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【サンプル記事】一人暮らしの節約にはコツがある?毎月貯金ができる節約方法を項目別に紹介

※本記事は、クラウドワークス内のライタースクール「みんなのカレッジ〜SEOコース初級」受講時の課題作成として提出したものです。

本記事では、一人暮らしをしている、あるいはこれから始めるという人へ向けて、節約するためのポイント、具体的な節約方法をご紹介します。

無駄遣いをしないで、賢く貯金するための参考にしてみてください。

一人暮らしで必要な生活費の目安は?

一人暮らしの生活費はいくらぐらいを目安にすると良いのでしょうか。 まず、実際に一人暮らし世帯が1ヶ月あたりいくら支出しているのか見てみましょう。

総務省の2022年の統計データでは、単身世帯の1ヶ月の平均支出額は約16万円となっていました。

参照:「家計調査報告書」家計収支編2022年(令和4年)総務省統計局e-Stat


内訳は、食費(24.2%)、住居 (14.4%)、交通・通信費(11.9%)の順で多くなっています。 この3項目を合わせただけでも50.5%と、支出の半分を占めていることが分かりますね。

参照:「家計調査報告書」家計収支編2022年(令和4年)総務省統計局e-Stat


もし今の自分の支出が目安を大幅に上回っている場合は、食費や家賃にお金をかけすぎていないか見直してみましょう。

一人暮らしの節約ポイントは?

節約はただお金を使わないようにするのではなく、ライフスタイルに合わせて無理なく続けることが大事です。

節約する上で大切なポイントを以下の通りです。

  • 家計簿をつけて支出を把握する

  • 項目別に節約を実践する

  • 先取り貯金をする

それでは1つずつ見ていきましょう。

家計簿をつけて支出を把握する

まずは、自分が1ヶ月にどれだけお金を使っているのか具体的な数字を把握することから始めます。

自分では節約しているつもりでも、実は無駄遣いをしていたということはよくあります。はっきりとした数字を知ることで、節約に対する意識も高まり、無駄なく節約することができます。

そこで、毎月の支出を把握するために家計簿をつけてみましょう。 ノートに手書きしたりExcelなどにまとめる方法もありますが、「家計簿アプリ」を利用するのが便利です。

中でも個人的におすすめなのが「マネーフォワード ME」で、クレジットカードや銀行口座と連携することで自動で数字が入力され、項目別に振り分けてくれます。

グラフや表で分かりやすく表示されるため、何にどれだけ使ったということが一目瞭然です。ぜひ利用してみましょう。

項目別に節約を実践する

毎月の支出が把握できたら、項目別に支出を見直していきましょう。

例えば、食費の占める割合が全体的に高いので節約しよう、水道光熱費が高くなっているので日々の生活を見直そう、といった具合です。

家計簿をつけていると、全体の支出に対してどの項目がどれくらいの割合を占めるか、ということが分かってきます。割合が低い項目はいくら頑張って節約してもほとんど意味がありませんが、逆に割合が高い項目はちょっとした工夫で大きく削減することも可能です。

現状の支出を見直す余地がないか?使いすぎている原因は何か?ということを考え、項目別に具体的な対策を実践していきましょう。

先取り貯金をする

毎月の収入から貯金しよう!と考えていても、ついついぎりぎりまで使ってしまい貯金に回すお金がなくなってしまう…ということはありませんか?

これは、収入から月々に使う諸々のお金を引いて、残った金額を貯金に回そうと考えている人が多いからです。 そこで実践したいのが「先取り貯金」です。

これは、収入が入った時点で強制的に一定額を貯蓄に回るようにしておく方法です。 具体的には、つみたてNISA(※注釈1)やiDeCo(※注釈2)、給与天引きで毎月自動引き落としで積立をしてくれる「継続積立預金」や「財形貯蓄制度」などがあります。

また生命保険の中にも積立てタイプのものがありますので、契約の際に検討してみましょう。

※注釈1:つみたてNISA・・・積立に特化した、投資による資産運用制度。最低100円からと少額で始めることができ、年間40万円×20年の最大で800万円が非課税。

※注釈2:iDeCo(個人型確定拠出年金)・・・任意で決めた一定額を毎月積立て、積立金額や運用益を60歳以降に受け取ることができる貯蓄制度。積立金は全額所得控除になるので、税負担を軽減できる。

項目別の節約方法

月々支出する生活費は、「固定費」と「変動費」に分けて考えると管理しやすくなります。その名の通り「固定費」は毎月決まった額かかる費用で、「変動費」は毎月変動する費用です。

固定費と変動費をどれだけ抑えればよいかは人それぞれで、生活シーンによって変わってきます。それぞれに節約ポイントがあるので、項目別に具体的な節約方法をみていきましょう。

固定費

ほとんどの家計において特に大きな割合を占めるのが「固定費」です。この固定費を見直すことで、支出を大幅に改善することができます。

固定費の中で代表的なものと、その節約方法をみていきましょう。

家賃
賃貸物件に住んでいる場合の家賃を含む住居費用は、一般的に収入の25%以内が理想と言われています。つまり毎月の手取り収入が25万円の場合、住居費は62,500円以内が理想ということになります。

これから家探しをしようと思っている人は、賃料の他にかかる費用(共益費や管理費)を含めた額が25%以内に収まるようにしましょう。

すでに一人暮らしをしている人で、特別な理由もなく現状の家賃が収入の25%以上になっている場合は、賃料が安い物件へ引っ越すことも検討してみましょう。

保険料
生命保険に加入している人が保険会社に支払う保険料は、月々決まった額が支出されることになるので固定費と考えます。

ライフステージがあがるごとに、保険内容が見合っているか見直しをすることで月々支払う保険料を節約できる場合があります。同じような補償内容の保険に加入していないか、必要のないオプションがついていないか、などを定期的に確認し、プラン変更、あるいは別の保険を検討するなど見直してみましょう。

変動費

固定費を見直すことができたら、日々の生活で変わる変動費を節約できないか考えて実践してみましょう。 変動費もポイントを押さえてうまくやり繰りすれば、項目によっては大幅に節約することができます。

食費
変動費で、特に節約を意識したいのは食費ではないでしょうか。

特に一人暮らしの場合は、どうしても外食やコンビニ、デリバリーサービスで済ませてしまいがちです。これらの料金にはサービス代やパッケージ代などが含まれているため、1食あたりの費用が高く設定されています。

調理する手間はかかりますが、スーパーなどで材料を買って自炊することで無駄な出費を抑えることができるでしょう。 ただし何も考えず大量に買い込んでしまうと、使い切れず腐らせてしまい本末転倒ということもあります。

例えば1週間分と決めて必要な量だけこまめに買う、作り置きして冷凍しておく、など工夫するようにしましょう。 この時食費にどれだけかけるのか月単位、週単位で予算を設定しておくと、無駄遣いを避けることができて管理しやすくなります。

水道光熱費
水道光熱費も暮らしに欠かせない費用なので固定費と考えられがちですが、何も考えずに生活していると実は無駄遣いになっていることが多い項目です。

電気のつけっぱなし、水の出しっぱなしをしないなど節電・節水を心がけることで日々の使用量を必要最小限にする意識、行動を心がけましょう。

また電力やガスの自由化で現在は様々な民間企業が電力・ガスの小売事業に参入してきています。契約会社を変えることで節約になったり、ポイントが貯まってお得なケースもあります。

ガス代に関しては、コンロを使って料理をするときに電子レンジをうまく活用することでガスの使用量を抑えることができます。またプロパンガスは一般的に料金が割高になるので、物件が都市ガスに対応しているという条件で家を探してみるようにしましょう。

このように生活の中で節約することも必要ですが、契約している会社を変更することで支出を抑えられる場合もあります。複数の会社を調べて比較検討してみるようにしましょう。

通信費
電話料金やインターネット料金も、うまくやりくりすることで支出を抑えることができます。節約の仕方によっては現在の料金から5,000円近く減らすことが可能です。

スマホ料金は、各キャリアでプラン内容が違うので比較検討して自分に合った契約先を見つけるようにしましょう。また契約途中でも、状況によってプランを変更したり、他社へ切り替えたりすることも検討してみましょう。大手の携帯キャリア独自のサービスが不要なら、格安SIMを利用する方法もあります。

インターネットは、従量課金のプランやスマートフォンのテザリングオプションで使っている場合、固定回線に切り替えることで通信量を気にせず定額で使えるようになります。

また、スマホは出先などで極力フリーWi-Fiを使うようにするとデータ通信量を節約することができるでしょう。

その他
・サブスクの見直し
動画配信などのサブスクサービスの契約も見直してみましょう。毎月同じ料金を払っているのに、ほとんど見ていなかったということはよくあります。月々1,000円でも1年で1万2,000円の支出です。お試し期間などを利用して比較検討し、自分の利用したいと思うサービスに絞りましょう。

・日用品
生活に必要な消耗品などの日用品は、なくなったら買い足すのではなく、ドラッグストアやネットで大容量のサイズを選んだり、まとめ買いしたりすることでお得になって、かつポイントも貯まります。また日用品は100円ショップで購入できるものも多いので、うまく活用して節約しましょう。

・交通費、車両費
交通費に関して、都心部は公共の交通機関を利用できますが、地方では車が移動に必須なケースも多いでしょう。中古車を購入する、カーシェアリングするなどなるべく初期費用が抑えられるようにしましょう。

まとめ

一人暮らしは誰にも気兼ねしなくていい分、毎月何気なくお金を使ってしまうことも多いのではないでしょうか。しかし実際どれだけの金額使っているかを知ると、「こんなに無駄遣いしていたんだ…」ということがよく分かります。

ポイントを押さえて毎月賢く節約することで、その分を将来のための貯金に回したり、自分にとって本当に必要なことにお金を使うことができるようになるでしょう。

この記事で紹介した節約方法を、ぜひ試してみてください。

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