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心理カウンセラーの資格を取った

心理カウンセラー資格の通信講座を8月頃から受け始めて、
・メンタル心理カウンセラー
・上級心理カウンセラー
の資格を両方一気に取った。

年内に取れれば良いかな…と思ってたけど、身近な内容(?)だっただけに興味深くて、割とサクサク進めることができ、10月中に修了できた。

メンタル心理カウンセラーの認定証
上級心理カウンセラーの認定証

もう少し早めに取り組んでいてもよかったかも…?

以前から興味はあったものの、中途半端な気持ちで踏み込んではいけない気もしててずっと保留にしていたのだが、もっと早く取り組んでいてもよかったかもしれない…と思った。

私は30代後半で抑うつと40代中盤にパニック症を経験したのだが、これまでの生き方を続けているときっとまたどこかで同じ目に合う…というか、もうこれまでと同じようには何も頑張れない…と気付いてから、生き方を変えなくてはいけないと思っていた。でも何をどうすれば良いのかが全くわからなかった。

とにかく脳内にしぶとく残り続けていた(すでに他界して数年経っている)母から私への文句を黙らせたい気持ちや、つい他人からどう思われるかを気にしてしまう考え癖を完全に切り離さなければ何も変わらないのではないかと思った。
コロナ禍だったのがある意味幸いして、気兼ねなく引きこもり、人に会うのも必要最低限にして、何をしようと誰にも何も言われない、邪魔されない環境に身を置いて、他人を意識したカッコつけの自分ではなく、真の自分自身を取り戻す…というか"探す"ために試行錯誤することになった(これまで真の自分自身と会った記憶がないから、「取り戻す」より「探す」だ)。
今まで生きてきた自分と真の自分に乖離があったせいでメンタルが壊れたのだとすると、その乖離をまず解消する必要がある。
でもそれは今まで生きてきた自分を全て無かったことにするような気持ちにもなって、怖いのと悔しいのとでなかなか実行できなかった。

幸い時間はものすごくあったので、ビジネス寄りのものからスピリチュアル的なものまで自己啓発的な本やブログを読んだり、YouTube動画を見まくったりして、やってみようと思ったことは自分の身を使ってあれこれセルフ人体実験をしてきた。
そうして行くうちに、これまでの自分を全て無かったことにする必要はなく、頑張ってきたことも上手くいかなかったことも、何もできない役に立たない(と思い込んでる)自分も、全て丸ごと「それでいい」とひとまずどんな自分も受け入れることが必要なんだと理解してきた。
自己肯定感が低すぎた私はこれもものすごい勇気が必要だったし、アダプトするのに時間もかかった。

だが、自己流でやっていたそれらのセルフ人体実験の数々がこの心理カウンセラーの勉強をすることで、理論的に体系的に整理されるように感じたのだ。
だから、もう少し早めに勉強を始めてもよかったかもしれない…と思った。

でも、自己流でやってきた経験があったからこそ、さくさくと内容が頭に入ってきた気もするから、まさに今が勉強しどきだったのかもしれないけど。。


カウンセラー選びにも役立つかも?

30代後半の抑うつでしばらく休職して、会社に復帰する準備をしていた頃、会社の人事の方の計らいで私のためにカウンセラーを紹介してくれたことがあった。
当時はまだ今ほど情報もなかったのだが、そのカウンセラーさんのところに行っても何にも「よかった」と思うことがなかった。トライアル的な感じでもあったので、数回行ってその後は行かなくなった。
当時通っていた心療内科もカウンセリングは別料金だったし、カウンセリングに通ったところで治る訳じゃなかろう…と思ってスルーしていた。

今回勉強してわかったのは、一言でカウンセリングと言っても色んな療法があって、どれが合っているかはカウンセラーとクライアントがある程度互いに慣れて来ないとわからないんじゃないか…ということだ。
療法が合ってないと腹が立ったり、嫌な気持ちになる場合もあるし、そもそもメンタルの不調でカウンセラーに助けを求めに行っているのに、逆にそんな目に合ったら踏んだり蹴ったりだ。

カウンセラー選びに関わらず、メンタルの不調を治療していくのは、能動的にならないといけないな、とつくづく感じる。。
風邪みたいにただ病院に行って、もらった薬を飲んでいればいつのまにか治癒するものでもなく、必要な治療は受けつつも、自分自身がその原因としっかり向き合って、自分自身を深くしっかり理解していく覚悟が要る。
自分一人でその作業をしていくのは大変だけど、カウンセラーに少し手助けしてもらえると少しそれがスムーズに進むようになるかもしれない…。

とはいえ、私の場合はまず相手がカウンセラーだろうとその人を信用できるまでに時間がかかるのと、対峙する中で少しでも「あ、この人違うな…」っていう感覚を感じ取ると一気にまた嫌になったりするので(笑)、大変でも他人を介さず自分であれこれやってみる方が性に合っていた。
だから私自身はカウンセラーとして働きたいか?と言われるとそうじゃない気がしている。

じゃあ、なぜ資格を取ろうと思ったか…?


保健室みたいな場所が欲しいと思った

私自身は学校の保健室にサボりに行くみたいな経験はなくて、ドラマやマンガなどでしか見たことがないのだが、生徒と同等の目線で話を聞いてくれる保健の先生とかちょっとサボりに行ける保健室っていうのになんとなく憧れがあった。

大人になると「ちょっとサボる」のがなかなか難しい。
最近は会社にも産業医やそれこそカウンセラーがいるところも多いだろうけど、私の経験上ではそういう場所に気軽には入れなくて、利用したことがなかった。
だから、病気は治せないけど、それよりずっと前の段階で、少し誰かに話せたら楽になる…くらいの人や、話さなくても安心してちょっとホッとひと息つけるような、気軽にサボれる場所があったら良いのに…と思った。

もう一つ、私はこれから自分にとってのお気に入りの作品を創作して、それらに囲まれた「私にとっての極楽浄土」を作って行きたいと思っていて、その空間がもし他の人にとっての保健室のような場所になったら最高では…?!と考えた。
え、ちょっと何言ってるかわかんないです…って感じだろうが(笑)、ひとまずその第一歩として、たとえばカフェをやるにも食品衛生責任者などの資格が必要であるのと似た感覚で、少なくとも心理カウンセラーの資格を取るくらいの勉強はしておこうと思ったのがきっかけだ。

ただせっかく勉強したのにそのまま放置するとまた全て忘れてしまうので、近々私自身を心理カウンセリングする過程をここで記事にして行ってみようかとは思っている。
もしかしたら誰かにとって参考程度にはなるかもしれないから。。


畏れ多いが恩返ししたい気持ちも芽生えてきた…

私は自分がここまでなんとか生きて来れたのはひとえにエンターテイメントとそれに関わる全ての人たちのおかげだなぁ…と最近改めて思うようになった。でもそういう業界で働く人たちは表に出る側も裏方側もメンタルに負担がかかりやすいきらいもあるとこれまでの自分の経験上肌感覚で感じている。。
一昔前よりは随分環境は良くなったかもしれないけど、それでも疲れてない人はいないと思うから、恩返しというほど大層な事はできないかもしれないけど、ほんの少しでも何かお役に立てたら本望だな…と思うようになった。

少し前までは近しい業界にいながらも経験できなかったコンテンツを提供する側、作る側に憧れていたんだけど、過去に何度もトライしたし頑張ってみたものの、なんかどうしてもそっちに行けない力が働いてて(笑)、そのうちそういう業界の現場で働くには心身ともにキツイ年齢にもなってしまった。。これはもうきっと違うんだろう…とついに悟った。笑
あちこち転職や派遣で渡り歩いてきたが、もう既存の職種でやりたいものは見つからないし、私がどう大好きなエンタメと関わって行けるのかがずっとわからなかったのだが、、
わかるわけなかった。
既存のものじゃないことをやろうとしてるのだから。。
で、長い年月をかけてやっと少し貢献できそうな一筋の光を見出した…みたいな感覚である。。

まだ実際どういう形になって行くのかわからないけど、とにかくやってみないことには何も始まらないので、まずは自分の目指すところに向かって一歩ずつ動いてみることにした次第だ。
こんな夢物語をわざわざ書くのもカッコ悪いんだけど、黙ってると揺らいでしまいそうだから、ひとまず書き出してみた。。
これからは「がんばる!」って感じではなく、何でも良いからただひたむきに"熱中"して生きたい。。

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