20241119 時と金をかけるということ
保育参観の日だった。通常通り保育園に送り届け、一度帰宅してから子供たちが散歩に行く予定の時間帯に公園へ向かった。
木とか草の影からバレないよう、兄と弟それぞれのクラスが遊ぶ様子を遠くから眺めた。遠い。上着の色で我が子を見分けた。
野鳥の会みたいな双眼鏡がほしいなと保育参観の度に思うけど、前回もそう思っていたことは今日この瞬間まで忘れてた。忘れるし、木陰から双眼鏡を使って子供を眺める姿はかなり不審なので、実際やることはない。
快晴だったが風が強くて寒かった。草や木の陰は日陰だし、冷え切った。
しかし、兄弟は各々寒さにも負けず元気にはしゃいで、人の輪にも入っている様子が遠目からでも確認できたので安心した。
参観完了。その後はそのまま有休を使って、久しぶりに自分が休む休みにした。自由にあれこれさせてもらった。
一昨日の話だけど、頼んでいたフィルムの現像が出来上がったので受け取りに行った。父から譲ってもらった古いカメラなので仕上がりがどんなもんか不安だったけど、普通に撮れていた。撮影の技術はともかく、問題なく写真を撮れる状態であることがわかって安心した。
カメラバッグのおかげでデカい望遠レンズ付きのフィルムカメラを気軽に持ち出せるようにもなり、2本目のフィルムは2週間経たないうちに撮り終えてしまった。1本目は撮り切るのに2ヶ月以上かかった。また現像に出して、新しいフィルムを買いたい。
しかしフィルム1,900円、現像1,800円を2週間おきにやるのか…と思うと少々ひるむ。いかに写真をタダで撮ることに慣れていたのか、自覚した。
音楽もだ。音楽も、あまりダイレクトにお金をかけず聴くことに慣れている。サブスクは課金している、というくらい。
そういう慣れの存在自体もはや無意識と化していた中で、夏に好きなバンドの新譜が出たぞと各種サブスクサービスのリンクを共有してもらった時、ある人物よりスッとbandcampのURLを差し出されたことがあった。そこで無意識を自覚した。殴られ目覚めたような気分だった。で、bandcamp経由でCDとアルバムデータを両方買った。これは7月の話。
買ったこともすっかり忘れていた昨日、USAから謎の黄色い包みが届いていてなんだと思ったら、そのCDだった。不意打ちでうれしくなった。
買ったアルバムの他にも、同レーベルが出すCDが3枚ついてきた。購入内容にそんなこと書いてなかったし、なにこれいただいていいの?要返品?とうれしさ半分オロオロ半分で、まだ外装のビニールは解いてない。