【3000回デュエルした壊獣カグヤ使いが教える】壊獣カグヤで採用されるカード紹介【シーズン23版】
この記事は2023年11月現在の記事になります。
ようやく新カードを使い込んで、カードを理解し、納得のいく記事を書けるようになった為、今回は筆者がシーズン23で採用した新カードを紹介していく。
筆者が使っているデッキ紹介は次の機会にでもしたいと思う。
必須採用群:★★★
ランク8三銃士
機巧蛇-叢雲遠呂智
獣王アルファ
未界域のビッグフット
壊獣カグヤのレベル8モンスター。
パワーカードのため、こいつらが抜けることはない。
それぞれのカードは遊戯王マスターデュエル配信当初から存在したカードのため、筆者の過去記事で詳しく解説しているが、改めて解説すると、叢雲遠呂智の効果①、効果②はターンに片方一回ではあるものの、相手の先行ターンは自ターンの回数に入らない為、相手のターン終了時特殊召喚、メイン1で表表示モンスター破壊やメインフェイズ1終了後、バトルフェイズ叢雲特殊召喚ダイレクトアタック2450ダメージなどニビルケアをしながら、予想外の場所から打点を作れるのが非常に優秀。
アルファに関しても、「モンスター効果を発動しない特殊召喚」であるため、モンスター効果を発動した時に無効化するモンスターがいてもお構い無しに特殊召喚できるのが優秀。
またこの特殊召喚はターン1ではないため、バウンス効果使用後に再度特殊召喚出来ることも覚えておきたい。
2チューナーであるBF-下弦のサルンガと組み合わせて、相手の妨害をすり抜けながらフルールド・バロネスを立てることが出来たりする。
バウンス効果も強力で対象を取らないバウンスであるので、「対象にならない」モンスターでもお構い無しにバウンスを行うことが出来る。
例えば、双穹の騎士アストラムなどもバウンスすることが出来る。
バウンス効果使用後は「ダイレクトアタックは出来なくなる」が、モンスターへの攻撃は出来ることとランク8エクシーズの素材としては使えることを覚えておきたい。
ビッグフットに関しては、特殊召喚が不安材料ではあるが、打点が申し分ないことと、自信が手札から捨てられた場合に、表表示のカードを破壊できる点(モンスター以外も対象に取れる)が優秀すぎるため、不安材料を考えても壊獣カグヤにとって、必須のカードとなる。
特に手札で腐っているディメンションアトラクターや、効果サーチしたカグヤの二枚目、同じく効果サーチしたクシャトリラ・フェンリルの二枚目などをコストに出来た時がもっとも最効率となる。
妖精伝姫-カグヤ
デッキ名にして、最強の通常召喚枠。3枚。
壊獣カグヤは通常召喚はほぼ行わない為、通常召喚が余ることが多いが、このカードで余った通常召喚を使用して補完することが出来る。
このカグヤの使い方で壊獣カグヤ使いの力量が計れることだろう。
まず、カグヤのサーチ効果は、自身の除外されたカードと墓地の中に、カグヤが2枚ないかを確認してから使用する。遊戯王マスターデュエル特有だが、効果が2つあるモンスターはどちらの効果を発動しようとしているか分かりづらすぎるため、間違えてバウンス効果を使用することがないようにしたい。
また、このサーチは相手の握っている手札誘発チェックも兼ねており、手札誘発を打たれたら、そのチェーンに効果②のバウンスを起動することで、誘発エスケープが出来ることも覚えておきたい。
特に無限泡影などのフィールド上での無効化に強く、バウンスによって手札に帰ってきた時は、カグヤが手札では無効化されてないので、カグヤをもう一枚手に入れられる。
この増えたカグヤを使って、枚数を増やした状態で未界域のコストにしていく。
バウンス効果は「確定バウンス」が存在する。
例えば、相手が1ターン目メインフェイズで、クシャトリラ・フェンリル(準制限)のサーチ効果でクシャトリラ・フェンリルを持ってきている場合は分かりやすい。
場に出ているクシャトリラ・フェンリルとハンドに持っているクシャトリラ・フェンリルで、合計二枚が見えており、相手のデッキの中にはクシャトリラ・フェンリルはいないことが分かる。
つまり、この状況でクシャトリラ・フェンリルにバウンス効果を起動すれば、確定バウンスを発生させることが出来る。
また、マクロコスモスの効果を内包しているクシャトリラ・アライズハートに対しても、デッキ内の枚数に関わらず、アライズハートの永続効果で「墓地に落とすことが出来ない」ため、確定でバウンスが使えることを覚えておきたい。
これはディメンション・アトラクターを手札誘発として使用した環境下でも、同様である。
クシャトリラを例に出したが、どのデッキでもEXデッキ内に同じカードが2枚以上入っていないことも多いため、EXモンスターに対しては強く出れることも意識するべきだ(例えば、I:PマスカレーナはEXデッキに一枚しかいないことが多い)。
クシャトリラ・フェンリル
猛威を振るっているクシャトリラ軍の一翼からカグヤの友達に。2枚全投入。
クシャトリラ・フェンリルの強いところは、自身をサーチできるところ。
つまり、手札から召喚されてマイナス1枚なのに、また手札が補充されて元通りになる点。
これにより、未界域のビッグフットの召喚確率が上がるし、ビッグフットがいなくても後続を確保することが出来る。
手札消費の激しい壊獣カグヤにとっては、手札の消費がないカードは優遇される。
そして、このカードが優先的に採用される理由は、このカード単体で妨害を行えるからである。
通常、シンクロやエクシーズを行わないと妨害できないこのデッキにおいて、一枚で妨害や相手の手札誘発の避雷針になることが出来るのだから、採用しないわけがない。
今シーズンにおいて、最強のカード。
手札誘発群
・ディメンション・アトラクター
・灰流うらら
・増殖するG
・無限泡影(雪花の光なしの場合)
・エフェクトヴェーラー(雪花の光ありの場合)
・屋敷わらし
・朔夜しぐれ
・ドロール&ロックバード
・DDクロウ
壊獣カグヤは後攻スタートのため、手札誘発がデッキの約3割程度占める。
環境に応じて、手札誘発は変更したい。
ただし、ディメンション・アトラクター、うらら、増Gは全投入確定で良い。
屋敷わらし、朔夜しぐれもかなり強い印象。
枚数は40枚デッキでだいたい13枚前後にするとちょうど良い印象。
2チューナー群
・BF-下弦のサルンガ
・生きる偲びのシルキィ
主にフルール・ド・バロネスや相剣大公-承影を出す枠。2枚採用。
フルール・ド・バロネスで1破壊、1妨害することが多い。
また、承影でダメージを取りに行くこともある。
BF-フルアーマード・ウィングを出せるサルンガの優先度が高い。この場合、更にサルンガは墓地から除外されると1破壊の選択を取れるのが大きい。
モンスター効果を使用しないで特殊召喚できるサルンガに軍配が上がるか。
ただ、シルキィも強い。
ドローソース
・雪花の光(モンスター軸)
・強欲で貪欲な壺(モンスター+魔法、罠軸)
基本的にカグヤのドローソースはこの二枚。
雪花の光は準制限であるため、若干弱い。
強欲で貪欲な壺は、デッキが高速で削れる為、強欲で貪欲な壺を三枚使える43枚以上でデッキを組みたい。
筆者は基本的に不安定なカードは採用を見送る傾向にあるよ。
だから、強いカードも必須採用群から外れているかも。
ただ、もちろん、安定を求めたカードだけだと環境デッキに勝てないから、ちゃんと次に紹介する採用検討のカードも採用しているよ。
あ、ちなみに今回はEXデッキの紹介はないのは、あまりにも項目が多くなって書ききれなかったからなんだって。
大体、この記事で名前の出てきてるものと筆者の昔の記事で紹介されているエクシーズモンスターが採用されているよ。
採用検討:★★~★
壊獣または倶利伽羅天童
壊獣が強いときもあれば、倶利伽羅天童が強いときもある。
環境によって、どちらを三枚積むかを決める。
ビーステッド群
・深淵の獣マグナムート
・深淵の獣ドルイドヴルム
相手の墓地を除外しながら、召喚できると強い。
打点となるのも良い。
強いのだが、相手の展開に闇と光がないことも多く、もどかしいカード。
自分からアトラクターやエフェクトヴェーラーなどを落とせするように構築する必要あり。
その他ランク8
・フルール・ド・サージュ
・妖眼の相剣師(+白の聖女エクレシア)
・未界域のサンダーバード
エクシーズ用のモンスターが足りないと感じた時に採用。
フルール・ド・サージュはカグヤ、白の聖女エクレシア、パンクラトプスを対象にバックを割ったり(上記対象は破壊時に場から逃げられるため、自分は損がない)、強い動きが出来る。
ただ、積みすぎるとアド損を発生させるので、積んでも二枚か。
妖眼の相剣師は手札で腐ることも多いので、絶対採用、とはいかない。
自ターンにフルール・ド・バロネスの無効効果を使用してしまい置物になったバロネスを次の相手のターンに妖眼の相剣師に変えて、1妨害作るなどの動きには魅力があるのだが、安定しないカードはなかなか採用しづらい。
未界域のサンダーバードは単純に枠がない。
4枚目の未界域のビッグフットで使うかというところ。
やっぱり使わない……だろうか。
サイコエンド・パニッシャーギミック
・デストルドー(このカードと組み合わせる)
・終末の騎士
・おろかな埋葬
・シューティング・ライザー・ドラゴン
サイコエンド・パニッシャーは今シーズン最強のフィニッシャー。
デストルドーでHPを減らしながら、場のカグヤ等の★4を対象に特殊召喚し、デストルドーを★3チューナーにして、★8のモンスター一体とシンクロ召喚することで、効果を受けない耐性持ちの最強フィニッシャーの完成。
ただし、安定感がない。
デストルドーが手札で腐ることも多く、強いのだが、弱いときもあり、すごく悩ましいカードと言える。
終末の騎士はデストルドーを墓地に落として、終末の騎士を対象にデストルドーを墓地から特殊召喚で、デストルドーを★3チューナーに、以下略。
手札にデストルドーがいる場合は、叢雲を墓地に落とし、叢雲を墓地から特殊召喚でサイコエンド。デストルドーがいない場合は、手札のもう一枚の★8を使用してエクシーズなどの動きが可能。
おろかな埋葬も同様。
この二枚はデストルドーと叢雲、シルキィのために存在している。
シューティング・ライザー・ドラゴンはレベル調整用。
場にレベル6以下のモンスターがいる場合で、手札か墓地にデストルドーがいる場合はレベル調整が可能。
例えば、場にビーステッドモンスター★6がおり、手札にデストルドーの場合、ビーステッドモンスターを対象にデストルドーを特殊召喚、★1になったチューナーデストルドーとビーステッドでシューティングを特殊召喚し、墓地にカグヤを落とすことでシューティングが★3になれる。
魔法/罠カード群(非雪花の光型)
・ライトニングストーム
・ハーピィの羽箒
・心変わり
・精神操作
・サンダーボルト
・三戦の才
・三戦の号
・拮抗勝負
相手のバック破壊と全体除去を考えたときに採用したい二枚のカードはハーピィの羽箒、ライトニングストーム。
ハーピィの羽箒はアドが取れることが多いバック破壊用。
ライトニングストームは更にバック破壊を厚くしたい時。
サンダーボルトは環境を見て、横並びが多い環境の時。
心変わりは除去、妨害踏み、展開、すべてが高水準のため、是非採用したい。
精神操作は展開という部分でリンクをあまり使わないカグヤにとって、少し優先度が落ちるか。
私はこのカードを入れて、心変わりの代わりにするのはオススメしない。
そもそも心変わり自体が安定しないことも多いからだ。
三戦の才は高水準だが、メインフェイズで敵が動かない場合、腐るため、採用しても一枚か。
三戦の号はスタンバイで敵が動いても使用できるため、是非採用したい。
拮抗勝負は一回のバトルフェイズを明け渡すため、採用を嫌う人もいるだろう。
ただ、全体の裏側除去は強い。
OCGだとサイドデッキ用のカード。
とりあえず、メインデッキの採用検討カードを列挙した。
壊獣カグヤの構築の参考にしていただけると幸いだ。
記 SnowAngel