心はギブアンドテイクじゃない
新年からとっても疲れました。
あけましておめでとうございます🎍
義実家から自宅に戻り、ようやく心の平穏を取り戻しつつあります。やっぱり夫と暮らす家が最高に大好きだ。
私は昔から人様のお家に泊まることがあまり好きではありません。実家から少し離れたところにある祖母の家には、中学生頃からは泊まった記憶がほぼありません。
友達の家も同様です。遊びに行くことは好きだけど、泊まるのは無理。逆に友達が自分の家に泊まるのも嫌です。
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友達の家ならまだ「行かない」という選択肢がとれるのですが、義実家となると全く行かないということはできず、年末から頭を悩ませていました。
なぜそこまで嫌なのか。これは人によっては「大変失礼」と感じることがあることは重々承知しているのですが、以下のような自覚があるからです。
すみません…。自分が何を言っているのかは重々分かっています。分かっているから、行きたくないのです。行った先に幸せな未来が見えていないので。だったらお互いに幸せになるように、最初から袂を分けておきたいのです。可能な限り予防策を講じてから挑みたいのです。
でも、初めてのお正月でそんなことを言えるわけがない。向こうの家族も美味しいおせちを用意して待ってくれている。どうしよう。行きたくない。行きたくないけど、もう心を無にしていくしかないのだ。(お正月からこんなに戦闘モードの人いる?)
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もうひとつ。大きな要因は義母の性格です。
ここから気分を悪くされる方がいたら申し訳ないのですが、本当にしんどいと感じることがあります。
まず、人の話を聞いていない。夫のお母さんなのでもちろん大切な存在です。私も今まで理解しようと何度も考え、歩み寄りました。でも無理なのです。全てが「自分が話したいこと・聞きたいことだけ」なのです。理解できないものはお断り。話の切り口が全て「人の噂」で成り立っている。
今回の帰省で一番嫌だったこと。それは私の家族のプライベートなことも聞いてくる。それも純粋に私のことを知りたいということではなく、「聞くことで自分が満足したい」というのが透けて見える気持ち悪さ。田舎&世代あるあるかもだけど、他人のプライベートな話を養分に(口が悪くてすみません🙇)人間関係を築く方っていませんか。女性に多いんですかね。あの感じが私の家族にも侵食されている気がして、本当に吐き気がするのです。
でもしょうがないですよね。企業にも勤めたことがなくて、ずっと狭い田舎のコミュニティーで過ごしている人に、転職とかフリーランスとか言っても通じないですもん。話題を広げたり質問するという発想もないし、相手がどう思うかも考えずに発言してしまう。きっと誰も言ってくれる人がいなかったんだろうなと思います。
ありがたいことに夫も同じことを思っており、いつかは伝えないとなと思いつつ、離れて暮らしているためなかなか機会がなかったそう。なので私の思い切った告白(ここまで赤裸々に伝えていませんが)にも、「誰でもそう思うと思う。俺もそう思っていた。」と飄々としていました笑
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とまあ散々言ってしまいましたが、今回の帰省を通じて自分自身について知るきっかけにもなりました。今まで人間関係において、
・自分の大切な人とは良い関係を築けるように努力する
・相手が嫌な気持ちにならないように配慮する
・知らないことにも興味を示して勉強する
こんなことが染み付いておりました。「自分の努力」で良い人間関係を築けると思っていました。そしておこがましいことに、「私にはそれができる」という自己効力感すら持っていました。
でも、無理でした。合わない人とは合わないし、自分が努力したところで平気で傷つけてくる人もいる。抱いていた心の中の理想は、現実世界では起こらないことを感じつつあります。それは悲しいことではなく、外の世界に合わせて生きなくていいということを教えてくれました。
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もちろん、義母についても「拒絶」はしていません。大人としてちゃんと「ありがとうございます」は言いますし、おもてなしをしていただいたことに関しては心から感謝しています。ただ、「相手によく思って欲しい」とか「同じ分だけこちらも返さないと」って思うからキャパオーバーなことをしてしまう。そうではなく、「ありがとう」と思ったら、思うだけでいいし、それを伝えたいと思ったら伝えるだけでいい。それ以上のことはしなくていい。それ以上のものを返したいと心から思ったら、その時はそうすればいい。相手のギブと同じ量を返さなくていい。相手が満足するためのギブなんて、身も心も長続きしないもんね。
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月日は経って人は変わっていくし、きっと今と状況も何年も続かないでしょう。だからこそ、あまり真剣に向き合いすぎず、さらっと流したりかわしていく術を身につけていくことは重要だなと思います。なので、今後は
上記のことがわかっただけでも、今回帰省した甲斐がありました。(前向き✌️)
そして、改めて私は外部の環境や人に左右されやすい気質があることが分かったので、両親(義実家含め)が近くにいる環境ではなく、夫と二人で過ごしていきたいという気持ちも再確認することができました。もし子供が生まれたとしても、私たち二人の価値観のもとで育てていきたい。これは前から夫とも意見が合致しており、今回の帰省を通じてさらに強固なものになりました。
何よりこんな私の思いを一ミリも否定せず、寄り添ってくれる夫の存在が本当に大きい。自分が大切にしたいと思う人を、これからもずっと大切にしていきたい。
時にはしんどいなと思うことも経験することもあるけど、自分にとって大切な価値観を見つけられるチャンスだと思って、2025年も肩の力を抜いて過ごしていきたいです🌷