるという大きなサプライズがありました。
物価が下がるということは、だいぶ上がってしまった金利を米国が下げるかもしれないという期待がなされるところです。
指標により大幅に上昇した後には当然ある程度の利食いが入ってきますので多少なりとも相場は落ち着いてくるものですが、その後は当然指標によって動いた方向に経済が傾くこと(この場合は、米国が利下げするかもしれない→すなわちドル安の方向へのトレンド発生)が期待されます。
したがって、指標後に大きく動いてそれが落ち着いた後には、FXのチャートの観点からは改めてその方向へ伸びていくことが多いのではないかと私は考えています。
この観点から私は各通貨ペアでドル売りの方向でチャートが綺麗な通貨を選び、今回ユーロドルのロングを検討したわけです。
3. エントリー可否の検討
1. 抵抗帯確認
![](https://assets.st-note.com/img/1720786367013-eMTneZtSsS.png?width=1200)
今回のトレードでは、指標によって一気に伸びた後のトレードであり、一旦の目標は直近の高値あたりだと考えていました。
4時間足で見ると6月以来の高値水準であり、黄色の抵抗帯はちょうどCPIによって上がり、止められたラインとなりますが、ここまでは特段障害となるような抵抗帯は確認できません。
2. リスクリワード
いつも通りですが、チャネル・MA・過去の目立つ高安値をターゲットの候補にしており、今回は仮のターゲットは上記の抵抗帯までを一旦の目安としました。
したがって、想定されたRRは1:1.9でした。
少なくとも1:1.5くらいは見込みが欲しいなと考えているのですが、今回は
問題ない水準でした。
3. レジスタンスラインの有無
![](https://assets.st-note.com/img/1720786667214-mCdWhdlu5M.png?width=1200)
今回のエントリーポイントに関しては、上記の三角印のポイントで複数回レジサポラインが効いているように思われました。
若干の誤差はありますが、過去に何度も意識されているラインだったので、損切ラインとしてはWボトムの右側ではなく、このラインを採用する形にしました。
4. 一時間足MAの傾き
![](https://assets.st-note.com/img/1720786816895-3jrSIJidAB.png?width=1200)
エントリー足の21本前のローソク足は黄色の縦線のところであり、向こう4時間ほどは、より赤の一時間足MAの傾きが大きくなっていくことが予想される場面でした。
4. 結果
![](https://assets.st-note.com/img/1720787128790-5bXvZ3ltgh.png?width=1200)
赤矢印のポイントでエントリーし、その後青の一時間足の安値切り上げポイント直下にロスカットラインを入れておきましたが、一度下げたところでギリギリ刈られてしまいました。
これちょっと入るの早かったな、、、、 https://t.co/NE05Qasnap
— Snowman_FXトレード戦略 (@5656_Snowman) July 12, 2024
実はエントリーした瞬間に気が付いていたのですが、これ、もうちょっと待ってしっかりとWボトムが認識できる形が形成されてからエントリーすべきだったと思いなおしました。
FXのトレードにおいてはチャートの「わかりやすさ」は非常に重要で、多くのトレーダーがWボトムを認識できれば、ネックラインを抜けた時に上方向だと思う新規エントリーのトレーダーの参入や、それを目安に損切するトレーダーの買い注文を巻き込んで上昇することが期待できます。
しかし、今回の私のエントリーは損切ラインを小さく抑えられるメリットはあるものの、多くのトレーダーが明確にWボトムを認識できるか?というとかなり疑問だと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1720787551346-7oIw175oeT.png?width=1200)
エントリーした瞬間はチャートの右側が形成されていないので気が付きにくいですが、上図のようにみてみると別のWボトムが見えてきませんか?
そして、この形のネックラインを上に抜けたらなんとなく上に伸びそうな感じがします。
この後の推移は以下の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720787656369-N5L7fq0ud9.png?width=1200)
結果論ではありますが、ネックライン抜けからしっかり上昇している形になっています。
この後更に上昇するか否かは神のみぞ知るですが、今回のエントリーはローソク足が若干MAに近接していなかった点も反省すべきポイントだと思います。
要するに勇み足のトレードであったと思います。
やはり、上記のようなしっかりとしたWボトムの形成を待ち、それがかなわないようであればそれはエントリーすべきポイントではなかったということで諦めるくらいの姿勢が必要だと思います。
今回、ワタシはエントリー直後にマズったと思いましたが、直後に下げてしまったこともあり、(仕事もありましたが)そのまま放置してしまったことも大きな反省ポイントだったと思います。
放置するにしてもせめて利確ラインを建値のところにして、一旦離脱して、改めて自分が正しいと思うポイントで再エントリーしておけば、損切にならなかったばかりか、幾何の利益は得られただろうと思います。
本当は損切ラインを上に引き上げることもためらっていたのですが、其処は何とか引き上げました。
結果としては引き上げなければ損切ラインに係ることなく上昇したわけですが、それはあくまで結果論。
フル損切になるリスクだってあったので、ここは損切ライン引き上げが正しい判断だったと思います。
今回のトレードは以上となります。
失敗トレードをさらすのはあまり気持ちの良いものではありませんが、最近(ラッキーも含めて)綺麗な利益トレードが続いていたので、自戒の意味も込めて記事にしてみました。
トレードが安定してきたな、と思った時ほどこういうミスを犯すということを認識して、油断せずに真剣にトレードに臨みたいと思います。
皆様の参考になれば幸いです。