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子宮全摘手術 入院3日目 術後1日
朝に足のポンプ、パルスオキシメーター、尿カテが外れた。
個人的に導尿カテーテルは一番つらかったので、取れたことが本当にうれしい。
尿は勝手に出てるのに、ずっとトイレに行きたい気持ちが消えることがなく、精神的にきつかった。
抜くときは看護師さんがトイレまでついてきて抜いてくれたが、注射器で尿を抜かれるのがあまりにも痛すぎて泣きそうだった。
膀胱炎のような痛みで、そのあともなかなか排尿できなかったくらい。
とりあえずもう死ぬまで尿カテはやりたくない。
点滴が漏れて腕がパンパンになっていることに看護師さんが気づき、やり直すことに。
私の担当はおそらく20代前半であろう若い新人さん。
朝に別の看護師さんに採血されたが1度失敗しており、初日の点滴失敗を含め結構両手がアザだらけの状態を見て、ベテランナースさんらしき人を連れてきてくれた(その判断、本当にありがたい)
結構痛かったがなんとか1度で成功しほっとした。
歩いたほうがいいらしいので歩いてみることに
いろんな人の体験記をみて歩いたほうがいいということは知っていたので、とりあえず近くの自販機まで飲み物を買いに行く。
アプリを経由して電子マネー決済できるので、財布をもっていく必要がないのがありがたい。
いろんな管が外れた解放感で気持ちは明るかったが、動くと鎖骨あたりが死ぬほど痛い。
ついでに抗生剤の点滴が逆血しているのでナースセンターに直接行って直してもらった。
レンタルしたパジャマはポケットがないし、持ってきたパーカーは点滴があるので肩にかけるしかできず、スマホをどうしようか悩んだのだが点滴スタンドに乗せて移動することが多かった。
もし今度入院することがあれば、ポケット付きのポンチョやストールがあれば便利だなと思う。
棟内を歩いてみると、患者はやはりおじいさんばかりで、認知症の人、重症そうな人がたくさんいた。
最初の個室は静かだったのだが、トイレシャワー付きの個室に移ってからおじいさんの声が1日中騒がしい。
恐らく右も左も正面もおじいさん。日本の人口のほとんどはおじいさんなのかもしれない。
痛み止めは服薬へ
痛み止めは点滴ではなく服薬に変更になった。
ロキソプロフェン、レバミピド100を6時間あけて飲む。相変わらず下痢が続いているので、ビオフェルミンも処方してもらった。
ただ、ロキソニンだけでは痛みが我慢できず、カロナールも追加で飲んだ。
今思えば、生理痛や頭痛で普段から飲んでるロキソニンで、手術の痛みを耐えないといけないのはなかなか地獄だ。
ずっと夫に「痛い」とLINEを送り続けて気を紛らわした(きっと迷惑だっただろう)
突然お腹がカチカチに腫れ始める
午後になるにつれて、ガスのせいかお腹が膨らんで岩のようにカチカチに。
レンタルパジャマのズボンをサイズアップしてもらうと、苦しさがだいぶマシになった。
自分でパジャマを用意する人は、術後お腹が膨らむことを想定しておくことをおすすめする。
ワンピースタイプのほうが締め付けはないかもしれないが、個人的にはセパレートのほうが傷口なども見せやすいと思う。
ショーツはマタニティショーツをもってきて本当によかった。
夜に点滴が取れたので、寝返りなどはうちやすくなった。
あとは硬膜外麻酔さえ抜いてもらえれば、点滴スタンドを持ち歩かなくてよくなるのに…
ストップしていて何の意味もないのに、ずっと背中に少し痛みがあるのが気持ち悪かった。
まぁきっとこれは麻酔科医ではないと抜くことができないのだろう。
お腹が苦しくて仰向けになることができないので、ベッドの頭部分を起こしてイスのようにして眠ることにする。
そういえば本来の子宮は80gのところ、私の子宮は180gあったらしい。
夫が術後に見せてもらったらしく、「見たいって希望したの?」と聞いたら術後の説明のため部屋に入ったらテーブルのど真ん中に子宮が置かれていたらしい。
血が怖い夫だが、先生があまりにも普通に触るので標本みたいな感覚だったと言っていた。
その様子を想像するとなんだかおかしくて笑ってしまう。
明日になれば痛みはマシになるだろうか。
ほぼ座っている体勢なので、眠りに落ちかけるたびにガクッとなっては起きる、を繰り返しながら朝を迎えた。
辛い、寝たい…手術してよかったと思える日が早く来ればいいな。