美容室のコロナ補償の闇
美容室も補償もらえない?!浮き彫りになる脱税?!美容師は感染リスク高い?!
こんにちは!前回、ヘアメイクのお仕事で見聞きした、緊急事態宣言後の夜のお仕事の現状をお伝えしましたが、今回は理美容室の現状をお伝えしようと思います。
●補償が受けれない
・納税の義務を怠っている
・フリーランス扱い
・知識が無い
・お店のいいなり
●お客様のコロナ感染率が高い
●三密、濃厚接触な環境
美容業に限った事では無いと思いますが、上記についてお話しします。
【補償が受けれない】
・納税義務を怠っている
現金商売の為、多いのではないでしょうか?無申告、過少申告はもちろん。消費税対策で2年おきに代表名義、会社名義類を全て変更して新規で登録しているところもあります。
助成金や給付金を受ければ休業前と変わらない金額を、受け取れるのにもかかわらず未だに営業を告知している所、従業員に売り上げがやばいと言ってる所は会社側が上記の不正をしている所が多いのではないでしょうか。
・フリーランス扱い
美容業は″雇用″ではなく委託業務、施術場所をスタイリストが借りて個人でお客様を呼ぶ「面貸」というスタイルも少なくなく、多くは歩合制で、それぞれが個人事業主という形のフリーランス扱いの所も少なくありません。
YouTuberや転売などの店舗を構えない業種もこれに含まれる為、線引きが難しく、国側も補償の範囲が判断し辛いのです。
また、あくまで技術者なので、納税の知識が無い場合や、直接夜のお店に行き、お客様に直接お金をもらいポケットにしまう事ができ、見つかりにくい為故意に申告してない人も少なくありません。
・知識が無い
上記の自身で店舗を構えないフリーランスと同様、サロン経営者の知識が無い所も多々あります。
美容業は開業のハードルが低く、技術者が開業する事が多い為、経営についての知識や経営と向き合う時間が無い等の理由で、雇用契約の取り決めや、税務関係、申告関係を怠っている所も少なくありません。
また、従業員側も、初めからお給料目当てだ働く者は早い段階で辞めるため、技術にベクトルが向き、お店の経営や自身の雇用状況、納税状況には無頓着な者も多いです。
・お店のいいなり
上記の”知識が無い”に直結しますが、経営者に言いくるめられ。売り上げがやばい。
家賃が払えない、お給料が出せない等と言われ。
出勤させられているのが現実です。
事実、従業員20名近い大型店舗でも売り上げないとお給料は出せない。歩合制だから売り上げがなければ緊急事態宣言中はどこかでバイトしてもいいよ。と突き放されてるお店もあります。
恐らくお店側は架空の人件費を計上し、給付金を受け取るのでしょう。
以上が「補償が受けれない」の現状です。
全ては自業自得と思いますが、生活ができないとなると政府も放っておくわけにはいかなくなるでしょう。
【お客様の感染率が高い】
前回の記事で書きました様に、セットサロン 、ヘアセット専門店では夜のお客様、イベントに行かれるお客様がメインとなっております。
その為緊急事態宣言が出て自粛要請が出てるにも関わらず、予約が減らないのは、他店が休業している為、必然的に予約は集中します。
また、それだけ夜のお店も空いているのが現状です。
現に私のお店も休業して1週間が経ちますが、書類等を取りに行く為お店に行った際、着信を確認すると、1日に十数件の着信があります。7割は男性のホストさん。1割女性、2割は新規の為不明。です。前回の記事に書いた、夜職のコロナ蔓延を考えると、恐ろしいですね。
また、昼間の美容室に置いても言える事ですが、自粛要請、休業要請中に来店されるお客様は当然危機感もなく、感染リスクに晒される状況で生活してるのも容易に想像できますね。
【三密濃厚接触な環境】
そんな感染リスクの高いお客様と、施術者の距離は50センチ以内。シャンプー、マツエク、アートメイク等は対面かつ直接皮膚が触れ合う内容にもなります。
前述の通り、未だに空いているお店にはお客さんが集まり、密集します。当然、夜のお客様の場合、マスクをしてない人の方が多くなります。直接夜のお店にヘアメイクに行く環境では、ヘアメイク場所が狭く。風営法の時間外、休業要請、世間体の観点から締め切っている為、密集、密接、密閉が成り立ってしまいます。
前回の記事では夜のお店のコロナ関連、今回は理美容、ヘアメイクのお仕事に関するコロナ関連を書かせて頂きましたが、私の感想としては感染拡大は避けれず、私たちが営業を再開したとしても感染者、保菌者が来店される事は目に見えてます。
縮小してはいきますが、夜のお店同士で経済が回ってしまっているのも現状です。恐らくロックダウン、罰金制になっても営業する所は後を立たないと思います。
また休業中の理美容、夜のお店も来週から再開するところも多数あり、感染拡大不可避かなと予想します。私達も本当は、再開したい気持ちですが現状を考えると営業再開の目処がつきません。
みんなが同時に2週間、我慢してくれる奇跡的な事を祈るしか今はありません。
長々とオチのない文章を読んで頂きありがとうございました。
もう少しコロナ感染拡大、補償関係、夜職の現状などの記事を書きたいと思いますので、次回も是非見てくださいm(__)m