SNS投資アカウントから続々と爆益報告がある一方、労働者の実質賃金は15ヶ月連続でマイナスという状況
投資アカウントが続々と資産額の過去最高更新を報告
SNSのアカウントを見ていると、投資以来、資産額が過去最高を更新している人が多いようです。
それもそのはず、有名な投資信託の基準価額は過去最高を更新しています。
基準価額がこれだけ上昇しているのは、株高による影響と、昨今特に影響があるのは、円安による為替の影響です。
投資アカウントの中でも投資している人が多いであろう、上記2つの基準価額は過去最高を更新しています。
投資をしている私も4年で資産が4倍になり、本日も資産額が過去最高をマークしています。
あと数年で億り人かなというところまで来ています。
円安のトレンドは終わらず ドル円は147円を突破 円は年初来安値を更新中
財務省の神田財務官による口先介入が発生するなど、政府もこの円安を注視しています。(ロイター記事)
一方、労働者の実質賃金は15ヶ月連続でマイナス推移が続く
実質賃金は15ヶ月連続でマイナス推移
春闘を経て名目賃金は上昇したものの、物価の上昇には追いつかず、実質賃金は15ヶ月連続でマイナス推移となっています。労働者にとってはかなりの経済的負担です。
家計調査における支出と実収入もマイナス
9月5日に総務省から公表された家計調査を見ても、支出と実収入の両方で、名目値、実質値ともにマイナスとなっています。
レギュラーガソリン価格は過去最高額を更新 186.5円/リットル
また、9月6日に経済産業省から公表された、給油所小売価格調査をみると、レギュラー現金価格が186.5円と統計以来過去最高を更新しています。
Xにも掲載しましたが、186.5円/リットルという価格水準は、車が必須アイテムの地方にとってはかなりの経済的負担になるレベルかと思います。
私も車のガソリンを満タン補充した際の合計金額に驚きました…。
対策の有無で経済的格差が拡大する
以前にも同様の記事を書いていますが、投資の有無による経済的格差の拡大ががさらに顕著になってきているように思います。
GDPの改善、GDPギャップのプラス改善、名目賃金上昇などの、「表面上の」デフレ脱却が進んでいるように見えますが、それぞれの項目を詳細にみていくと、やはりコスト・プッシュ・インフレで国民の購買力が削られ、日本経済としてはあまり良くない方向に進んでいるように私には見えます。
政府の経済対策いまいちです。自分で対策をしていく必要があると考えます。対策をしなければ、知らず知らずのうちに、どんどん経済的弱者の側に追いやられていきます。
来年から新NISAが始まります。世の中の投資気運が高まっている状況です。これを機に、自分の資産を防衛するという必要性を多くの人が感じられるようになると良いと思います。