後手縛りの肩の位置について
この投稿は、縛師 たかせ秦之助のX(旧Twitter)に投稿したものを転載しています。
縛談TVでも度々言及している、後手縛りの時の受け手さんの腕の組み方、というか肩の位置について図にしてみた。
※人体の専門家ではないので、図はあくまでイメージとしてご理解ください。
状況にもよるけど、基本的に、後手縛りのテンションは軸縄方向に掛かる構造になっていて、吊縄に至ってはそれがより強く掛かる。
そして現代人は大体の場合、巻き肩になっているので、何も考えずに縄をかけると、テンションのほとんどが腕にかかることになる。(上図の赤矢印を参照)
なので、巻き肩を矯正するように肩を後ろに引くと、縄のテンションを、腕と上体とで分散することになるので、比較的に、腕にかかる負荷を逃すことができるんじゃないかという仮説。(下図の赤矢印を参照)
尚且つ、何も考えずに縄を掛けた場合、軸縄方向にテンションがかかり続けると、徐々に腕が軸縄方向に引っ張られるため、当初の状態より、身体がコンパクトになっていき、その分、縄が緩みやすくなる。
縄が緩めば、位置がズレやすくなるので、場合によってはズレた瞬間に衝撃荷重がかかり、受け手さんに深刻なダメージが入ってしまう状況が考えられる。
なので、後手縛りの際には、なるべく肩周りの位置をコントロールするのが望ましいと思われます。
が、これをしようとする際に注意しないといけないのが、肩周り状態は、肩甲骨のに依存しているので、肩をコントロールしようと思ったら、腕ではなく、肩甲骨を動かす必要があります。
具体的には、肩甲骨を背骨側に寄せると、その肩甲骨に引っ張られた腕は、やや回転をしながら後ろに引っ張られる(黒矢印を参照)ことになる。
ということを理解した上で肩を動かさないと、動かした気になっただけで、実際にはほとんど変わっていないなんとこともありますので、ご注意くださいませ。
なお補足ですが、肩周りを動かそうとしても、それらを制御する筋肉が硬直していると、簡単に元に戻されてしまうので、予め、肩周りの動作に直接影響する筋肉をストレッチしておく必要があると思われます。
主に、大胸筋、小胸筋、肩甲挙筋、菱形筋、前鋸筋あたり。
以上、何しろ人体の専門家ではないので、理解が正確ではない可能性があります(というか多分そう)。
なので、もし訂正や補足などいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントくださいませー!(めちゃありがたいです)
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