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Skyに降り立った時の体験と記憶の中のフレンド

こちらのページはSkyアドカレ2023参加記事です。
https://adventar.org/calendars/8533

初めまして、雪野と申します。
正直今回の参加記事の皆様、名だたる面々ばかりでド緊張しております。まとまりのない文章となってしまい、読みにくい部分もあるかもしれません。

書物は好んで沢山読んでおりますが、文章に書き起こすとなると難しいものです。文章構成や読むのに適した文章量すら分からず、備忘録のような状態になっております。一人の星の子の体験記録ではありますが、暫しお付き合い願えたらと思います。


私が書く話はSkyを初めた頃の記憶、四年程前の記憶でございます。今は変わってしまった場所、無くなった物、記憶の中にしか残っておらずもう見れない物。
はっきり覚えている物も少ないので記憶違いがあるかもしれませんが……皆さんのちょっとした暇つぶしにでもなれば幸いです。
知っている人がいれば思い出に浸ってくだされば嬉しいですし、間違えている部分ありましたらそっと笑ってください。

私がSkyを始めたのは2019/12/12。Android版がリリースされた数日後です。その頃は丁度、想いを編む季節が開催されていました。
そもそも、Skyを始めた理由は他の対人ゲームをプレイするのに疲れてしまい、精神的な癒やしが欲しかったからです。昔から景色や環境音が好きな私は、それらを感じられるゲームを探しSkyに辿り着きました。

孤島

今でも孤島のゲートを潜った先の景色を覚えています。夜明けのような静かな空の色。波の音や鳥のさえずりが聞こえ、歩いた道の先で静かにムービーが流れます。
暗さの中に一際輝く光の子を見つけ駆け寄ると、孤島の拓けた空間が目に入ります。この頃は光の子は道の先……崖の所に居ました。

初めてまともに景色を見て息を呑みました。
Skyという名の通り、眼前に広く見える空。ゲームとは思えない程リアルな音に映像。
何処までも歩いていけそうなエリアに心が踊りました。
探索が好きな私は早速あちこちと動き回りました。ギリギリまで海に近付き波の音を聞き、まだ一枚しかない羽で何度も羽ばたきました。目の前に見える岩という岩を登り、高い所から景色を見渡したりもしました。

そうしてフラフラと移動しながら進み、精霊解放のチュートリアルです。
精霊を解放したら感情表現が貰え、相手に意思表示が出来るようになります。
現在は星座盤や各エリアの精霊のツリーからエモートを選択し、初めてレベル1を獲得したことになります。この時は自動的に獲得となり、次にツリーを見た時には既にレベル1は開いてる状態になってました。精霊解放時にキャンドルが貰える仕様もこの時にはありません。
そうして探索しながら精霊を2体解放し、神殿へ向かいます。祭壇に座りムービーを見てから、草原へ向かうための扉へと向かいます。孤島ムービー後の扉が開くシーンは今も好きなシーンです。

眩しい光と共に飛び出し、飛行切り替えも分からぬまま飛んでいきます。雲の壁がなくなり引きカメラからの「Sky」のロゴ。
これからどんな話が始まるのか……高揚感を抱えたまま、そのまま草原へと飛び込みました。

草原

草原ではまず、孤島のチュートリアルで解放した精霊が迎えてくれます。出迎えをしてくれるのは草原のみです。
特に地形変化はなく、変化を挙げるとするならば楽園がまだ無かった位でしょうか。草原でもあちこちフラフラと探索をしておりました。
ここで初めて自分以外の星の子と出会います。ただこの時は火を灯したりは殆どせず、むしろ避けるように進んだ記憶があります。他の星の子も特に気にせず、自由に飛んでいたような気がします。
精霊を解放しながら進んでいたので、この時点で行けるエリアは行ったと思います。お手伝いマークはこの時無く手繋ぎも出来なかったので、今手助けできる手段があるのは有り難いですね。
オレオエリアは今のような地形ではなく、少しの丘と大木が並んでいたエリアでした。光の子は雲の中に隠れていたので、ホバーで上昇しながら獲得した記憶があります。
草原の祭壇に座りムービーを見てから、そのまま雨林へと進んでいきました。

雨林

雨林では初めてフレンドができます。
まだツリーハウスも風の街道もなく、エリア内も今より薄暗い所でした。羽が散った際のマークも出ず、代わりに今のように結晶が出て蹲ることはなかったですね。
雨音が心地良くて一番長居したエリアでもありました。エナジーが減ったら駄目なのは理解していましたが、如何せんどのくらいの速度で減るかも分からず、のんびり音楽や環境音を楽しみながら探索しておりました。

神殿前エリアに来て禿げていると、助けてくれた野良さんが居ました。この世界に来て初めてフレンドになった人です。
フレンドになったといっても何かするわけでもなく、キャンマラをしながら私の様子を見て、禿げそうになったら大鳴きで回復してくださいました。一方私は何故回復しているのか理解せぬまま、探索を続けておりました。
今更ながら、長時間居たにも関わらず根気よく付き添ってくれたフレンドには感謝しかありません。率先して光の子や精霊に案内することはありませんでしたが、そのぐらいの距離感が当時の私には丁度良かったです。

神殿エリアで祭壇に座り、先に進むと今より多くの木が並んでいるクラゲのいる最後のエリアです。この時は真ん中にある道も無かった頃でした。
真っ直ぐに進みクラゲに飛び乗ると勢いよく飛ばされて驚きましたね。そのフレンドとはそのまま別れ、その後はホームで会ったときに軽くエモートを交わすぐらいでした。今はもう光らない星の一つです。

峡谷

雲のトンネルを抜け、開けた視界から見る雲の海は今見ても絶景です。
峡谷はおそらく一番変化の多いエリアかと思います。初めの降り立ったエリアに氷の膜はありませんでしたし、リンク下の色も当時とは違っていました。細かくは覚えていませんので、覚えている範囲で書き出します。
レースが始まると火灯しせずとも、そこに居合わせた星の子の姿が見える仕様でした。また、天球儀エリアのマンタの語り部の解放も違いましたね。
今は光を一つずつ追いかけますが、当時は光が一斉に出てきてそれらの光を集める仕様でした。コースは今と変わりありませんが、集めやすくはありましたね。
空レースは飛行切り替えが出来ていましたし、円形劇場の周りがスケートリンクではなく雲だったのは有名な話ですね。大キャンを取る際は滑空状態のまま切り替えが出来ないので、火をつけるのも取るのも苦労しました。
当時の私は峡谷は一気に駆け抜けた記憶があります。陸レースでは光を全て集めていましたね。精霊解放はしましたが、今より階段に雪が積もっていましたから登りにくかったことは覚えています。

捨てられた地

捨てられた地もそれほど変化はなく、方舟エリアが無かったり途中に舞い戻る為の像があったぐらいです。私にとって暗黒龍はそれ程怖いものでなく、サーチされて隠れたり、間に合わず突進をもらって羽が散っても気にしていませんでした。
他の星の子に会った記憶もないので、野良の人に気付いてないか、一人でどんどん進んでいたんだと思います。途中で舞い戻りしたのは覚えていますね。
まだエモート欄にホームへ戻る項目が無く、設定を開かないと戻れない仕様でした。雨林の途中にもありましたが、初期は舞い戻り像にお世話になりました。
今はどこでも舞い戻れますから、舞い戻り像も役目を終え撤去されてしまいましたね。最近の出来事ではありますが、やはり少し寂しさはあります。

個人的にではありますが、祭壇の大精霊ムービーは捨て地が一番好きです。初めて見た当初も、あまりの格好良さに暫く余韻に浸っておりました。
後に、究極の贈り物にある捨て地の髪型が取れた時はとても感激しましたね。暫く固定にするほどにお気に入りになっておりました。

書庫

次のエリアへと続く大きな扉を抜け、書庫に降り立ちました。実をいうと書庫エリアの記憶はあまりなく、一番覚えているのが書庫の大精霊のムービーです。今まで見た大精霊達が一列に並んでおり、最後は星座盤のお気に入りの形である王冠が浮かびます。
当時のお気に入りは王冠型であり、ページも今のように複数分かれておりませんでした。私はそんなにフレンドもいなかったので、あまり活用しませんでしたが、お気に入り登録数が多い人は大変だったと思います。

書庫ムービーが終わり視界が切り替わると、今までの静けさとは違い、荒々しい雷の音が響きます。目の前の禍々しく見える赤いバリアにはケープの形……暴風域へと続く道です。
なんとなくゲームの終わりが近付いているのを感じながらも、躊躇いなく進んでいきました。

暴風域・原罪

暴風域へと続く扉のスイッチを灯していると他の野良の人と統合しました。私と同じ初心者ばかりで、不思議と仲間意識が芽生え安心したのを覚えています。誰かのエナジーが減れば傍に寄り、大鳴きで回復することも知らずキャンドルを灯し合いました。
途中でベテランの星の子に助けてもらいながら、暗黒龍のいる坂も突破しました。当時の最大の羽根枚数、正確には覚えていませんが八枚前後だったように思います。挫折してホームに帰る野良の人を見ながら、原罪へと進んでいきます。

当時の原罪は蹲る仕様でもなく、前半に羽を配る像も集中していました。今より灯籠の数も少なかったので、エナジー回復するタイミングも限られていましたね。
羽を失うことに戸惑う人、他に出口が無いかとエリアの端を目指す人、魔法を使って攻略を試みる人……様々な人が困惑している中、私は早々に羽を配ることを理解し、目に付く像に淡々と授けていました。元々他ゲームをやり慣れていたのもあるかもしれません。
流石に全ての像に授けることは出来ませんでしたが、他の人よりは多く羽を配れたように思います。先に終わっていたベテランの野良の人は、クラッカーを鳴らしたりして励ましてくれていました。

自分の光の子に会う前の落下する時間。その時間にエモートをして遊びながら落下時間を楽しんでいました。今はその時間何も出来ないので少し寂しさはありますね。
光の子と抱き合い新しい光をもらいます。未だに疑問に思っているのが、ここの光の子は元からいた自分なのか、それとも自分の記憶を引き継いだ別の人なんでしょうか。
転生は輪廻転生のようなものなんですかね。

天空

天空の景色も音も本当に素晴らしいです。光に満ちた空間も、銀河の中を漂う精霊や光も、今までの苦労を労うかのように優しいものです。過去のスクショを見返してみても、天空で撮った写真が数多くありました。
天空で一緒に原罪を乗り越えた野良の人とフレンドになることも多かったです。光らない星ばかりにはなりましたが、私にとっては大切な思い出です。
そして天空の門を抜けた時の文言。
『新たな命の扉が開かれようとしています…』
この文言、個人的には好きだったので今見れないことがとても残念です。復活してくれたらなぁとは思いますが、復活する見込みは低いですよね。
これで一周目の記憶は終わりです。あとは印象に残っている思い出等をぽつぽつと記していこうと思います。

小さな思い出

オフィスの存在は二回目に書庫に行ったときに気付きました。特別なケープが無いと入れないと書かれていたので後回しにしようとしたら、丁度オフィスケープを着た野良の人がフレンドになって入れてくれました。
中に入ると今までのエリアとは違う現代的な雰囲気に驚きました。入れてくれた野良の人はそのまますぐ戻っていったので、オフィスタクシーをしていた人だったようです。

壁のポスターにTGCの作品が貼られており、トイレの闇花を燃やすと暗黒龍も出てきます。この時のオフィスでは暗黒龍は常設でした。着替えの祠もこの時は無く、椅子や机が積まれた空間になっていました。
案内人に話しかけ、初めて自分の意思で課金をしましたね。Skyで初めての課金はオフィスケープでした。
それからほぼ毎日、オフィスに通い詰めてました。空中に浮かぶ船から建物を眺めたり暗黒龍を眺めたり、動く巨体に乗ってみたりと楽しんでいました。

初めて自分をオフィスに連れてきた人のように、私も入れない野良の人を何人か連れて行ったこともあります。最近、その内の一人とお話したことがありました。チャットは解放していなかったので、アイテムを使用して話をしました。
そのフレンドは、私を「優しい水色さん」と呼んでいたそうです。私は初めてチャットした日本の人なので「チャットさん」……改めて自分の名付けセンスを呪います。
「あなたは昔も今も優しい人ですね」
その言葉がとても嬉しく、私がSkyから離れていた時期があったときも、星座盤に置いてくれたのが嬉しかったです。海外の人が多く、今のように翻訳機能も無かったのでチャットに苦手意識を持っていた私ですが、このフレンドと話が出来てとても安堵したことを覚えております。
交わした言葉や時間は短いものでしたが、沢山感謝をお伝えしました。ありがとうございます、これからもよろしくお願いします。

それにSkyを始めてあまり経っていない頃、アドベンチャーパス(現在はシーズンパス)を贈ってくれたフレンドもいます。想いを編む季節のパスは当時のフレンドから贈られたものでした。
相手はチャット解放もしておらず、当時はメセボ等も無かったので、海外の人か日本の人か、学生か大人かも分かりません。当時パスが有料ということも知らず受け取った私ですが、今同じ様な状況になったらかなり遠慮していることでしょう。
どういった意図で贈ってくれたのか、今はもう確認する術はありません。復帰した当初からフレンドの星は光っておりませんからね。
贈ってくれていなければ季節を完走することも難しかったと思います。初心者で何も分からず、お返しすることすら出来なかった私に、貴重なアドパスを贈ってくれてありがとうございました。もし今後、光ることがあったなら改めてお礼を伝えたいです。

想いを編む季節から走り、魔法の季節まで過ごしてからSkyを休み、それからいくつかの季節を見送り、星の王子さまの季節終わりに戻ってきました。
戻ってきたSkyは色々な変化があり、様々な交流の仕方も増え、知らない情報も沢山ありました。当時フレンドになった星も殆ど光ることはなくなり、現在まで光っている星は片手で数えるほどになってしまいました。

同時に新しく出来たフレンド達もいます。知らないエリアを探索する喜びも変わらず、ホームで居合わせた初期フレンドとも以前よりエモート交流が増えました。
何よりも、復帰してから出来たフレンドたちのおかげで、チャットに対する苦手意識や交流することへの苦手意識も薄れていきました。ありがとうございます。
以前と違う物や場所は多く、集いと行った交流の仕方や関係等、フレンドとの接し方も変わっていってます。イベント内容も初期とはだいぶ変わってきました。

私が当初感じたSkyとはかなり変化がありましたが、それでも変わらずこの空を楽しんで行きたいなと復帰した当時思いました。かつて縁があった記憶の中のフレンドとの思い出も大切ですが、今縁があるフレンドとの思い出も大切にしていきたいです。
懐古厨と言われることもあるかもしれませんが、良かった思い出は記憶の中に残して、たまに懐かしさに浸るのも良いなと、私は思っております。

はい、というわけで。記憶の簞笥から引っ張り出して書きたいことを書きました。書きたいことも沢山あり、けれど書き表せる言葉が見つからず、頭を抱えるなどしておりました。文章とは中々難しいものですね。

Skyの世界もフレンドとの関係も、私のゲームに対する気持ちもどんどん変化していくと思います。これからどのように変化するのか、もしかしたら、またこの世界を離れることもあるかもしれません。
それまでは、今ある気持ちや縁を大切にしていきたいです。こうした交流の機会を持てたことに感謝しております。
今後のことは分かりませんが、私なりにこの世界をのんびり飛びながら楽しんでいきます。それでは、お空で会った際は仲良くしてくださると嬉しいです。

終わりに

ここまで読んでくれた皆さん、素敵な企画を起こしてくれた自称書庫番さん、共に参加している皆さんに感謝します。
皆さんが良い空の旅を送れるように、お祈りしております。
ありがとうございました。

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