忍たまって最高だな。
きっかけ
始まりは、忍たま乱太郎の新作映画が公開されるという情報を知ったこと。
忍たまっていうとアニメ界隈にいた身としては長寿沼なイメージでした。まあいろんなオタがいますから評価はそれぞれですけど、やや入るの怖いみたいな印象を持っていたこともあります。
小さいときはもちろん見てました。だいたい18時ぐらいからのEテレのおじゃる丸、忍たま、天てれはゴールデンタイムだったんで。(世代がバレますね笑)初恋泥棒といえば土井先生でしたし、乱きりしんとか山田先生とか山本シナ先生とか学園長先生とか、基礎知識だけはある感じです。(ちなみに小さいときはきり丸好きでした。)
とまあこんな状態で新作映画を見るかどうか悩んでいたんですけど、公開されるとやはりXで流れてくる評判は良い。なんとなくゲゲゲの謎が人気出た時と似てるなと思いました。ゲゲゲについては映画館では見れず配信でみたのですが、話題になっているうちに映画館に行っておけばよかったなと思ってたこともあり、忍たまは同じ轍を踏むまいと、映画に行く気持ちが上がりました。
ただまあ最後にアニメを見て15年位ぐらいは経っていたもんですから、絶対知らない人出てきてると思って軽く予習はしました。ちょうど土井先生ときり丸の段がyoutubeにあったのでそれもみました。ただ6年生とか誰それわからん状態でしたし、なんかダジャレみたいな名前の人いるなとか、なんか土井先生実は抜け忍だったとか何それ知らんっていろいろなハテナをかかえることにはなったんですけど、まあネタバレもいやですし、とっとと見に行くことに決めました。
沼ってか崖じゃん
そして映画当日。
入場特典は山田親子と雑渡さん尊奈門の第1週目やつ。私何も知らず映画前に開いてみちゃったもんですから、あ、フーンぐらいで終わっちゃったんですよね。無知とは恐ろしいもんです。ちなみに映画館は、おそらく忍たま好きなお姉さん方とおじ様方と子供連れと年齢層はいろいろでした。
そしてそして映画開始。(ネタバレと超個人の感想です)
しょっぱなから彼岸花と藁人形で表される人の死。耳をふさぎたくなるような戦の音。ドシリアスやないか!と思いました。これ見ていくうちになんとなくわかるんですけど、土井先生の過去なんですよね。
まあそのシーンもそこまで長くはなく、いつもの3人と土井先生のシーン。小さい頃見てたアニメと何となく雰囲気が違っていたのですけど、まあ映画だしなあと特に引っかからず。(実は頭身がアニメと変わっていたらしいんですが当時の私そんなこと知る由もありません泣)
土井先生と尊奈門くんが戦って土井先生行方不明。
雑渡さん尊奈門君が代理先生になっておびえる1年は組の良い子たち。持ち前のガッツでなんやかんや頑張っていましたね。この年になると、もう、は組のよいこたちがかわいくて仕方ないんですよね。
その裏で同時に進む土井先生捜索。ここで6年生が登場するんですけど、まあかっこいい。忍術学園って1年生が10歳で6年生が15歳なんですよね。ちょうど成長期只中ってのもあり、すっごい大人に見えました。時代的にももういい大人なんですけど、それにしても頼りがいのある先輩たちに心を奪われました。超かっこよくね!?って一人興奮してたら、どうやらドクタケ城に捜査の糸口がありそうということに。6年生vs天鬼、そう土井先生の行方がはっきりとわかってしまうんですね。これ結構しんどいのがきり丸がずっと一連の動き見てるんですよね。ただ記憶はなくても土井先生という存在が生きていたことにほっとした様子のきり丸と、天鬼と戦って負傷した6年生の対比が初見ながらにかなり切なかったです(あとで土井先生の初の教え子がこの6年生たちだと知って情緒死にました。マジで人の心とかないんかって思いましたけどさすが忍たま奥深すぎるって白目でした)
事情を聴かされひとりで抱え込むきり丸。回想が切なくて切なくて、、、。初見で泣いたポイントその①でした。きり丸は孤児でひとりで生きてきたけど、がんばって忍術学園にはいって、土井先生と暮らすようになって、先生として、家族として、そこにある想いって愛っていうのかなとか、長いシーンではなかったですけど、いっぱい考えされられました。youtubeで見てた土井先生ときり丸の段も相まって、似たような境遇を持つ二人が出会えたことがキセキだったのかなとか、ほんと涙腺に来ました。
いろいろ抱え込んだきり丸の様子に、乱太郎としんべヱは気づいてます。ここの友情も激熱ですよね。そしては組のみんなにホントのことを話すきり丸。ひとりじゃないって最強だなって思います。そして実戦に強いは組のよいこたちは土井先生を取り戻しに行くことになりました。
結構みんな頭がきれてますよね。潜入先で物流の流れに気が付いて、馬借?のお手伝いのふりして潜入するとか、しんべヱがにおいで食料がないことに気づくとか、勘がいいというか、さすが忍者の卵なだけあるなと思いました。まあ結局捕まってしまうけど、そのガッツは素晴らしい。は組に100点!(ハリーポッターかい)
ここで出てくる先生と先輩方。山田先生マジでオトンだしかっこよい大人でした。救出もするんですけど、なんやかんやで八宝斎そして天鬼の居場所を突き止める3人、というかしんべヱの嗅覚。やっと会いたい人に再会できたきり丸。ここで容赦なく天鬼の胃を痛めつける3人。そしてきり丸の「一緒に帰ろう」という言葉。天鬼の記憶に浮かぶ山田先生家族との思い出、忍術学園での思い出、、、。そして、土井先生が帰ってきたのでした。ここは泣きポイント②です。ほんとこれ表面だけ書いてますけど、一つのシーンだけで情報が盛りだくさん過ぎて語りだしたら止まらなくなるんで割愛してるだけですからね。マジでほんとに6年生5年生卒業生先生利吉さんとかドクタケの風鬼さんとかもうほんとにみんなよかった。
ハッピーエンドだし、ほんとに、泣いた。なにわ男子の主題歌も最高。なんだこれ最高じゃあないか!
と熱い思いをたぎらせた私は早速UNEXTに入り配信で公開されている話を全部履修。これまでの映画ももちろん履修。声優さんのポッドキャストも聞いたし、二次創作も摂取。
忍たま沼ならぬ忍たま崖を転がり落ちました。もう上がれません。
いろいろ履修して1ヶ月後に2回目を見に行ったんですけど、もう映画の解像度が上がりすぎで終始鳥肌涙腺がばがばという完全体に進化してました。
ありがとう心から
最初こそ怖いって聞いていましたけど、これは転がり落ちる怖さのことを言ってたんだなってよくわかりました。忍たまにはオタクの好きなもん全部詰まってます。30年以上の歴史は伊達じゃない。設定もしっかりしているし、キャラも魅力的だし。しかもこんな良質なアニメが週5で10分ほどの時間でお出しされてるという事実。本当に感謝しなければなりません。
アニメやらアイドルやらいろいろハマってきましたけど、私の好きなものにまた懐かしくも新しい風をもたらしてくれて、心からありがとう。