筋肉を動かしてますか?
社長と組織の生産性を3倍アップする
「脳内可視化コンサルタント」の杉本 智です。
できるとわかるは違うという言葉があります。
今日は、これについて話します。
ところで、今日はゴルフに行ってきました。
今日のテーマと深く関連しているので、
少しゴルフの話をします。
仕事が忙しくて全く練習しておらず、
良い結果出せないのではと思いました。
が、ふたを開けてみればスコアは
いつもどおり出せました。
(ちなみに107でした(^^;) )
なぜ練習してないのに
いつもと同じスコアを出せたかと言うと、
ゴルフをはじめたころに
短期集中して、
めっちゃ練習しまくったんですね。
最初の1か月は、週3回レッスンを受けて、
自宅でも毎日自主練してました。
私たちの脳は、
「筋肉を動かすことで、ものごとを習得する」
という特性があります。
練習しまくった=筋肉を動かしまくった
なので、ゴルフの最低限の動作が
しっかりと身体と脳に残っていたんです。
それでは、
この話と「わかるとできるは違う」ということと
どのように関係しているのか?
「わかる」と「出来る」の違いですが、
脳科学的に見ると、
わかる=知識のインプット(筋肉を動かしていない)
できる=経験を積み重ねた成果(筋肉を動かし続けた結果)
と言えます。
なので、
どれだけ沢山の本を読んだり、
勉強会に参加したり、
成功している社長に相談しても
行動しない(筋肉を動かさない)と
いつまでたってもできるようになりません。
逆に、どれだけ才能が無くても、
能力が低くても、
適切な行動をし続ける(筋肉を動かし続ける)と、
いずれはできるようになります。
ということは、
マネジメントの経験が無い部下を
リーダー職に据えて、
どれだけ言葉で伝えても、
それだけでは優秀なマネージャーになることはありません。
きちんとやり方を教えて実践させる(筋肉を動かし体験させる)
というプロセスは絶対に必要になってくるのです。
その経験をさせずに、
「何回言えばわかるんだ!」
と腹を立てても、
私たちの脳は
知識を学んだだけでは
決して出来るようにはならない
のです。
大東亜戦争で、
海軍の山本五十六が残した有名な言葉に
言い聞かせ、
やってみせ、
やらせてみせて
褒めてやらねば
人は決して動かじ
というものがありますが、
これは、脳の機能から見ても
非常に理にかなっているんですね(^^)V
ちなみにですが、なぜ、
「できる」ことと「筋肉を動かす」ことが
関係しているかと言うと、
出来なかったことが出来るようになる=脳の中に新しい神経回路(シナプス)ができる
という脳の機能が深く関係しています。
逆に言えば、
脳の中に新しい神経回路ができない限りは、
いつまで経っても「できる」という状態にはなりません。
なので、今まで出来なかったことをできるようになるためには、
1、適切な行動を本や勉強会、セミナー、コンサルなどで学ぶ
2、学んだ内容を実践し続ける
3、結果が出るまで1.2を繰り返す
のステップを踏めばOKです。
これは社長である自分の成長にも役立ちますし、
前述のように、部下育成にも応用可能です。
できない部下がいたら、
きちんと適切な行動をとれるように指導してあげてください。
上記の3ステップを踏むことで、
いまは社長の期待にこたえることが出来ない部下も、
しっかりと数字を上げてるくれる人材に育ってくれますよ(^^)/