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本屋さんしか行きたいとこがない
夏葉社のなかのもうひとつのレーベル「岬書店」から発行された「本屋さんしか行きたいとこがない」、著者は島田潤一郎さん。
文章教室で一緒の森永さんが持っていた本で、会の集まりの際によければお貸ししますと、この本を見せてくれた。まず橋本さんが本を借り、そのつぎに僕が譲り受けた。
すばらしかった。
本を読むというのは、よりよい明日の自分を見つけたいひとがそのヒントを探すおこないだとも思っている。もちろん、そのほかにも本を読む意味というのはたくさんある。知識をたくわえるため、友人との共通の話題をふやすため、本棚を格好よくするため。けれども僕にとってははじめに言った意義というものが大きい。
島田さんの文章を読むと、よりよい明日のためにこうしたらいいのかもしれない、と思うことができる。むりせず、軽やかに思えるのだ。
僕はこの本を読んで、自分の本というものを作ってみたくなったし、なんでもいいから本を読みたくなったし、自分のアルバイトしていた煥乎堂のことを顧みたくなった。
そのどれもが、ありがたい。
また来週に文章教室の皆さんとお会いする。そのときはこの本を持っていって、つぎに読むひとへ本を渡す。