スポーツ界の動画効果が凄い!転載はどこまで許容する?
こんばんは、Aikaです!
先日、スポーツ選手の画像転載をどこまで許容すべきか、というTwitter内で起きたディスカッションをまとめたnoteを投下いたしました。
で、ここまで主に画像についてお話ししてきたわけなのですが、このnoteでは「動画」という言葉も出てきていました。
スポーツ界における動画の拡散効果はとても素晴らしいものがありますよね。
「文字は読むの嫌だけど動画なら見ようかな?」
そう思う人が現代にはたくさんいるんです。
そのため、現在は球団やチーム、アスリート個人のインスタグラム使用が急増しています。
また、人気スポーツ番組の視聴率もめざましいものがあります。
それに伴い、これらの無断転載も横行するようになりました。
・動画の転載はどこまで許されるのか?
・動画の転載について、どこまで許容していくべきか?
この点についてお話しします。
動画の転載はどこまで許される?
まず、身も蓋もない結論から言います。
・Twitterのシェアなどの正規の引用はOK
・番組の切り抜きや加工などは全てNG
厳密にいうと、こんな感じです。
ちなみによくインスタグラムのストーリーはシェアしていいのか?というのが話題になりますが、公開している以上、たとえ24時間で消えるものであったとしても、それをシェアする行為を違反に問うのは限りなく難しいです。(この辺は弁護士の方に確認しました)
人のストーリーを自分のもののように掲載すれば著作権侵害には問えるかな、というところです。
いずれもマナーとしてはどうかと思いますが。
また、テレビ番組の転載、番組制作会社のYouTubeなど動画の切り抜きの転載も本来なら違法です。
大体は、
「無断転載、複製を禁ず」
という文字がありますからね。
番組名をクレジットしても本来は著作権で保護されている番組をデジタル化して載せたという点でアウトです。
YouTubeに関しては、正規の方法でSNSでシェアしている分には問題ありません。
ただし、それを勝手に加工して自分のものとして公開しまうと本来は著作権侵害ということになります。
動画の転載はどこまで許容していくべきか?
今までしてきたのは、あくまで番組制作側や選手やスポーツ関係者の著作権をベースに考えたときの話です。
では、スポーツの認知拡大やファン獲得のためを考えたらどうなのか?
結論からいえば、
「動画を拡散してもらったほうが認知拡大、ファン獲得につながる」
これは明白です。
それは様々なスポーツが証明しています。
フィギュアスケート人気が急上昇したのは、フジテレビなどが積極的に動画で選手の様子や演技などを配信するようになったことが間違いなく関係しています。
近年は、xballやチェスボクシング、eスポーツといったマイナー競技も動画による発信で話題になり始めています。
コロナの影響下でJリーガーが次々とYouTubeに進出したのは、動画の効果を感じたからといえます。
そもそもアスリートにインスタグラマーやTikTokをやる人が多いのも、動画による発信の効果を感じているからだといえるでしょう。
そう考えると、動画コンテンツをあえて公開することは認知度拡大、ファン獲得につながるので、長い目で見ればオイシイといえます。
本日ライターの守本さんが記事になさっていた、H.C.栃木日光アイスバックス シニアディレクターのセルジオ越後さんは、チームの選手に対してこんな思い切った施策をしていました。
選手とは契約の段階で、メディアには全て無料出演することを義務付けています。自分を売りに行くのだから、それも仕事の一部だと賛同してもらう。すると、メディアとの距離も縮まる。選手たちは夢を持ってアイスホッケー業界に入ってきてくれるので、周囲を取り巻く環境が充実するとみんなが仕事に面白さを感じて、本当に伸びてくれます。
引用元:アミノバイタルー挑戦のそばに
この記事は非常に考えさせられるので、スポーツ関係者にはぜひ読んでいただきたいです。
スポーツ界では動画コンテンツを積極的に拡散していくべき!だけど…
結論からいえば、スポーツ界で動画コンテンツを無料公開していくことは、デメリット以上にメリットがはるかに大きいといえます。
そうはいっても、問題もあります。
スポーツ番組を勝手に無断転載することは、スポーツメディアにとっての損失になるため、やはり許されて良いことではないと考えます。
また、配信した動画コンテンツがアスリートの誹謗中傷の材料として使われてしまうという問題もあります。
逆に言えば、これらを解決することができれば、スポーツ界にもっと積極的な動画配信文化ができるはずです。
そのためにも、スポーツファンにはまずマナーとモラルを守った動画のシェアをお願いしたいです。
そして、スポーツ関係者の方々には選手たちの動画コンテンツ解禁を真剣に検討していただきたい。
もちろん課題を乗り越える方法も真剣に考えていきたいです。
昨日のnoteでスポーツ×SNSの可能性と課題を真剣に考えていくLINEオープンチャットグループを作ったというお話しをしました。
※募集は締め切らせていただきました!再募集をお待ちください。
DMいただいた方は順次承認させていただきます。
それではまた明日!
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気に入っていただけたら「スキ」「シェア」をしていただけると幸いです。
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Aika
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