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前田監督が褒め称える駒澤大学の山登り職人ー山川拓馬選手

こんばんは、ライター修行中のAikaです。
前回は國學院のトラックシーズンにひたひたと活躍を見せてくれた鈴木景仁選手について取り上げました。

↓昨日のブログ↓

どうでも良い話ですが、一昨日くらいに少々腰を痛めまして、ふとしたときに痛い痛い…。
湿布のお世話になりつつ腰に負担のかからない姿勢の取り方を学んだので、頑張って意識しております。
まだまだ、うっかりして「いたたたっ!」となりますが(笑)

さて、本日は國學院を率いる熱き指導者、前田監督にスポットを当てたいと思います。

國學院の選手がぐんぐん上がっていくとニコニコしながら選手を待っていたり、レジェンド寺田夏生監督が選手時代、コースを間違えた直後の猛追でシード権獲得した際には「焦らせんなよお〜」という本音が漏れているなど、その飾らない楽しいキャラクターが印象的な前田監督ですが、他校の選手や監督の良いところを冷静にしっかりと見ている人でもあります。

そんな前田監督イチオシの他校の逸材について、取り上げたいと思います。

本日は、99回箱根駅伝の5区で激しい競り合いを制して往路優勝をもたらし、1年生にして一躍ニューヒーローとなった山川拓馬選手です。

すでに全日本駅伝でも4区を走り、いきなり区間賞という圧巻の走りを見せていた山川選手。
ですが、彼の本命は山登りでした。

高校入学時から山の神になりたかった、という山川選手。
この時点で並の学生とはもう見据える次元が違うのですが…。

中学時代から山に囲まれた生活だったという山川少年が、山登りの5区への憧れを持つのも必然だったのかもしれません。

参考:

小田原中継所では、青山学院とほとんど差がない状態の1位で襷を受けた山川選手。
山登りに自信を持っているとはいえ、箱根を走るのは初めての1年生です。

しかし、彼は人一倍準備していました
5区は山登りとはいっても場所によっては山下りもあります。
下りを苦手としている山川選手は、逆に下りを得意としている伊藤蒼唯選手(6区区間賞)に下りの走り方を聞きながら一緒に練習したといいます。

実際、競り合った準優勝の中央大学の5区阿部陽樹選手には、40秒近くあった差を15秒まで詰められながらも、決して先頭を譲らず持ち堪えてラストスパートで振り切ったのでした。
全日本でも箱根でも、持ち前の粘り強さを発揮して、相手を前に出させないという走りが山川選手の凄いところです。

このとき、山川選手は5区の寒さに身体が硬くなるなど、箱根のコンディションに苦しんでいましたが、給水の先輩のエールもあり、粘りの走りは崩しませんでした。

山川選手は持ちタイムが速いというよりも、自分のベストタイム相当をしっかり駅伝で発揮するクレバーさと最後までキープする粘り強さを持っているところが、強みだといえます。
良い意味で、1年生らしからぬ走りと評されるのもうなずけます。

さらに、同級生や先輩の力を借りるのが上手いところ、謙虚で自分の強みと弱みをしっかり分析し、準備に余念がない一生懸命な姿勢が先輩たちから愛される理由なのでしょう。

前田監督は山川選手のような素晴らしい山登りの選手を育てたい、という思いを語られていました。

國學院の山候補と呼ばれている選手は何人かいますが、一体誰が走るのか楽しみです。

駒澤大学には、山川選手の他に、前年の5区で素晴らしい走りをした金子伊吹選手という山の逸材もいます。
こういったところが選手層の厚さといえるでしょう。
今年の箱根5区も目が離せませんし、まずは10月の出雲駅伝で誰が走るのか、楽しみになってきましたね!

今日はこの辺で。明日も頑張ります!

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Aika
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