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第一講 - 大切なこと

まず初めに、note-自己紹介 から来た人に謝ろう。
普段からあんな丁寧な口調で話すわけでなければ、インターネットのアノニマス達に馴れ馴れしく"やぁ"という訳にもいかないから、挨拶としてはまだいいのだろう。そして、私は自らの呼称に"私"だの、"僕"だの、"自分"だの、表記揺れがあるかと思うが、ぜひその寛大な心で許して欲しい。また、丁寧に話している私を見たい人がいたら申し訳ないが、自己紹介だけじっくり見てもらいたい。
冗談はさておいて覚悟のできた人だけ、一緒に本題に入ろう。

1.大切

私は、人生において最も大切なのは偶然と依存だと考える。というのも、人の道には偶然あらずして学び得るものがないからである。ある日ふらっと立ち寄った店でなんとなく頼んだ酒が妙に懐かしい味がした、とかその程度でもいいのである。

第一、人生で大切なものは上手く毎日を生き抜くためのツールだけなのだ。勉強の成績がなんであろうと、論文が終わらなくて焦っていようと、社会に出てしまったら最後、必要なのは察する力と耐え抜く力だけなのだ。

2 .偶然

偶然日本に生まれて、偶然小学校で良い友人に出会い、中高同じメンツとつるんで、偶然地元から抜け出す頃には、恥ずかしい思い出も笑い話である。そんな偶然の積み重ねが今の自分の基礎をなし、未来の自分の足場となるのだ。

3 .依存

突然だが、私は依存体質だ。誰か人がそばに居ないと不安に押しつぶされそうになるが、人と一緒にいると、これまた陰口を叩かれてやいないかと不安になる、根っからの偏屈者である。漱石の名前にある"石に漱ぎ流れに枕す"のように、矛盾と矛盾のミルフィーユのような人間であるのだ。Twitterを見ていると見かける、"自立とは依存先を増やすことだ"なんて言う話だが、私は全くもってその通りだと思う。友人や恋人、教授や親にはそれぞれ相談できることとできないことがあるが、今私が仮にも一人間として生きていけているのは上手く彼らに依存しているからなのかもしれない。

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