巢の宇ラズリ誕生秘話-夢が叶うまでの道のり-
スタジオ制作の話よりもオーナー自身の話が中心となります。
ざっくりと
巢の宇ラズリを作った人はどんな人なの?
作るまではどんな事をしてたの?
という内容になると思います。
また、進路が決まったりこれから社会人になる方
これからお先真っ暗かもしれない方
こんなやつもいるんだなぁ〜ぐらいに思いながら見て頂けると嬉しいです。
-巢の宇ラズリを作った人はこんな人-
まず、私は趣味でコスプレやカメラを楽しんでいる者です。
ですが、今はありがたい事にスタジオのお仕事が忙しかったり、プライベートの関係でなかなか出来ておりません(本当はコスプレしたくてたまらない私)
小さい頃からアニメやゲームや漫画が好きで、中学生の頃に部活の先輩に東方projectを勧められた事がきっかけでどっぷりハマり
高校生1年生で初めて魂魄妖夢というキャラクターのコスプレをしたのが、私のコスプレイヤー人生の始まりでした。
コスプレだけではなく東方vocalというものもやっており、毎週のように北陸のイベントや都内のイベントにたくさん行ったり、カメラを持ってお出掛けするようになりました。
そして、小さい頃から自分を表現したいという思いが強く
将来の夢はモデルや歌手、デザイナーやカメラマンになる事でした。
-夢を叶えるまでの道のり-
私は高校3年生になってからクラスに馴染めずに、半年間不登校を経験しました。毎日泣いていた記憶しかありません。
そして出席日数や成績がギリギリになりながらもなんとか高校は卒業し、美術系科目のある学校に進学して、絵を描くのも下手くそで落ちこぼれでしたがこちらもなんとか卒業をしました。
でもこれから何がしたいか、何になりたいか
はっきり決める事が出来ませんでした。
当時、就活はほとんどせず
ですが現実的な事を考えて1社だけ気になっている会社を受けてみようかなぐらいの気持ちで面接に行きましたが、失言をしてしまったりうまく言葉が出なかったりで結局落ちました。
そこからしばらくフリーターでした。
何かやりたい事が見つかるかもしれないとモデルのオーディションを受けたり少し仕事もしましたが、そこまで花は咲かず
諦めて普通に会社員として働く事を決意しました。
ちょうどその頃に結婚をし、会社員になってから収入は安定してましたが
好きでもない仕事を無理矢理して、頑張っても頑張っても自分の身にならず、まるで鳥籠に囚われているようでした。
本当に自分がやりたい事ってこれなのかな?
これで人生終わるのかな?
働いていて段々と違和感が芽生え、人が急に怖くなり今まで普通に話をしていた同僚とも距離ができ、仕事のミスも増え、毎日のように悪夢を見ては寝れなくなり
気づいたら私はパニック障害や鬱病になっていました。
仕事は退職し、通院してカウンセリングも受け、薬を飲み、夫や家族に支えられとにかく趣味に没頭しました。
ピアノを弾いたり、歌ったり、色んなSNSで発信してみたり、筋トレしたり
アンティーク雑貨を買ったり、鉱物を集めたり
コスプレをしたり…
そんな自由な生活を続けているうちに鬱病の症状もすっかり良くなりました。
そして、心に余裕ができ始めた頃
学生当時取る気が無かった色彩関係の資格なども取得し
『本当に自分が自由に楽しく出来る仕事とは何か』
を、真剣に考えるようになりました。
そしてある日、お義母さんから
空き部屋があるんだけど、何かに使わない?
という声を頂きました。
それが私にとってのチャンスの神様でした。
自分が楽しめる空間を作ってみたい
これが始めに浮かんだ自分の思いでした。
次回に続きます。