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20241109 高円寺で家族と文化を両立させる
行楽日和。文化の秋。この週末はあちこちで祭り事がありそう。近所の広い公園でやっているものと迷ったが、高円寺の中通り商店街ミュージックストリートというイベントへ。
子供たちは目の前で演奏される大音量の音楽を聴くのが好きな方だ。阿波踊りの時は大いに影響を受け、帰宅後すぐに2人して太鼓を叩き舞ってたくらい。
大人は大人で昔高円寺近辺を生活圏としており、我々家族の始まりの場所でもあり、思い出深い街だから行きたかった。
ということで、阿波踊りを見に行った街で音楽を聴きに行こうよ!と子供たちを誘うが、それより家で恐竜と動物のフィギュアを戦わせたいという長男と、ならばと車に乗る気満々の次男とで反応が分かれた。次男はうちの車を愛している。
長男には祭りだからチョコバナナもあるかもしれないとそそのかしたら、行く気になってくれた。魅惑のチョコレート。花より団子。
着いて早速大人は懐かしい!懐かしい!と騒いだ。9月末には阿波踊りを見に訪れてるからそれほど久しぶりでもない。
しかし、行くたびに商店街の店の様子が変わっているなと思う。こんな店なかったよな、前は何があったっけ、というだけの会話を飽きずにし続けた。
子供たちはどこかしらから聞こえる生演奏の音に注意を引かれて始めていた。子供の方が五感は豊かだ。
いろいろと音楽を聴いた。生演奏は良い。本当に良い。
気軽にライブやらフェスやらに行けなくなったしアイデンティティを失ったと嘆いたが、ようやく子連れで文化を嗜める系イベントをうまく活用する術を自分のものにできてきたなと感じる。
以前趣味がないとボヤいた時に、子供が参加できる文化的なイベントに行くと産後の無趣味による喪失感を癒せるぞと、会社の大先輩にアドバイスいただいたことが生きているなと感じる。
音楽を聴いた後、懐かしい路地裏の惣菜屋で子供たちのヒレカツと大人のコロッケ、きのこサラダを購入。
ここはかつてコロナ禍真っ只中の頃に、0歳の長男を抱っこ紐で連れて夕飯にカツを買いに行った店だ。小さい赤子を抱いていたから、お店のおばちゃんが「今は体力必要だしいっぱい食べなきゃ行けないから、唐揚げサービスね!」とカツに加え唐揚げを持たせてくれた。その節はありがとうございました、おかげであの赤子も5歳になりました、と心の中で念じて現金で支払い。
カメラバッグを買ったおかげでデカくて重い望遠レンズ付きのフィルムカメラも気軽に持ち運べた。余ったポケットには夫が眠らせていたコンデジもしのばせ、各種カメラで臨機応変に高円寺の様子を撮って満足。
帰り際、チョコバナナはなかったから代わりにドーナツを買って公園で食べ、しばし遊び帰宅。文化と家族を両立した土曜だった。気持ちはかなり救われた。