にっこりを背負って歩いてみた。


人には、なんとなくシルエットがある。洋服とか小物とか、この人っぽいみたいな姿。


『 あれ? めずらしいね。』


背中に目を向けながら、人に会うたびに声をかけられる。その驚きの眼差しに、にっこり笑う。


斜めにかける小さなバックでも、トートバッグでもない。にっこりを背負っているんだから。



車をみていると、ライトの位置によって、顔に見えることがある。くっきりな瞳のかわいらしい顔ち見えたり、キリリとした顔やすましているように見えたりする。


リュックにも同じように顔があるように思ってる。わたしのリュックは荷物をいれていると、ファスナーがにっこり笑ってるように見えるんだ。



リュックが欲しいなぁって思ったのは、ピクニックに行きたかったからだ。思い立ったのが、秋のはじまりだから、まだ実現していないのだけど。先に準備はしておこうと、レジャーシートとかを買っていた。


ピクニックにいくのに必要なものが結構あるなぁなんて思ったら、リュックが欲しくなった。多少重くても、背負えるなら、両手もあく。途中で買ったごはんとか、飲み物が持てるなぁって気持ちから。



いつもいく好きなお店でかわいい生地のリュックを見つけて、これはっと思って購入してから。リュックが好きになった。


両手を広げて、歩くのって楽しいな。


電車や混んでいる場所で、前にもってくる仕草も、シルエットももこもこしててなんだか好きなこと。


お財布とかをだすのに、まだ慣れてないけれど、たくさん入るとこ。
たまに、お菓子がつぶれてしまうこともあるけど、ひょっこりとお菓子を見つけて嬉しい時もある。



色とサイズのおかげもあって、いつもの服装にすごく馴染んでいる。こんな服装なら、可愛いデザインのバッグが似合うなんて思ってたけど。それは、雑誌の影響もあったのかも。笑


にっこりを背負って、歩く寒空の下。
なんだか背中があったかいのも、好きの理由にいれておこう。


ピクニックがしたくなる春まで、にっこりと共にたくさん歩きこうっと。


いつも読んでくださり、ありがとうございます♡