安藤忠雄@新国立美術館

 建築に強い興味がある訳ではないけれど、昔、おじいちゃんが設計図を描くのを見ていたり、親の影響もあってか(自営業が建築関係なので)小さい頃から「家」に関するお仕事は、いつも私のそばにありました。
 私自身も小学生になってから、「マイホームドリーム」というプレーステーションソフトにハマって、一日中掛けて家づくりを楽しんだり、リビングの家具を組み合わあせて秘密基地のような小さな家を作って、遊んでいました。

 大学4年生の就職活動では、まわりとの劣等感を抱きながら、なんで同じようにスーツを着て、興味もない仕事をやりたいと熱心にアピールしなくてはならないのだ!と、真面目に自分と上手く向き合えず、「とりあえず好きな事をやろう」と応募したのが、某家具屋さん。憧れの雑貨屋で働けると思って応募したのですが、そこは家具メインのお店だと入社してからわかり、4年間インテリアの知識を学びながら、日々自分との戦いでした。。。
 それから仕事とはと言うと、全く違う世界のエンタメ業界に転職し、そこでは、好きなもの同士が惹かれて合ったかのように、インテリア大好きな上司との素晴らしい出会いもありました。

 違う世界にきて、思うこと。

 やはり、わたしは「家」が好きだ。

 安藤忠雄さんについては、遊び心をもったユニークな方なんだろうと想像しました。所々に現れる、人のコラージュ。笑える。ほしよりこさんを思わせるお人柄を感じました。

 「きっと住みにくい家。だけど、長い間そこに人が住んでくれている」

 いい仕事だなぁ、本当に。ただひたすら、そう感じました。

 自分の挑戦を、社会に貢献できるひと。まさに成功者、そして、実力家。挑戦することを辞めない。

 ただひたすらに進むことで、繋がっていく強い「なにか」を感じました。

 この世界で、この業界で、この会社で、
 わたしには、何が出来るだろう。

 そのことを考えずにはいられない、そんな展示会でした。

 そして、直島、いこう。

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