母になるとは
前回の投稿からずいぶん時間が経ってしまいました。
5月の半ば元気な女の子が誕生しました!!
産んでから投稿しようしよう!この文章書きたい!これ書きたい!と考えてはいたものの気づいたら7月になっている。
あれ、月日ってこんなに経つの早かったっけ?
時の流れはやめてないですか?ってくらい産後は1日があっという間に終わっている。
授乳、オムツ変え、あやすを繰り返しているうちにもう外が暗くなり始めている!という毎日。
覚悟はしていたけど、昼間自分の時間を作るのは我が子が寝てくれているほんの数時間。
その時間は自分の時間といっても家事をしていると、2.3時間あっという間に経ち、お腹すいたーーーー!で泣く我が子。
はいはい行くよー!とまたサイクルが始まる。
もちろんそんなしっかり2.3時間寝ないで1日ぐずる日もある。
産後すぐはメンタルが思いのほかやられてしまい、産後メンタルの恐ろしさを体験しました。(産後鬱までは行かなかったけど、手前ぐらい)
入院中は産んだ我が子を隣に、現実の変化についていけない自分がいて、自分に子供ができたっていう実感がなくて、昔の写真や何気ない日常を振り返ったり、独身時代の写真を見てあの頃は楽しかったなあ、もうこんな風に遊べないのかあと考えたり、夜寝るとき何も考えていないのに涙が溢れることもあった。
退院後家に一時帰宅、授乳しながらまたも涙。
我が子がお腹にいる時、一定のリズムで胎動を感じ、しゃっくりしてるんかなあ?いつ会えるかなあ?今からご飯食べるねー!などとお腹に話しかけたり、一緒にマタニティヨガをしたり、胎動を楽しみながら動画を撮ったり、旦那と一緒に待ってるよー!と声をかけ続けた日々。
家でもがき苦しみ、陣痛が来ては腰を回したり、四つん這いで家中を歩いて気を紛らわせ、痛いいいいいいと叫び、もう出てくる?まだ?と陣痛に耐えたあの時を思い出し、その痛みに耐え、命懸けで産んだ我が子を胸に抱き授乳していると、やっっと会えた嬉しさで涙が止まらなかった。
精神ぐらぐら状態で退院後実家帰省を選択し、大正解でした。
きっと家に帰って我が子と2人で昼間過ごしていたら確実に鬱になっていたなと今振り返れば思う。
里帰り中は夜中の授乳でなぜか涙が溢れポタポタと流し、同じ部屋で寝ている母を起こさないよう必死で鼻水をすすることもあった。
里帰りが終わり、家に帰宅。
旦那が車で迎えにきてくれ、出産前にシャッフル再生で何となく聴いていたORANGE RANGEの「花」が車内に流れ、旦那と熱唱したなあ。あの時は2人でドライブわいわいしてたなあとふと考えていたら、また目からポタポタ涙。
自分でも何泣き??と分からず堪えていないと止まらない涙。
旦那に気づかれたくない!と理由が分からない涙を流しながら後部座席でまた静かに鼻水をすすった。
今振り返ると、理由がわからない涙はとてつもない不安に押しつぶされていたのだろう。
入院中、里帰り中はすぐ頼れる大人が近くにいる安心に包まれていて、家事もせずのんびり久しぶりに父と母と過ごした実家生活が楽しくて終わってしまった寂しさと、これから昼間1人で育児をやっていくのかと、この子の命は私が守らなければいけないと。
責任感が強い私は全て自分で背負っていた。
もっと旦那を頼っていいのに。周りを頼っていいのに。
頼る、甘えるが昔から苦手でその重荷で押しつぶされていたのだろう。
お願いしたわけではないが旦那は子育てに協力的で本当に助かっている。
彼がいなかったら今の私はいないし、この生活もない。
心から感謝でいっぱいです。
仕事を早く切り上げて、家に帰ってから旦那は沐浴をしてくれる。
きっと彼にとって我が子との時間が愛おしくてたまらないのだろう。
私はお風呂タイムの旦那の赤ちゃん言葉を隣で聞いていてほっこりする(笑)
私より料理が得意な旦那は夜ご飯も作ってくれる。
昼間の疲れはこの美味しいご飯があるから頑張れる!
夜は3人一緒の部屋で寝て、我が子が泣き出すと起きて抱っこし、オムツを変えたりあやしたりミルクをあげてくれた。
ここ最近はほぼ完母なのでオムツ変えのお手伝いをよくしてくれる。
新しい生活がとてつもなく不安だったけど、今の生活は毎日幸せやなあと思えるのは隣にいてくれ、一緒に子育て・家事をしてくれる旦那がいるからだと。
少し離れた実家の両親、義母義父が我が子を可愛がってくれ、応援してくれるからだと。
そして何より、毎日元気にすくすく成長してくれる我が子がいてくれ、寝顔で癒してくれ、出来ることが毎日増えていく姿を隣で見れる幸せがあるからだと。
まだ言葉も話せないし、意志を持って笑うことも歩くこともまだまだだけど、これからの成長が本当に楽しみで、フニャッと笑う顔、授乳をしているときの必死に飲む顔、寝ぼけているときの表情、手足をバタバタあちこちにふる姿、どれも愛おしくて癒される毎日。
この子が私たちのところにきてくれたから私はママになれた。
母になるとは、周りへの感謝の気持ちがより一層高まり、幸せな家庭に生まれ、旦那と出会い、新たな家庭に恵まれていることに気付かされ、宝物の我が子に出会えたことに感謝すること。
私は1ヶ月検診の助産師さんとお話しが出来たおかげで頼ることや甘えることを再確認でき、不安に押しつぶされるのは自分のせいではなく、ホルモンのせいだと言い聞かせ、鬱にならずに済みました。
これからママさんになる方は本当に気をつけてください。
世間一般的?に見て元気でごく普通の私がまさか産後鬱の手前になるなんて全く思ってもいませんでした。
周りに頼る、甘える、ホルモンのせいだと自分に言い聞かせることは本当に大事です。
そして誰かに話すこと。何が自分に起きているのかわからなくても、とにかくこういう状態だということを知ってもらうこと。
それだけで心は本当に楽になる。救われる。
この気持ちは今だから書けることで、大変やったなあと一言で終わらせずに大事にしまっておきたいと思う。