【バドミントン初心者講座1回目】いきなりオーバーヘッドを教わるとなぜ100%詰むのか?
皆さん、こんにちは。
さてさて始まりました。バドミントン初心者講座です。
まず1回目はタイトルにもあります通り、バドミントン上手くなるための基本的な考え方について真っ先にお話します。
**このNote閲覧する際の注意点**
このNoteは以下の方向けです。
■バドミントン初心者としてずっと楽しくやっていたけど、最近上級者みたいにバシバシ打てたらなぁ・・・!という夢を良く見るガチ初心者の方
■バドミントン経験者とプレーするといつも遊ばれてしまうので、少しは見返したい・・・!というやる気のある初心者の方
逆に、以下の方は非推奨です。
★バドミントンバリバリやってて大会も沢山出てるぜ!という現役プレイヤーの方(初心者講座ですし・・・笑)
★バドミントンプレイヤーをレベルアップさせる為にコーチングしている方(残念ながら、基礎が元々出来ているプレイヤー達のための内容ではないです。ガチ初心者向けです)
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では、本編入ります。
まず、皆さんは「バドミントン」といったら何のショットをまず思い浮かべますか?恐らく色々なものがあるかと思いますが、だいたいの人が「スマッシュ」と言うのではないでしょうか。
スマッシュはバドミントンの中でも最も爽快感のあるショットになろうかと思います。スマッシュを適度な速さで気持ち良く打てると、脳汁ガシガシでますので本当に気持ちが良いです。
では皆さん、バドミントン経験者に負けないくらいのスマッシュを今、打てますか?
まぁだいたいの人が「NO」と答えるでしょう。
ある程度は見様見真似でできてそこそこの球筋のものが打てたとしても、角度があってキレのある高速スマッシュを打てる人はまずいません。
では見方を少々変えて、素敵で速いスマッシュを打つために我々は何をしなければいけないか?を考えてみましょう。
素振りを覚えるとか、筋トレするとか色々あると思いますが、答えはスマッシュの打ち方を覚える事です。
もっと一般的な事をいうと、シャトルを頭より上の位置で打つショットを覚える事が必要です。
クリアーやカット、スマッシュなど、頭より上の位置で打つショット技法を一般的に「オーバーヘッド」といい、バドミントンではこれができないとまず勝てないと断言できるほど超重要なショットです。
他のショットも勿論大事ですが、これが最も大事であるといえますしバドミントンを上手くなるために避けて通れない巨大関門です。
そういうことを聞くと、
「それなら、オーバーヘッドを経験者から教えてもらえば最短ルートで上手くなるやん!天才現る!!!」
って思いました?
確かに、オーバーヘッドを覚えればできます。
試合や練習が一通り終わった後で上からのショットはこうやって振るんだよーって、経験者が初心者にオーバーヘッド教えている場面(ラケット一緒にぶんぶん振っている光景)はめちゃめちゃ良く見ます。
バドミントン教える時のお決まりみたいなもんです。それを繰り替えし教わっている人もよく見ます。
これで果たしてうまくなるんでしょうか?スマッシュがうまく打てるようになるでしょうか?クリアもカットも直ぐにキマる?
答えは「NO」です。100%「NO」です。
オーバーヘッドだけやっても、まず上手くなりません。
私も色んなバドミントンサークルを渡り歩いてきてこのような初心者を山ほど見てきましたが、上手くなっている人はゼロです。
基本的に何も変わっていませんし、むしろ変な癖がついてしまい「前の方が良かったやん?」って人すらいます。
なぜなのか?
この疑問を解説するにあたり、1点補足しておきたいのは
「教える側(経験者)は正しい内容を教えていて、教わる側はそこそこ身に付いているにもかかわらず・・・。」
という事実があるんです。
教える側は初心者に対して、オーバーヘッドを正しく教えているんです。
みんな正しく素振りできています。試合でもちゃんとオーバーヘッドの素振りできてしフォームもそれっぽいのに、ですよ?全然間違ってるように思えませんよね。
こうしてオーバーヘッドの技法だけ得た初心者は、試合でどのようになるかというと
「当たらない」「(当たっても)飛ばない」「打った後次の動作に入れない」
などなど、悲惨な結末を迎えます。しかも一度型を覚えてしまった事で矯正しないと元に戻らないというオマケ付きです。
実はこのオーバーヘッド、マスターするのはそう容易ではありませんし時間がかかるのは確かです。
しかもやっかいな事にオーバーヘッド、一度変な癖がつくとなかなか直りません。直すのは至難の業です。
このオーバーヘッドを如何にして上級者レベルまでにもっていくため、大事なポイントは
「オーバーヘッドは一番最初でなく一番最後に教わる」
事です。
もっと咀嚼して解説すると
「オーバーヘッド以外の色々なショットを一通り身に付けた後、最後の最後でオーバーヘッドを身に付ける」
ということなんです。
オーバーヘッドをいきなり教わっても、全く身に付かない理由があるのです。いきなりやるにはあまりにも早すぎるのです。
まぁ、素振りだけやっても身に付かないことなんて薄々感じてもらえるとは思うんですが、上手くなるためにオーバーヘッドだけを習得するという考えはハイパー非効率な訳です。
オーバーヘッドを教える上で必要なポイントがいくつかありますが、これらはだいたい他のショットを習得する上で身に付くことがほとんどです。
これらのポイントをクリアしないと力が全く伝わらずにシャトルが打っても全然飛ばなかったり、オーバーヘッドを習得してパフォーマンスが上がる一方で、大きなケガをするリスクもあります。
※オーバーヘッドはケガが起きやすいので、回避する術も必要になってきます。
きちんとした順序で順々に覚えれば確実に身に付くのです。
パワーの無い人でも力が入れる事ができるやり方があります。ケガを限りなく回避する方法もあります。
上記から、オーバーヘッド以外のショットを一通り全習得してから一番最後にやるのが良いのです。
みな、一番最初にオーバーヘッドを教わっていますが、むしろ一番最後にやるべきなのです。他のショットを習得できれば、オーバーヘッドもすんなりと習得できるようになっています。
ちなみに、私が教えている今の講習でもオーバーヘッド以外のショット習得にめどがついたあとでオーバーヘッドの本格的な指導をやるという方針の基で動いています。
※関連する内容は少し教えましたが、ラケット握らなくてもできる内容だけやりました。
その為、オーバーヘッド以外のショット習得を優先するべく日々鍛錬しております。オーバーヘッドやっても大丈夫そうだなと思ったら、こちらから働きかけ少しずつ教えていくつもりです。過程については、今後詳しく書いていきたいと思います。
結論、オーバーヘッドだけやるんじゃなくてまんべんなく色々なショット技法を覚えてから、オーバーヘッドをやろうねという事でした。
では1回目はこれで終わりにしたいと思います。
また2回目でお会いしましょう。
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