高校生の皆さんへー欠課時数について
「教職志望者の方へー欠課時数について」は、相変わらず、私の記事の中ではアクセス数ダントツ1位です。
たぶん学生や保護者の方がご覧になっていると思いますが、教職志望者向けのは、あくまでも教員用なので、高校生向けで書いてみることにしました。
【欠課時数とは】
そもそも欠課時数とは、各教科科目の、休んだ回数です。
1日欠席すると、その日6時間あれば、その日授業のあった科目にそれぞれ欠課1が付きます。
本来、必要なのは出席数ですが、計算のために欠課の方を数えます。
【具体的な欠課時数のカウント】
欠課時数はどこで見るかと言えば、通知表です。例えば、2022年度入学生なら
「現代の国語」成績△△点、欠課時数○○
「言語文化」成績□□点、欠課時数✖️✖️
という内容が表になって、成績表ないしは通知表に載ります。
成績は各学期を平均しますが、欠課時数は各学期の欠課を全部足して、科目毎に年間欠課時数♦︎♦︎という感じで、書かれます。
【単位数による欠課時数】
欠課時数が多いと、成績が良くても単位が取れません。
欠課時数は、1単位あたり三分の一を超えるとアウトです。1単位は週一回の授業を1年間受けるという意味です。授業は年間35週あることになっています。
つまり35÷3=11あまり2なので、1単位の科目は基本、欠席12回で規定を超えてしまいます。
ただし、年間授業数が35週というのはギリギリの数なので、もう少し余裕をもたせているはずです。また3で割ると端数が出て間違いが起こりやすいため、欠課時数オーバーの数は、単位数ごとに学校によってきっちり決まっています。
コース選択によっても、同じ科目名で単位数が違うこともあり、同じコースでもコロナやインフルエンザなどによる出席停止で数が減ることもあるので、クラスメイトと欠課時数オーバーの数が違うことがあります。
【欠課時数オーバーの心理】
あまり前もって欠課時数オーバーの数が公表されていないのは、しばしば高校生は、要領が良いつもりで、休めるならとギリギリまで休み、「あと一回しかない」と思ったときに、意外と脆いからだと思います。
よくあるのがバイトと両立させて上手くやってきたつもりでも、あと一回となると「もう休めない‼️」と精神的に追い詰められ、もうダメだと休んでしまったり、逆に休み癖がついていて、3学期など風邪が流行ると数えていたのを忘れてうっかり休んだり、また、休み過ぎで成績が取れなかったりするのを見てきました。
数字を見つめ過ぎると、大体ダメなほうに転ぶようです。
【欠課時数と担任】
一般的には、欠席が4分の1を超えると、担任から警告が出されることになっているものですが、担任は、生徒の欠席理由によっては出席するようにあまり強く言わないことになっているので、留年する気がないなら、ちゃんと担任にそう言っておくべきです。
【欠課と欠課時数の注意点】
以下は、諸事情により、有料にします。
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