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日本語教育学会2日目

 先程日本語教育学会2日目が終了しました。非常に勉強になりました!すごくおもしろかったです!私には聞いた発表すべてが勉強になりました。事前にちゃんと予習をしなかったのが悔やまれる😢ダメですね・・・。少しずつ内容を書いてみたいと思います。

 今回多いなと思った発表キーワード:技能実習、就労現場の日本語、子どもの日本語支援、特定技能、ビジネス日本語

 やはり、「就労の日本語」「子供の日本語」「特定技能・技能実習」はこれからのキーワードになると思います。それから地域日本語教育も引き続き多い印象でした。これからビザの範囲が広がり、外国人の定住が増えるとその就職先での日本語教育が必要となり、その家族に広がっていくというイメージでしょうか。子供がいれば子供の学校教育上の日本語教育が、仕事も学校もない主婦のような方は地域日本語教室で日本語を学ぶ・・・という世界が描けるのかと思いました。これからの日本語教育の行先ですね。

 ますます日本語教育は多様化していくでしょうね。留学生対象の日本語教育はしぼんでいくのでしょう・・・・。

 私が関心のある分野:就労の日本語、地域日本語、ライティングの日本語、ルーブリック評価について

 私は今回は↑上記中心に視聴しました。まずは「ライティングの日本語」「ルーブリック評価」について書いてみます。

『作文評価のための教師用ルーブリックの作成と試用』伊集院郁子先生(東京外国語大学)他4名の先生方のご発表

 数年前から作文と発表評価にルーブリックを用いています。ルーブリックというのは点数だけではなく言語項目によって学習者の作文や発表を評価することです。私は以前から文法や漢字など点数で客観的に示しやすい分野と作文や発表のように点数で評価しにくい(学習者に伝えにくい)ものがあると思ってきました。そこでルーブリックの存在を知り、少しずつ勉強して実践してきました。

 今回聞いた発表では、大学の教員9名が作文6編のルーブリック評価を行い、①点数による評価(包括的評価というらしい・・・。いわゆる点数による評価のことと理解しました。)と、②ルーブリック評価の差異を見るというもの。

 結果は、「下のレベルの学習者の作文はルーブリック評価のほうが包括的評価より評価が高くなる」というものでした。この点については先生方の考察は、

・ルーブリック評価のほうが採点項目が多く、高くなりやすい

・ルーブリック評価のほうが低いレベルの人の能力を細かく見つけられ、評価が高くなりやすい。(たとえば文法のミスが多かったとしても何かキラリ!☆と光るものがある!など・・・)

 ということが考えられるとのことでした。(↑これは私が発表を聞いてメモした解釈です。)なるほど~ととても興味深く思いました。細かく評価できるというのは、学習者に伝わりやすいということ。そしてただ点数で出されるよりも言語項目で採点基準を出してもらえればより適切に自分の能力がわかるのではと思います。何より、ちょっとでもいい評価をもらえたほうが学習者にとってモチベーションが上がるのでは?!と思いました(笑)私の学校はあまりレベルの高い学習者ではないので、いわゆるペーパーテスト(EJUやJLPT)だとあまりいい結果ではありません・・・。これも問題だとは思うのですが、テストで測れるだけが能力ではないはずです。たとえば文法、発音はめちゃくちゃでも何とか伝えようとがんばる力、生きる力があるとか。これは一つの能力だとも思います。それらをうまく拾い上げられる評価・・・それがルーブリックでできたらいいなと思いました。

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