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40歳退職のきっかけ - 始まりはいつも突然 -

簡単な経歴

前回の自己紹介での記事の通り、私は今イギリスの大学院に留学中のアラフォーです。
昨年退職したのですが、退職に至る経緯や背景・理由などを数回にわたって記事にしたいと思います。

私自身退職を決める際に、アラフォーで辞めて大丈夫か心配になりググって見たものの情報が少なかったので、もし同じように退職を考えている方に少しでも参考になれば幸いです。

私の会社員生活ですが、大手の日本企業とその子会社で20年弱勤務してきました。退職前は、2020年の終わりからロンドン支社で勤務していました。

今となっては信じられませんがですが、イギリスでは日本よりも強力なロックダウンが行われていたので、なかなか思ったような海外生活を送れなかったものの、ワクチン接種が進んだおかげで少しずつ日常生活が戻ってきており、
2022年、今年は色々アクティブに動いていこう
と様々な具体的な目標を立て、前向きに生活していました。

一本の電話 - 終わりの始まり -


そんなある朝、部長から
「電話が欲しい」
と一本のメールが届きました。

ちょうど異動の時期だったけど、まだ着任して1年強と日が浅い自分には関係のないこと、と思っていました

ただ普段部長とコミュニケーションをすることはなかったので、ちょっとこれは嫌な予感がしました

10分後に会議があるのでその後に電話します、とメールで返したところ、
5分で終わるから、とすぐ電話が欲しいとのこと

いや、もうこれは確定演出だな、ユニコーンガンダムなら赤い彗星の再来ゾーンだな・・・と、思い電話したところ、やはり予感は的中。。。

2週間以内に帰国し、次の部署で働くことを告げられました。

当時の私にとってこれは最悪の通知で、
伝えられた瞬間、今日の予定とか頭の中にあったものが全て消し飛び、仕事をする気力がなくなってしまいました


まだ出来てないことが多すぎる。これからやりたいことも一体あったのに。中途半端。なぜこのタイミングの帰国なのか(私はまだここで頑張りたいと言っていた)。


怒りとも悲しみとも言えない、不思議な感情が巡る中、瞬間的に思ったのは
「もうこの会社辞めよう」
でした。

本当は返す刀で「じゃあ、辞めます」と言おうと思ったけど、何とか理性が働きグッとこらえて、部長の話を聞き終わって電話を置きました。


電話中には退職という2文字が頭に浮かんだけど、それまで退職したことのない私は
「気に入らない異動通知を受け取ったからと言って退職するの?普通辞める時って、転職先を決めてからだよな?本当に退職していいの?今の自分は頭に血が上ってない?正常な考えができてる?」
と思いました。


2週間後には帰国と言われたので1週間で退職するか、そして次に何をするか結論を出そう、そのために何を確認する必要があるか、誰に相談すべきか考えよう・・・と、自分の持てる力を最大限使って情報収集と結論を出すことと決めました。(仕事はありましたが、帰国の辞令がでたので準備で忙しい、と言って最低限の量にしました。)
ちなみに本当に退職するか、何をどう調べようか、何から手を付けようか悩んでいたところ、上司から電話かかってきて
「異動するんでしょ?そういうの自分から言わないとダメだよ」
と言われたのが、最高に腹が立った思い出です笑

まとめ


この記事を見ている方も経験済だと思いますが、
自分にとって都合の悪いことは、突然前触れもなく自分に降りかかってきます。
皆さんが経験した”最悪”と比べると大したことはないと思いますが、それでも自分にとって受け入れられないものが突然目の前に現れました。

その時に
如何に気持ちを落ち着けられるか 、
その状況下、限られた時間で出来ることを整理して処理できるか
が、本当に重要だと今でも思っています (返す刀で「辞めてやるよ」と言わなくてよかった。。)

続きはまた次回
See you soon…

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