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案外子どもの頃の記憶は当てにならないらしい

 なんだ、思ってたよりいい話じゃん。

久々にとある映画を見た際の率直な感想です。映画見るのが好きですと以前書いたこともありますが、繰り返し見る映画と一回観た当時のままで満足してるものがあって、今回はまさに後者だったわけで、人間の記憶ってなんてテキトーなんだろうと痛感いたしました…

チャーリーとチョコレート工場🍫きっと同世代の方なら見たこともある方が多いはず。いやね、この映画個人的には好きな部類です、ちょっとところどころ幼心には受け入れ難いシーンもあったけれども。正直、ちゃんと見たのは公開された頃だったはずだから、印象に残ってたのは主人公よりも、ジョニーデップ扮するウィリウォンカと、その工場で働くウンパルンパのみ。そしてあの独特なウィリウォンカのテーマソング。そんな感じの記憶のままふと再放送されていたので見てみました。  

大人になった今、見ると面白い。そして最後に感動する。それが正直なところ。そして、なんとなく子供たちの姿に社会の縮図があるようにも取れて、ただ画面から見えるものだけを切り取る年齢ではなくなっていたことにも気づかされました。

登場人物、まさに個性的。選ばれた子どもたち、いや自ら選ばれに行ったともいえるけど、もしも周りにいたら疲れちゃうなと思ってしまった。あと、基本的にプライド高め、わがまま強め、親の服装見ても多分そこそこ裕福な家庭。だからこそ彼らは結果的に落選していくのだけど。その反面、チャーリーは100人見たらきっと90人くらいは彼に心を寄せると思う。育った家庭環境に左右されず、いやあの環境だからなのか🤔真っ直ぐすぎる性格で、こんな子どもがいたら絶対可愛がる。そしてその家族の1人であるおじいちゃん、個人的にすごく好き。工場に行けると分かった瞬間の小躍りは何回でも見れるくらいチャーミング。そして、ウィリウォンカ。彼もなかなかに個性的だけど、ちゃんと見ていくと、彼も彼なりに孤独を抱えてて、最後のシーンはなんか他人事だけど嬉しかった。なんだ、彼もちゃんと救われたじゃんと。

結局何が言いたいかと言いますと、映画の切り取り方ってその時々に違ってて、それが面白いというお話です。正直、見直す前まではちょっとクレイジーな工場長によって子どもたちが幼心にはいじめられた?ように見えて、そして最後がスコーンと抜け落ちてて、ただ変わった作品という印象でした。ただ今見ると最後のシーン、あそこに全てが詰まっているようで、ぼろぼろの家で家族で机を囲んでご飯を食べる。当たり前のようで最近はサザエさんくらいでしか見られなくなった光景。孤独な人にサラッと手を差し伸べられるチャーリーの心の綺麗さ。大事にしたいなと改めて感じました。というわけで振り返りおしまい!


*あの映画を見るとチョコが食べたくなる             のはなぜだろう

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