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第二新卒の転職活動記録②面接編

前回から大分日があいてしまいました…久しぶりの更新です。
4月1日から新しい会社で働き始め、ちょうど1か月ほど経ちました。
未経験枠での入社だったので不安はあったのですが、結論とっても良い感じで働けています。今のところ、転職して良かったなぁと思うことしかないです。本当に良かったことしかないので逆にびっくりしていますが…

未経験職種なので勉強することはかなり多く、自分で調べて吸収していかないといけない部分も多いので大変といえば大変なのですが、「心理的安全が確保されている」というだけでこんなにも働きやすいものなのかと驚くばかりです。理不尽に怒る人や気分で指示が変わる人がいない。トンチンカンなことを言ってしまっても誰も怒らないし馬鹿にしない。人の悪口を言う人がいない(=自分も陰で言われているのでは?という心配が不要)。
転職活動中は「入ってみてブラックだったらどうしよう」「前職も入社するまではすごく良い会社だと思ってたし、自分には会社を見る目がない」とずっと思っていたんですが、良い結果になって本当に良かったなという気持ちです。とはいえまだ1か月しか経っていないので、引き続き気を抜かずに頑張りたいところ。

さて、今回は第二新卒の転職活動②面接編ということで、面接にあたってのあれこれを書いていこうと思います。
基本スペックや応募までの準備については前の記事をご覧ください。

今回の転職活動は全ての面接がオンラインだったので、会話しながら内容を全部メモできたのはすごく良かったと思います。面接後の振り返りがとてもやりやすかったですし、こうして記事にもできました。今後面接を受けられる方も、オンラインの場合はできるだけ内容をメモしておくことをおすすめします。


1.面接にあたって準備したこと

面接のために何かした、というのはあんまりない気がします。毎回やっていたのは
・受ける企業のHPやIR資料を見て、事業内容や概要を把握しておく
・逆質問を5つくらい用意しておく
くらいでしょうか。最初の頃は書類が通らな過ぎて焦っていたので、面接練習も兼ねてWantedlyでカジュアル面談に応募しまくっていました。
カジュアル面談とは「選考ではなく、情報交換目的でフラットにお話しましょう」という立て付けではあるのですが、実質面接です。
これを何度か繰り返すと「よく聞かれること」が分かってくるので、そこに対して重点的に振り返りを行い、考えをまとめるようにしていました。
質問に対する答えをきっちり準備しようとすると会話がかみ合わなくなることがあるので、「明確な答えではなく、大まかなストーリーや軸を準備すること」を意識すると良いと思います。

2.オンラインならではの準備

①音声について
イヤホンは必須です。PCのマイクとスピーカーでは集音性も不安ですし、雑音を拾いやすくなります。ワイヤレスでなく、マイク付きの有線イヤホンの方が音のラグが少ない気がするので個人的にはおすすめです。

②場所について
カフェは電波も安定しないし、自分が思うより周囲の音を拾ってしまうので避けた方が無難です。自宅か、コワーキングスペースのテレカンルームなどがいいと思います。私は全部自宅から対応しました。

③背景、ライト、メイクについて
バーチャル背景かぼかしは必須です。自宅にいい感じの真っ白い壁があるなら、その前でも良いと思います。生活感のある背景が映り込むのは相手に余計な印象を与えてしまう気がして避けていました。
また、画面が暗い=顔が暗く見えると第一印象で損します。自宅はPCの配置的に顔が暗くなってしまうので、1,000円くらいのLEDリングライトを買いました。ただこれは光量が全然足りず、ほぼ意味がなかったです。3,000円くらいのを買い直そうか迷い中。。。
今回の転職活動ではすべての面接がオンラインだったので、ほぼすっぴんで受けるときもありました。眉毛・チーク・リップさえしていればそれなりに見える、気がする。本当はちゃんとした方がいいと思います。


3.よく聞かれた質問

どこの会社の面接でも聞かれたのは大体以下です。最低限、これらの質問については自分のなかでストーリーをまとめておき、テンポよく答えられるようにしておくと良さそうです。

①転職活動について
・転職理由
・前職の入社理由(学生時代の就活の軸)
・転職の軸(会社選びの基準)
・内定承諾の決め手になるものは何か

第二新卒だからなのか、ほぼ新卒の時の就活と同じような質問から始まることが多かったです。前職の入社理由=学生時代の就活の軸は間違いなく聞かれるので、しっかり思い出すかそれっぽいものを考えておくのが良いと思います。自分の場合は、
1.学生の頃はこう考えていたので、こんな軸で就活をして前職に入社しました
2.しかし、働いていくうちにこんな軸も見えてきました/こういう部分にギャップを感じ、転職を決意しました
3.現在はこういう軸で転職活動をしています。こんな仕事がしたいです。
というストーリーをあらかじめ作っておいたので、質問のされ方が多少変わっても対応できました。

退職理由については前回のnoteにも書きましたが、基本的には「それは辞めても仕方ないね」という内容にしておくのが良いと思います。なので、本当の退職理由をそのまま正直に伝えることはしませんでした(嘘は言ってないけど)。
真の理由は心の中に留めておき、「うちでも同じ理由で辞めてしまうのでは?」と思われないような内容にすることを意識していました。

②仕事について
・前職での仕事内容
・前職での失敗体験と、どう乗り越えたか
・今後5~10年間のキャリアビジョン(将来何がしたいのか、どうなりたいか)

前職の仕事内容については、KPIをどう達成したか(なぜ未達だったのか)、営業ならリストや見込み案件はどのくらいあり、どういうアプローチによって達成しようとしたかまでかなり細かく聞かれる会社もありました。
具体的な数字をもって話せた方が良いので、実績の数字は細かい部分まで振り返って頭に入れておいた方がいいです。
こんなクライアントがいて、こんなことがあって、こういう学びになりました!というエピソードトークもひとつは準備しておくと、少しひねった質問が来ても対応できると思います。

③その他
・未経験職種を希望している理由
・大学の専攻と仕事内容が一切マッチしていない理由

今回私は未経験ながらWEBマーケティング関連に絞って転職活動していたのですが、未経験職種に挑戦する場合、どれだけ説得力のある志望理由を言えるかがものすごく重要だと感じました。前職の仕事の一部分をもっと膨らませたくなったとか、少し経験してみてとても興味がわいたのでそっちにシフトしたくなったとか、自分で考えるだけでなく、人に壁打ちしながら理由を作っていくと良いと思います。そういう意味でも、練習としてWantedlyとかからカジュアル面談に応募しまくるのはおすすめです。
「なんとなく面白そう」というのが正直な理由であっても、なぜ面白そうだと思うのか?を突き詰めて考えてみると良さそうです。

私は理系学部からIT系のベンチャーに新卒入社していたので、その理由も毎回必ず聞かれました。これは就活の時から何度も聞かれていたので、当時考えた内容をそのまま言えば納得してもらえました。(理科の勉強が好きで理系に進んだが、勉強が好きなだけで研究に対する熱量はないことに入学してから気付いてしまった+長期インターンを通して、仕事の方が好きだと気付いた。と言ってました)

学生時代に長期インターンをやっていたので履歴書に書いたところ、その経験を深堀りしてくれる会社もありました。特に第二新卒だと社会人歴が浅くて自己PRで書けることが全然ないので、書類に書けることはとにかく全部書くのが吉です(程度はあるので、適宜エージェントや周りの人に相談しましょう)。

4.なるほどと思った質問

・上司に期待することはあるか
・今までの上司で相性が良かった人・悪かった人
・嫌いな仕事、やりたくない仕事はどんなものか

これらは想定していなかったのでその場で考えて答えたのですが、なるほど良い質問だなぁと思いました。時間のあるときに考えてみると、自分がどんな会社でどんな人と働きたいのかがより具体化できる気がします。
上司に期待することは…気分によって後から指示を変えないことですかね…?とか言ってしまってちょっと微妙な空気になったことがあります。でもほんとだもの。
これらの質問は取り繕って内定をもらって入社しても後々お互い不幸になるので、本当に正直に答えた方がいい類のものだと思います。

5.逆質問でよく聞いていたこと

逆質問では、
①どの会社でも共通して聞くこと
②その会社特有の疑問
に分けて準備していました。同じ質問を毎回することで、その企業の雰囲気や働いている人の特徴みたいなものも見えてくる気がします。
それぞれ詳しくは以下のような感じです。

①どの会社でも共通して聞くこと
・社内で活躍している人に共通する特徴があれば教えてほしい
・(面接官の方は)どんな人と一緒に働きたいか
・面接官の方の入社理由、今後のキャリアパス
②その会社特有の疑問
・事業部としての今後の展望
・異動のタイミングと決まり方
・部署内の新卒・中途の割合
など
※②については、事前に準備しておくよりは面接中に気になったことをメモしておき、逆質問のタイミングで聞くことが多かったです。

ちなみに、逆質問でホームページやIR資料に普通に載っているようなことを聞いてしまうと落ちます(落ちました)。何も思いつかないときは「ありません」と正直に言う方がまだ良いのかなと思います。

6.番外編:イラっとした質問

・女性ですが、今後のキャリアパスはありますか?お嫁さんになりたい~とか。

とっさにキモッッと思ってしまいました。たぶん顔に出てたと思います。
面接で女性に対して結婚出産予定を聞くのは完全にアウトです(男女雇用機会均等法という法律に抵触するらしい。違ってたらごめんなさい)。
これを聞かれた時点で辞退してもいいレベルだと思います。面接官としてフロントに出てくる人のコンプライアンス意識がヤバいので、たぶん他の部分もヤバい会社です。

キャリアパスの例で「お嫁さん」を挙げてくるのも気持ち悪いですね。それはキャリアパスではなくて個人のライフイベントです。そもそもキャリアパスについて質問する際にプライベートの事項を例に挙げないでほしい…
人員配置の問題もあるでしょうし、20代女性に結婚出産の予定を聞きたい気持ちは理解できるのですが、せめてもうちょっと聞き方を工夫してほしいです。厚生労働省の面接ガイドラインくらい読んでくれ。 
今が25歳なので、今後28歳とか30歳になったらもっと聞かれるんだろうな…と思うとかなり憂鬱になってしまいました。

・・・

今回もかなりのボリュームになってしまいました。ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございます。
いよいよ次回、「結果発表と入社まで編」で終わりの予定です。
記憶が薄れないうちに書きたい…。頑張ります。
今後も、入社してから編を定期的に更新できるといいな。

またお会いしましょう。では。

北海道生まれ東京暮らしの社会人。noteでは転職活動のことや買ったもの記録などを書いてます。