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第二新卒の転職活動記録①準備編

新卒で入った会社を2年経たずに辞めて、転職活動を始めました。
まだ内定承諾までは至っていませんが、第二新卒での転職活動の記録を公開していこうと思います。自分の備忘録としてと、これから転職活動する方の参考になれば嬉しいです。
個人が特定されそうな部分は一部ぼかしているのでご了承ください。


1.基本スペック

・19卒女
・地方国立大学理系卒(学士)
・新卒で150人規模のIT系ベンチャーに入社。主にバックオフィスと、営業も少しだけ経験
・1月末で退職して転職活動中

大学は理系でしたが、研究に向いてないことに早々に気づいてしまったので院には行かずに就職しました。
ベンチャーを選んだ理由は単純にイキッてたのと、リクルートスーツを着るのが嫌だったので大手は受けられなかったというだけです。今思えば中二病ですね。新卒ではよっぽどのことがない限り大手に入るのがいいと思います(ベンチャーはいつでも行けるので)。


2.応募までにやったこと

①転職サイト登録
新卒1年目の頃から転職サイトには登録していて、求人とかスカウトは眺めていました。今回の転職活動で登録したのは以下。

<媒体系>
・マイナビ転職
・リクナビNEXT
・doda

いわゆる大手の求人サイト。スカウトも来ますが、基本は自分で条件入力して求人を探しました。案件数は相当多いものの、ありすぎて絞れない+怪しい中小企業やベンチャーが多すぎると感じたので、ほとんど使いませんでした。

<スカウト系>
・キャリトレ
・Green
・ビズリーチ
・AMBI

よく使っていたのはキャリトレとGreen。企業からのスカウトがそこそこ来るので、書類選考免除で応募できるところが多くてよかったです。
ビズリーチはハイクラス向けなので、第二新卒の平社員では企業から直接スカウトが来ることはほぼない印象でした。AMBIも「若手ハイキャリア向け」がウリなのでポテンシャル採用案件は少なく、エージェントからのスカウトばっかりでしたね。

<その他>
・OpenWork (旧Vorkers)
・キャリコネ

企業の口コミや選考内容を見るために登録。企業口コミを書くと無料で数か月閲覧できます。OpenWorkにはお世話になりました。

②履歴書、職務経歴書作成
転職活動で一番大事と言っても過言ではないのが、書類の作成だと思います。まずは書類選考を通過しないと何も始まらないのです。

履歴書は比較的すぐ作れると思いますが、職務経歴書を作るのがメチャクチャ大変でした…
私の場合は、
1.入社してからやったことを時系列で全部書き出す
2.実績を数字で書くため、過去の経験から数字でアピールできそうなものを全部洗い出す
3.テンプレに沿ってアピールしたい内容を絞り、フォーマットを埋めていく
という流れで作っていきました。

第二新卒だと「経験年数が少なすぎてアピールすることが何もない問題」があると思いますが、これはもう「嘘をつかない程度に盛って書く」しかないと思います。
厳密にどういう業務をどのくらい経験していないと「〇〇経験あり」とは書いてはいけない、みたいな決まりはないので、自分が経験ありだと思えば全部経験ありです。
自分の場合、求人媒体の運用経験を「マーケティング経験」として書きました。採用マーケティングって言葉もあるし。嘘じゃない。

職務経歴書の場合、「枠線や書式を使い、見た目にも分かりやすく整えて書く」のも非常に非常に重要です。ドキュメントでダーッと羅列しただけのものをお手本として解説しているサイトもありますが、見た目はきちんと整えましょう。内容が同じでも、読みづらいと通過率が下がります。
(これはエージェントに教えてもらって、実践したら確かに書類の通過率が上がりました)

③エージェントと面談

転職サイトに登録すると、エージェントからのスカウトもかなりの数来ると思います。コロナで求人数が減っているというニュースも見ていたので、第二新卒の転職市場が実際どうなっているのかなどの市況感を知るためにも、いろんなエージェントと面談をしました。

ちなみに、エージェントと面談する段階で、職務経歴書は自分としては完璧と言えるレベルまで仕上げておいた方がいいです。エージェントも商売なので、高く売れそうな求職者には手厚く対応しますし、逆も然りです。面談の段階で書類の提出を求められる場合が多いので、先に準備しましょう。
ざっくりした感想は以下。

<大手のエージェント:リクルートエージェント、パーソルキャリア、アデコ>
・送ってくる求人数で勝負!という印象でした。とにかくたくさん来るので、精査する手間がけっこうかかります。
・ヒアリングの丁寧さは会社によってまちまち。ほとんど世間話しかせず、「後で求人送りますね!」といってそのまま連絡が来なかったエージェントもいました。ウケる。

<小規模なエージェント>
・送られてくる求人数は多くないです。エージェントによっては「あなたにこの会社を提案する理由」とかが書いてあって面白かった。
・比較的親身になってくれ、ヒアリングも丁寧なところが多かったです。会社によるとは思います。

エージェントとの面談では退職理由や希望年収、次の仕事を選ぶ基準などを話すと、合いそうな求人を送ってもらえます。
提出した書類についてのフィードバックをもらったり、次にやりたいことの解像度を上げてもらえたこともあったので、エージェントと会話するのは無駄ではないと思います。第二新卒で未経験職種に挑戦しようとする人なら、「こういうことに挑戦したいが、その場合はこの業界/職種で合っているか?」「客観的に、自分の市場価値はどのくらいか?」みたいな質問をすると良いのでは。

最終的に6社と面談しましたが、実際に使ったのは1社だけでした。
エージェント経由だと、仲介者を通す分どうしても選考のテンポが悪くなるのと、入社先の企業が成果報酬として自分の年収の3割程度をエージェントに支払うことになります。となると、企業側も「この人を採用するために100万以上払えるか?」という判断をすることになるので、どうしても判断基準が厳しくなるように思います。特に未経験職種やポテンシャル枠を狙う場合や、どうしても行きたい会社が決まっているなら、基本的には自己応募をおすすめします。

④年収や仕事内容など、条件を絞る

エージェントと話して、市況感や自分の市場価値、今の年収が高すぎか低すぎか、どんな職種で応募するのがよさそうか、などが分かったら、一度整理して条件を絞り、「転職活動の軸」みたいなものを作るといいと思います。
希望年収は面接でも必ず聞かれるので、希望と最低ラインの両方を考えておきましょう。
やりたい職種や業界などの条件が決まったら、後はその条件で求人を検索し(エージェントに紹介を頼み)、応募していくだけです。

「やりたい仕事なんてない…」という人もいると思うので、その場合は絶対にやりたくない仕事とか行きたくない業界とか、「絶対無理」という条件と最低限の年収だけ決めてとにかく応募する、スカウトが来たら受ける、でいい気がします。

3.転職しようと思った理由

ベンチャーに憧れて入社したものの、1年目の夏にはすでに転職を考えていました。理由としては以下。

・とにかく業務量が多い。常に1.5人分くらいの仕事が降ってくる。代休や有休をとっていても結局仕事をするパターンが常。
・「教育する」という概念がないので、基本は上長がやっていることを見て覚えるスタイル。誰もやったことがない業務をいきなり任される。
・上司と合わない。

などなど。挙げればきりがありませんが、最後の1年は「上司と合わない」が半分くらいを占めていた気がします…

謎の研修をやるようになったり、10年以上在籍していた古株社員がどんどん抜けていったり、自分が内定承諾した頃の会社ではなくなってきたなという感覚もあり、退職を決めました。あと始業時間前に普通に会議があるのも無理だった。

在籍中に転職活動も少しやってみましたが、仕事と転職活動の両立は無理だ!と早々に諦めてしまい、先に退職届を出しました。本来は転職先が決まってから退職の方がいいと思います。
自分の場合、再就職手当を狙えば金銭的にもそこまで不安はないことが判断できたので先に辞めることにしました。

▼おまけ
新卒1年目でものすごく仕事辞めたかった時期に読んだ本。何の経験もないのに転職なんて無理だよな…でも辞めたい…と思っていた時期だったので、(ちゃんと考えて準備すれば)私でも転職できそう!!と思えて安心したことを覚えています。


・・・

思いがけず長くなってしまいました。
この後は
・面接編
・結果発表と入社まで編
のあと2回くらい更新したいなと思ってます。
面接編は色々書くことがあるので楽しみです。では。

北海道生まれ東京暮らしの社会人。noteでは転職活動のことや買ったもの記録などを書いてます。