遊戯王マスターデュエル 壊獣カグヤ 無課金用デッキ構築ガイド・レシピ(完全版)
皆さん、デュエルいかがお過ごしだろうか。
この記事は、まだ壊獣カグヤを作ってないが、色々調べている内に筆者の無課金用構築にたどり着いた人を対象としている。
前回の記事では無課金、微課金、廃課金と幅広い人を対象としてしまったため、結局、わりきれず高いデッキとなってしまったことを反省し、再構成して完全版を記事にしようと考えた。
では、本編にいこう。
本記事の概要
無課金用壊獣カグヤ マスターデュエル版
これを筆者はずっと作りたかった。
壊獣カグヤはよく巷で「デッキが高い」「廃課金デッキ」「UR多すぎ」と言われて、作りたい気持ちはあるけど、作れないと思うから違うデッキを作ろうする人が多いのではないか。
また高すぎるがゆえに作り始めが分からず、壊獣カグヤを諦め、違うデッキを作った人もいるのではないか。
でも、やっぱり壊獣カグヤを作って遊んでみたい。
そんな人に壊獣カグヤの核となるパーツをより安く、誰でも作れるようにマスターデュエル専用の壊獣カグヤを作った。
この入門用デッキでまずは遊んでみて、壊獣カグヤを本気で作りたくなるかを考えてみると良いだろう。
言うなれば、このデッキは壊獣カグヤの骨組みだ。
お試しデッキなので当たり前の話だが、完成版壊獣カグヤよりもかなり勝率は劣る。
この骨組みに肉(現在壊獣カグヤに採用されているUR、SR各種)をつけて行って、更に強力なデッキになり勝率が上がっていくと考えてもらえれば良い。
また、入門デッキ内に採用されているカードは一つ一つ最終型で採用されているカードの代用カードとしたため、デッキを強くする際にこの記事を確認してカードの入れ換えを行っていただければと考えている。
※上記勝率の話は本記事で非常に重要な点となります。ご理解いただける方のみ、引き続き、壊獣カグヤ入門デッキ紹介をお読み下さい。また若干のURとSRが必要となりますので、デッキの作成は自己責任でお願いします。
完成版比較と入門デッキ紹介
以下がデッキだ。
まずは骨組みの入門デッキと比較を行うため、完成版の筆者が使用しているデッキを紹介させてもらう。
UR34枚、SR7枚。
巷での指摘通り、URの枚数が多く、かなり高いデッキと言える。
この最終型を最初から目指すのはかなり大変だ。
そのため、○○フェスなどで獲得したジェムを使用して、少しずつ揃えていくのが良いと筆者は考えている。
次に今回、骨組みとして紹介する入門用無課金用壊獣カグヤだ。
UR15枚、SR12枚。
数字だけ聞くとまだ高い。
しかし、筆者はこれを安いと断言出来る。
下記は、その理由だ。
まず、UR灰流うらら 3枚とUR増殖するG 3枚は既にマスターデュエルをしている人なら、所持しているだろう。もし仮に始めたてであったとしても、他のデッキを作るときにもお世話になるし、必ず作ることになる。
更にエクシーズ召喚用のストラクチャーパック:レイジオブサイファー(500ジェム)で、EXデッキのギャラクシーアイズ(UR2枚、SR1枚)を揃えることが出来る。
そして、EXデッキのURアーゼウスはエクシーズ召喚をするデッキなら必ず入る汎用URだ。エクシーズをあまりしない人でも作っておいて損はない。なぜなら、エクシーズフェスが今後もあると予想されるからだ。
よって、上記のURを除いたUR6枚、SR11枚をシークレットパックや生成(前回の記事で生成よりもシークレットパックを引く方が効率の良いカードがあることを紹介しているので、必ず一読してから生成することを推奨する)で集めてくれば良い。
ここまで来ると、作れる気がしてきただろう。
入門デッキの内訳
では、壊獣カグヤ入門用の内訳だ。
完成版壊獣カグヤから抜けなかったUR
メイン
・機巧蛇-叢雲遠呂智 3枚
・灰流うらら 3枚
・増殖するG 3枚
Ex
・ディンギルス
・アーゼウス
・ヌメロンドラゴン
これらのURを抜いたデッキも作成し、ランクマッチで試したが、一勝もすることが出来ないデッキになってしまった。
上記URを抜くと、極端にデッキパワーが落ちてしまうので、勝てなかったと考えられる。
そのため、最低限のURは抜かない方針にシフトした。
また、8エクシーズはR、Nにパワーカードが少なく、SR以上のパワーカードを採用する必要があるため、エクストラが高くなってしまった。
では内訳だ。
壊獣カグヤというデッキ名なのに、フェアリーテイルカグヤがいないのは、代用カードを投入しているからである。この点は後述。
入門デッキ動き(基本勝ち筋)
コンセプト
・手札誘発の適切な使用
・壊獣での相手フィールドの最も邪魔なモンスターのリリース
・☆8エクシーズでの後攻からの盤面制圧
勝ち筋1
1.後攻スタート
2.手札誘発を適切に使用し、相手の先行展開を抑制
3.星8モンスターを2体並べて、ディンギルス→ペインゲイナー→セブンシンズ→攻撃→メイン2にてアーゼウス
4.アーゼウスで相手のターンに制圧
その他、動きは筆者の過去記事で紹介しているが、上記動きで制圧できないと、入門デッキだと勝ち筋は薄い。
勝ち筋2(盤面がら空き、攻撃力1000以下モンスターへの攻撃)
3.星8モンスターを2体並べて、ドラッグラビオン→ヌメロンドラゴン→効果使用→攻撃→ワンパン
勝ち筋3
3.摩天楼サンダルフォン召喚。墓地効果を使用させずに制圧した後、未界域などを特殊召喚で並べてライフを削る。
入門編の採用カード(強化カード)紹介
・PSYフレーム-ドライバー (N) 1枚
・PSYフレームγ (SR) 2枚
URに引けを取らない、強力な手札誘発。
後攻スタートなので、フィールドにモンスターがいない為、使用しやすい。
ただ、最終型壊獣カグヤでは、PSYフレーム-ドライバーが叢雲の効果で除外されてしまい、使用できないことも多いので、最終的には抜けるが交換優先度はかなり低い。
カオスルーラー、PSYフレームΩを所持している場合は入れておくと良い。自ターンで手札誘発出来れば、カオスルーラーやΩを召喚できるため強い動きが出来る。
強化カード:原始生命態ニビル、エフェクトヴェーラー
・雷撃壊獣サンダー-ザ-キング (R)1枚
相手に送りつける壊獣の4枚目。採用率が低いため、カグヤで回収しやすい。
守備力が2200以下なので、ペインゲイナーで破壊できることで採用。
また、海亀壊獣ガメシエルを持っているのであれば、ガメシエルでも良いがペインゲイナーで破壊できない。
怒炎壊獣ドゴランの代わりだが、ドゴランの交換優先度は低い(未界域のビッグフット狙いのシークレットパックにて、おまけで出てくれるのが望ましい)。
強化カード:海亀壊獣ガメシエル<怒炎壊獣ドラゴン
・未界域のオゴポゴ (N) 3枚
未界域のビッグフットの代わり。
手札から違う札が捨てられれば特殊召喚でき、星8モンスターのため、エクシーズ素材とする。
自信が捨てられる効果は弱い。
未界域のビッグフットの交換優先度は低い。
強化カード:未界域のビッグフット
・ファントムドラゴン (R) 2枚
相手の特殊召喚に反応して特殊召喚出来る星8。
相手の召喚過程で破壊されることも多い。
本当はポップイヤー飛行隊などのカードとのコンボが面白そう。
時花の賢者フルール-ド-サージュの交換優先度はカグヤがデッキに入ってからで良い。
強化カード:時花の賢者フルール-ド-サージュ
・星間竜パーセク (R) 3枚
通常召喚枠を使用する星8。
後述のグランモールとよく相談して通常召喚枠を使用する必要がある。
スモークモスキートまたはアストラルクリボーの代わり。
モスキートは敵のリーサルを特殊召喚で回避するのが強いが、星間竜パーセクはそれが出来ないだけなので、交換優先度は低い。
アストラルクリボーは特集召喚出来るが、効果無効に弱いため、交換優先度は低め。
強化カード:スモークモスキート、アストラルクリボー
・限界竜シュバルツシルト (R) 3枚
相手のフィールドに攻撃力2000以上がいると特殊召喚出来る。
特殊召喚条件が少しきつく、バウンス能力を持たないアルファ。
シュバルツシルトが特殊召喚出来ない時や、壊獣を投げたあとに回収したい盤面は多いため、アルファへの交換優先度はかなり高い。
強化カード:獣王アルファ
・ネオスペーシアングランモール (N) 3枚
効果がバトルのダメージ計算前に互いに手札に戻すという実質カグヤの効果。
入門デッキにはカグヤがいないが、壊獣カグヤを名乗れるのはこの子のおかげだ。
壊獣を投げつけて、グランモールで回収する動きが面白いと思うのであれば、壊獣カグヤが最終型になっても面白いと思う。
ただし、グランモールは後続が確保できない、相手のターンで発動できないというカグヤの劣化版であることは否めない。
そのため、カグヤへの交換優先度はかなり高い。
強化カード:フェアリーテイルカグヤ
・ドロール&ロックバード (SR) 3枚
ディメンションアトラクターの代わり。
ドローが出来なくなるのは強いが、一枚目のドローで既に目標達成されていることも多い。
生成でディメンションアトラクターを作った方が手札誘発としては強い動きが出来る。
ディメンションアトラクターへの交換優先度は中程度で、アルファ、カグヤが揃った後に高くなる。
強化カード:ディメンションアトラクター
・スカルマイスター (SR) 2枚
手札誘発自由枠。
チューナーに変えて、フルール-ド-バロネスなどを出すのもあり。
強化カード:自由
エクストラデッキの強化
アルファやカグヤのカードを獲得し、デッキ交換が終わったあと、優先度が高くなる。
・ギャラクシーアイズルート
ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン、FNo.0 未来皇ホープ、FNO.0 未来龍王ホープ
の3枚の生成でアーゼウスが倒された場合の次のルートを確保することが出来る。
・フルール-ド-バロネスルート
ゾンビキャリア、フルールドバロネスを生成し、フルールドバロネスの1破壊、1妨害(一度きり)が可能に。
・電脳堺狐-仙々ルート
エフェクトヴェーラー、電脳堺狐-仙々を生成すると使用できるルート。
手札消費が激しい壊獣カグヤで、自己再生能力を持っており、積極的に召喚するため、出来れば生成したい。
強化優先度まとめ
手札誘発について
手札誘発は独自性が強い。
そのため、他のデッキでも使用率が高く、汎用性がある灰流うらら、増殖するGはフル投入している。
壊獣カグヤでは先行の相手を邪魔して、完璧な盤面を作らせないことが重要だ。
そのため、これらカードは他のデッキよりも優先度が高いと言える。
SRにも手札誘発はあるが、URでしか出来ないことも多い。
そのため、手札誘発の種類を揃えられれば、環境に合わせて手札誘発のカードを選択出来るため、勝率が上がることは覚えておきたい。
あとがき
また気づいたことなどがあったら、追記を行う予定だ。
デッキを作る際の参考になったら、スキのボタン(ハートのボタン)を押していってもらえると嬉しい。
あなたが壊獣カグヤを使って、更に遊戯王マスターデュエルで楽しめることを筆者は願っている。
記 SnowAngel