【freeeつばめの巣 Meet up! vol.10「どう乗り切っている?月次業務 」】参加レポート
みなさまお疲れ様です、都内のPR会社で二年目経理をしております、サンノと申します。
今回は2023年9月13日(水)に開催された
freeeつばめの巣 Meet up! vol.10「どう乗り切っている?月次業務 」freee本社
に参加しましたので、そちらをレポートしていこうと思います。
【freee つばめの巣】は一言で言うとクラウド会計ソフト freee会計のユーザーコミュニティです。
詳しくは以前こちらでご案内しているので、
ご興味ありましたらご一読くださいませ。
1. 本日の結論
まだ月次の締め作業を担当していない自分にとっては驚きの連続でしたが、自分もいずれは熟達した魔法使いになれるように精進したいと思います。
2. 月次業務って?
決算業務が経理業務の中でもメインディッシュのようなもので、月次決算を月々行なった先に年度の決算を迎えるというのが山場になると思います。
月次決算の精度が高ければ高いほど年次の決算の難度は下がっていくので、月次決算はかなり重要な業務であると言えます。
上記のようなヘビーな作業を5営業日くらいまでに終わらせることが理想とされている、というのはなかなかにえげつない話ですね。
3. LT①②
3.1 LT① アウンコンサルティング株式会社 田尻さん
田尻さんは何度かLTを担当してらっしゃいますが、オンラインでの発表になります。参加者だけでなくLT担当もオンライン/オフラインハイブリッドなのは場所の制約が無く新時代を感じさせます。
業務もフルリモートでやってらっしゃるということで個人的には最も理想とするスタイルです。
❏ メンバー2名(内1名時短勤務)と田尻さん
❏ 固定のオフィスはなし
❏ 全員フルフレックス・フルリモート勤務
という状況で海外の拠点を含めた月次決算を5営業日以内に完了しているのは凄まじいですね。
複数のシステムを組み合わせで使い倒すことで、リモートに不向きと思われる経理業務をフルリモート・ノーオフィスで実行してらっしゃいます。
機能面の凄さが際立ちましたが、複数のシステムを導入してもそれがしっかりワークしていないと本末転倒です、自動化される部分は多々ありますが、自動化をさせるのは人です。
そしてそれを実現させるために意識していることは下記の3点です。
この後ご紹介する佐野さんのLTでも心がけの話が出てきますが、「非属人」「共有」など共通する部分があります。
会社の状況や規模によって正解は一つではないとは思いますが、それぞれが正解に至るためのヒントのようなものを感じられますね。
書籍などでも学ぶことができますが、在野の同業の方の意見はよりリアルで、手触り感のある学びを得られます。
3.2 LT② 株式会社primeNumber 佐野さん
月次決算を良い感じにした話
経理を5年やって思ったこと
というテーマでの発表です
【業務をスケールさせる事】【業務の標準化を行う事】を軸にしたお話で、
■業務をスケールさせる事
自分が調べたことを明文化して振り返れるようにする
月次決算の事前MTGと振り返りMTGを行う
非同期コミュニケーション(=同時に連絡がつくようになっている必要はなく、それぞれが都合のよいタイミングで通信を行うコミュニケーション手段)を行う
■業務の標準化を行う事
実務的なマニュアルの整備
エクセルインポートの活用
自動で経理のルール整備
について実際の画面のスクリーンショットなどを交えてご紹介いただきました。
業務の標準化を行うことで属人化を防ぎ、振り返りを精度高く行うことで業務をスケールさせていく、中小企業のバックオフィスの業務はワンオペや少人数で回すことが多いので『属人化』は切っても切れない重要なテーマです。
この属人化に関してはつばめの巣でも良く出てくるキーワードですが、月次業務のみならず通常の業務においても属人化させない意識や工夫というのは大切です。
複雑な業務を誰にでも行えるようにすることで、自分の仕事が無くなってしまうという可能性に目を向けるよりも、誰にでもできるようにすることで自分が更に高次の仕事も担えるようにしていく、というのは誰にでも出来ることではないと思うので、属人化を防ぎたいと思いながらそれに向けて実際に行動も伴っている人というのは素直にリスペクトですね。
ご自身での試行錯誤を振り返りながらの示唆に富む発表でした。
先の田尻さんのLTは最終的で理想的なケースでしたが、佐野さんのLTでそこに至るための道筋のようなものが見えて、2つセットで聞けることで今後自分も対応していくであろう月次業務への手触り感が少し輪郭を帯びてきたと思います。
4. 次回予告 つばめの巣 つばめの巣 スピンオフ meet up vol.8 「Vol.1~Vol7、これまでの振り返り」のご案内
次回のmeet upは分科会とされているスピンオフでの開催です。気になる内容は「これまでの振り返り」です。実際にコミュニティ内で発生している悩みをベースにした会なのでライブ感のある会になること必至です。
僭越ながら私が発表をさせていただくことになりました、自分はmeet upに参加し始めたのが2023年になってからなので、vol1〜4は未参加なのですが、5〜7のお話をさせていただきますのでもしお時間あればご参加くださいませ。
初参加の新年会でも「つばめの巣AWARD」という賞にノミネートされ発表させていただきましたが、ド緊張でした。LTではみなさん流暢に発表なさっていて本当にすごい!と思います。
文章でレポートをするのであればいいのですが、人前で発表するというのは不向きなもので録画した映像でも流そうかとさえ思っていますw
↓以下より参加の登録を行い次回のmeet upでお会いしましょう。
お申込フォーム
少しでも興味がある方は上記URLより参加登録をしてみてください。
まずはSlackのコミュニティを覗いてみて、さらに興が乗ったらmeet upに参加してみると良いと思います。
セミナーやウェビナーと違って強制的に自分の意見を述べる場を設けているので、アウトプットをすることでの記憶の定着もできます。
最後になりますが、ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
いつかどこかのmeet upでお会いできるのを楽しみにしております。