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【遊戯王】白き森アザミナデモンスミス構築メモ【2025.1月制限対応】

こんにちは!
神魔ポトフです!

今回は『SUPREME DARKNESS』でテーマ同士の繋がりが深まった『白き森』と『アザミナ』、そして2024年前期に猛威を奮った『デモンスミス』を混ぜた、『白き森アザミナデモンスミス』について、デッキを組む上で自分なりに考えていることをまとめていこうと思います。

まだまだエアプな部分等もあるかと思いますが、良ければ最後まで読んでいってください!


◎デッキ選択について

『白き森』を使ったデッキを選択するにあたってまず考える必要があるのが、「どのギミックを採用するか」だと思います。
『白き森』と噛み合うテーマとして主に上げられるのは『アザミナ』、『スネークアイ』、そして『デモンスミス』です。
この中で『アザミナ』に関しては、共に『罪宝』関連テーマでありシナジーも高く、展開する中で自然にアクセスできることから採用しない選択肢はほぼ無いと考えています。
そのため、考えられるデッキは『白き森アザミナ』、『白き森アザミナスネークアイ』、『白き森アザミナデモンスミス』となります。
ここから、各デッキそれぞれのメリット、デメリットを軽く考えたいと思います。

✱なお、他にもいくつか合わせて使われているテーマもあるかもしれませんが、執筆時点では開拓が進んでいない部分が多く、マイナーな構築となっているので割愛させていただきます。

◇白き森アザミナ

まずはほぼ純構築に近いデッキです。

メリットは単純で、『自由枠が多い』点だと考えています。
特に、エクストラデッキの自由枠が多いのが特徴で、環境に合わせて柔軟に対応できるかと思います。
勿論、自由枠が多い=誘発や捲り札が積めるということなのでこちらも環境に合わせて柔軟に構築を変化させることが可能です。

ただ、その分デメリットも分かりやすく、他2つに比べると誘発貫通力が低く、盤面の強さも劣るという点になります。
エクストラの自由枠が多くても、他に比べて展開力が落ちてしまうため最終的な盤面はあまり伸びません。
どちらかというとミッドレンジ寄りなため、リソース勝負に持っていくことになると思います。

個人的には、現環境で単純なリソース勝負をするならライゼオルや原石青眼で良くね?と思ってしまうので、僕は使っていません。

◇白き森アザミナスネークアイ

次は『罪宝』関連テーマである『スネークアイ』まで混ぜたデッキです。
メリットは、誘発貫通力、展開力、共に一番高いという点にあると思います。
約1年間環境を席巻しただけあって、重い制限が掛かった今でもなお、展開力は非常に高いです。
また原罪宝スネークアイ等、誘発を貫通できるような展開札も多く存在するため純構築に比べてデッキとしてのパワーは高くなっています。

ただし、その分デメリットも重く、それは『展開上デッキに眠っていて欲しいカードが多数存在する』点、そしてそれに伴い『自由枠が少ない』、『事故率が他に比べて高い』という点になります。
特に1つ目のデメリットが重く、引いた時に展開が大きく歪むカードや、引いた瞬間実質手札が1枚減っているような物だというカードが多数存在します。
展開を通すためにはコストとしてすら使えないため、非常に重いです。
ギミックのカードを多く入れる分、誘発の枚数も減っており、引きたくないカードが多い分事故率も高くなります。

『スネークアイ』というテーマ自体が、制限によってほぼ使い切りみたいな性能となってしまっているため、以前のように2ターン目以降の手数になることも難しいというのが更にデッキ構築の難易度を上げていると思います。
何度か使用したのですが、蛇眼の炎龍を素引きしすぎて無理でした…😇

◇白き森アザミナデモンスミス

最後が、今回紹介するデッキです。
『デモンスミス』のリンク体が、装備魔法扱いで装備する効果を持っているため、比較的簡単に『白き森』モンスターのコストを確保できる点が相性良く、また『罪宝』ギミック全般がモンスターを出力しやすいためリンク2で『デモンスミス』に繋げやすく、また『デモンスミス』→『白き森』も魔法・罠のコスト1枚で繋げることができます。

メリットは『誘発貫通力をある程度確保できている』点、『ある程度自由枠を確保できている』点、そして『安定性が高い』点です。
感覚的には先に挙げた2つのデッキの中間ぐらいのイメージで、それなりの展開力にそれなりの誘発貫通力、そしてそれなりの自由枠を確保できるデッキという感じです。
『スネークアイ』と比べて、混ぜる必要のあるカードがメインデッキに4枚だけであり、それらを素引きしても問題なく展開可能であるのが強いです。
なんなら初動になります。

デメリットは『エクストラデッキを非常に圧迫する』点です。
デモンスミスを採用する時点で逃れられない問題なのですが、本当にエクストラの枠が足りません。
もっと採用したいカードがあるのですが、削ることを余儀なくされています。
特に余裕なさすぎて、展開が通った後の2ターン目以降、リソースは潤沢なのにエクストラから出せるモンスターが消える、という悲しい事件が度々起こります。
それで負けた、ということはあまり無いですがデメリットであることには違いありません。

僕は安定性が高く、誘発貫通力がある程度高いデッキを使いたいと思っているので、現在はこのデッキを使用しています。

✱ここまで各デッキを分析しましたが、結局は好みの問題なので、どの構築を使ってもいいと思います!

◎構築について 

現在、メインデッキ43枚、エクストラデッキ15枚となっています。
1枚からでも動けますが、2枚初動で強く動けるカードが割合として多く、誘発を引ける確率もある程度確保できているため43枚で許容しています。
三戦の才、号を削って41枚にしてもいいのですが、魔法カードで誘発貫通札になれるカードはこのデッキにおいてかなり有用なため、お守りとして採用してます。

初動率は概ね9割5分で、ほとんど事故らないと思います。
誘発を引く確率も8割5分、三戦を捲り札としてカウントする場合合計で9割弱は確保できています。

また、このデッキの特徴として、誘発以外のカードがほとんど手数になれることが挙げられます。
そのため、明確な初動としてカウントできていない組み合わせがいくつもあると思うので、実際に動ける確率は更に高くなっているかと思います。

◇採用カード

ここからは採用カードと採用枚数について考察していきます。

・白き森ギミック

最強初動に成り上がった女

まずはこのデッキのメインギミックとなる、『白き森』ギミックについてです。
『白き森』は魔法・罠カードをコストとして墓地に送ることで展開効果を発動できる点が特徴となっています。
これまでは展開するためにモンスター+コストが必須であり、誘発受けが弱いという弱点を抱えていたのですが、新規によって1枚からでも動くことが可能となった他、誘発受けもかなり良くなりました。
特にドロー系誘発への耐性はかなり高くなっており、G、プルリアは2枚、フワロスは1枚のドローで止まることができます。

また、新規によって『アザミナ』と繋げることが可能となった点も強く、『白き森』単体では用意しづらい万能無効を用意できる点、レベル6の非チューナーを用意できる点が特に相性良く感じます。

モンスターカードの採用枚数についてですが、今はシルヴィ、リゼット、アザミナリゼットを3枚、アステーリャ、ルシアを1枚採用しています。

シルヴィは1枚からでも動くことのできる最強初動であり、他カードを合わせ引きすることによって非常に強い展開を行うことができるので、問答無用で3枚採用しています。
召喚時の魔法罠サーチ効果は基本的にいいつたえをサーチしますが、手札に既に持ってる場合や相手がM∀LICE等のドロバを投げてきそうな対面でいいつたえがなくても動けるなら、わざわいなりをサーチするようにしています。
蘇生効果も優秀で、『白き森』Sモンスターをデッキに戻して次ターンまた動けるようにしながらシンクロ素材やリンク値を稼ぐことが可能です。
また、テクニックとしてフィールド上の『白き森』Sモンスターを戻すことでも蘇生することができるため、無効系誘発のエスケープとして使うことも可能です。

リゼットも同じく初動であり、コスト要求があるものの基本的にシルヴィと同じ動きが可能であるため3枚採用です。
魔法罠コストを支払うことで手札からssして、更に『白き森』モンスターをサーチすることができます。
また、相手ターンに光魔法使いチューナーがssされた場合に墓地から回収できるリソース回復効果まで備わっているため、ある程度殴り合いもできるようになっています。

アザミナリゼットについては否定的な意見が多いかもしれませんが、3枚採用しています。

闇堕ち

理由は主に3つあります。
1つ目が、「手札から簡単に出せる」点です。
モンスター2体並ぶ=デモンスミスなので、誘発貫通札として優秀だと考えています。
✱これができるのは『デモンスミス』だけであるため、その他の構築を使う際は当然枚数を減らしています。

2つ目が、「合わせ引きのバリューが非常に高い」点です。
上記のシルヴィやリゼットの初動でこのカードを合わせて持っているだけで、かなりの誘発を貫通して動くことが可能となります。
後で解説する魔法カード『白き森のいいつたえ』も合わせ引きで同じように展開できるのですが、こちらは単体では何もできない魔法カードであるため、アザミナリゼットを優先して採用しています。

3つ目が、「光魔法使い族のモンスターが多い」点です。
上記2つの理由に補足するような形ですが、ヴェーラーを3枚採用していたりと、割合として光属性魔法使い族のカードが多くなっています。
このカードは起動効果で融合することが可能であり、光魔法使いと自身を混ぜることによってアザミナ展開が可能であることから、様々な場面で役割を持たせることができます。
✱なお、たまに1枚しか採用していない人もいますが、『白き森のわざわいなり』を採用する場合は効果でデッキから出すために最低2枚は採用しておいた方が考えることが減っていいと思います。

アステーリャは1枚のみの採用です。
あくまで展開ルートでアクセスするカードとして採用しており、初動として使うことはほとんどありません。
うららヴェーラー泡影1枚で止まってしまうので…😅
基本的には、『白き森』の展開でサーチしてコストとして墓地に送るか、スプリンドの効果で墓地に送るかして、自身の効果で蘇生することが多いです。

ルシアも同じく1枚採用です。
唯一初動として使用することができないカードであり、展開ルートでアクセスするための1枚のみ採用です。
要らない魔法罠を捨ててドローに変換できたり、素引きしても手からssできるため邪魔になることは少ないですが、今回のデッキでは相対的に見てあまり引いても嬉しくないカード寄りですね。
墓地効果はシルヴィとの共通効果であり、全く同じであるため割愛します。

魔法カードはいいつたえを2枚採用していて、その他のカードは不採用としています。
いいつたえは初動になれないのですが、合わせ引きすれば優秀なのと2ターン目以降のリソース勝負で2枚目が欲しくなる場合があるため2枚の採用となっています。
3枚目を採用するか否かは好みの問題だと思います。
僕は上でも説明した通り、アザミナリセットを優先していいつたえを減らしています。

そして罠カードのわざわいなりです。
相手ターンにシンクロ召喚ができるため、これでシルウィアを出して妨害するのが『白き森』テーマの主な妨害手段となります。
『アザミナ・アーフェス』という、『白き森』名称としても扱う罠カードもあってそっちも強いのですが、わざわいなりはリソースまで回復できるため優先して採用しています。

エクストラデッキのカードはそれぞれ1枚ずつ採用しています。

ルシエラは展開ルートで必ず使用するカードであり、必須です。
白き森カードの他、光魔法使いもサーチできるため、ドロー誘発を受けた際はルシエラでヴェーラーだけサーチして止まることもあります。

シルウィアはわざわいなりを採用している以上唯一の妨害モンスターとして使用頻度が高いため必須です。
相手モンスターを全て裏にすることができて、名称ターン1もないので非常に強い制圧力を持っています。

そして最後の1枚、ディアベルも必須枠だと考えています。
初動で出しておくことにより、応戦のような普通なら刺さる誘発を貫通して動くことが可能となっており、非常に強いためです。
またSモンスターを素材にしていれば墓地の魔法罠を回収できるため、リソース面でも活躍してくれる点も強いポイントです。
サイドデッキから入れた魔法罠をコストに使用しなければならなくなった場合でも、ディアベルで回収して問題なくセットできるようになっています。

・アザミナギミック(罪宝ギミック)

魔法を素材に融合するな

次が、『白き森』から直接繋がるギミックである『アザミナ』ギミックです。
魔法罠カードを素材にして融合召喚を行うのが特徴であり、融合テーマなのにテーマ内の効果モンスターがほぼいません。
✱ギミックとして密接に関係しているため、合わせて『罪宝』ギミックも触れてしまいます。

モンスターカードはディアベルスターのみです。
制限カードなので1枚です。
初動に換算するには弱めですが、合わせ引きした場合はかなり強い貫通札になってくれます。

魔法カードは、欺き3枚、聖なる薊花1枚、罪宝狩り1枚、罠カードはモーリアン1枚です。

欺きは貫通札としても初動としても使えるため3枚採用しています。
このカードの効果には大体うららが飛んでくるため、他に通したい本筋のサーチがある場合はこのカードを囮に使うこともあります。
ただし、コストが重いので無理は禁物です。

罪宝狩りは制限カードなので1枚の採用。
ディアベルスターをサーチすることができます。
薊花発動、チェーン2で罪宝狩りの悪魔を発動する時が一番気持ちいい瞬間です。

薊花はインチキ融合魔法です。
『罪宝』カードをコストにして融合モンスターを融合召喚扱いでssできます。
基本、欺きからサーチするカードなため1枚のみの採用です。
後述するルシエラーゴからもサーチできる点は覚えておいた方がいいですね。
また、このカードは1ターンに1度墓地効果で回収することができ、融合効果にはターン1制限がないため展開では基本2回融合することができます。
回収効果のコストは『アザミナ』モンスターの指定がありますが、アザミナリゼットも戻せるため2ターン目以降のリソース回復にも役立ちます。

エクストラデッキは、ルシエラーゴとシルヴィアのみの採用となっています。

ルシエラーゴは対応範囲の広いサーチ効果を持っており、おまけ効果で相手モンスターの攻守を下げることができます。
基本的には展開途中で先に出して、罪宝狩りをサーチすることで展開を伸ばしていきます。

シルヴィアはこのデッキ唯一の万能無効持ちです。
ただし、無効にするだけで破壊ができない点には注意が必要です。
また、このモンスター以外のアザミナモンスターの戦闘ダメージを倍にすることができるため、ルシエラーゴで相手のLPを4000削ることが可能となる点もLPを削る上で使用する機会があるため覚えておきましょう。

・デモンスミスギミック

2024年上半期を象徴するカード

次に、サブギミックの『デモンスミス』です。
モンスター2体さえ並べば最低限展開が可能であり、魔法罠のコストさえ確保できれば、『白き森』に繋げることもできます。
また、白き森が重く受けるドロバを受けても展開できる点で相性が良く、更には上でも説明した通り、『白き森』のコストを簡単に捻出できる点でも相性が良いです。

メインデッキの採用カードは魔を刻む1枚、紅涙の魔1枚、ルリー1枚、詠聖1枚の計4枚です。
全て展開に使用するカードであり、かつ1枚からでも動くことができます。

魔を刻むは手札から捨てて『デモンスミス』魔法カードをサーチする効果、光悪魔をデッキに戻して墓地から蘇生する効果、装備魔法と相手モンスターを墓地に送る効果があり、展開から捲りまで様々な用途で使える最強カードです。

紅涙の魔は、召喚時に『デモンスミス』カードを墓地に送る効果と、相手ターンにこのカードをデッキに戻して『デモンスミス』Lモンスターを蘇生する効果を持っています。
主に神聖棺を蘇生して後述するレヴェルゼブルを蘇生することにより、妨害を用意する事が多いです。

ルリーは詠聖でサーチして捨てることによってssできます。
素引きしても1枚から展開できるので問題ありません。

詠唱は上で挙げた通り、ルリーをサーチして捨てるのが主な用途となります。
また、墓地から除外することで融合することもできて、この効果でレクストレメンデを融合する展開が多いです。

エクストラデッキの採用カードは、融合ラクリモーサが1枚、レクストレメンデが1枚、鎮魂棺が1枚、大聖棺が1枚、ナンナが1枚、神聖棺が1枚です。

融合ラクリモーサは展開ルートで使用する融合モンスターであり、墓地から魔を刻むを回収して展開を伸ばすことが可能です。
墓地効果で1200バーンが与えられるのも、ETに強かったりして非常に優秀です。

レクストレメンデは手札コストを切ってデッキから光悪魔を墓地に送ることができます。
『白き森』と合わせる場合、後述するスプリンドを墓地に送る手段として、このカードの融合素材にすることが多いため、ほぼ必須に近いと思います。
この効果でデッキに戻った紅涙の魔を墓地に落として妨害を増やすのですが、このデッキにおいて強い点は『手札コスト』にあります。
大体の場合レクストレメンデを出すまでにアステーリャを墓地に送っているため、魔法罠をコストで払うことによってアステーリャが蘇生され、『白き森』ギミックに繋げることができます。

鎮魂棺は『デモンスミス』のリンク1で、必ず展開で使用するため必須枠です。
ほぼトロイメア・マーメイドです…。
コイツと紅涙の魔のおかげであらゆる光悪魔が1枚初動になっています。
装備魔法扱いで装備する効果もこのデッキにおいては多彩な使い道があって最後までチョコたっぷりなカードです。

大聖棺は起動効果で墓地融合できるカードであり、必須枠です。
それだけでも強いのですが、装備魔法扱いで装備することによって装備先に対象耐性を付与することが可能であり、書いてあること全部強いです。
何故か素材指定が片方だけ光悪魔であれば良く、もう片方に一切指定がないため、ニビルで盤面が崩壊しても光悪魔さえ出力できれば展開を通すことができます。

ナンナは名誉デモンスミスなので必須枠です。
語ることはありません。
本当にありません…w
モンスター2体並べばナンナからデモンスミス展開に入れます。
緩い召喚条件で出せるリンク2以下の光悪魔は現状ナンナしかいないためデモンスミスを採用するのであれば基本的には必須カードです。

最後が神聖棺です。
フィールドから装備魔法扱いになりつつ、墓地の光悪魔を蘇生できます。
ターン1の制限がなく、何度も再利用可能であり、おまけに装備になるだけで装備として付いているリンクモンスターのリンクマーカー×600攻撃力を上げるパンプ効果に守備貫通付与まで持っています。
またこのデッキは、LPを1ターンで削り切ろうとすると結構頑張らないといけないため、打点を稼ぎやすい神聖棺はその点においても非常に優秀です。

・誘発の採用枚数について

次は誘発の採用枚数について考えていることをまとめます。
最強誘発のGとGを止められるうららは必須枠として、残りはヴェーラー、ニビル、泡影を3:2:3で採用しました。

ヴェーラーは光魔法使いという点から、アザミナリゼットと合わせて初動になれる点を評価して優先的に採用しています。
また、シェアが一番多いライゼオル対面で、最低でもデュオドライブに無効系誘発を当てたいという面からも今期の優先度は高いと考えています。
デュオドライブの対策として、無効系誘発の他にうさぎ等も考えられますが、上記の点を重視して採用を見送っています。

ニビルについては、ヴェーラー泡影と合わせ引きした場合、環境にいるほとんどのデッキに刺さる誘発となるためメインから採用しています。
先攻で引いてしまっても、このデッキは手札コストを必要とする場面が多いため邪魔になることはあまり無かったです。
枠がなく、2枚以上素引きするとさすがに邪魔なので2枚の採用です。

泡影に関してはヴェーラーと概ね採用理由は同じです。
無効系誘発のかさ増しであり、かつ展開のコストにできる罠カードである点が評価できる部分となります。

・その他汎用カードについて

◆三戦の才、号

『白き森』のコストとして使えるカードであり、誘発貫通の手数にも、捲りにも使える最強カードです。
最初にも書いた通り、抜いてもいい枠ではあるのですが、あった方が安心感があります(適当)。
この2枚を抜いたとしても、初動を引く確率や誘発を引く確率はさほど変わらないため、無理に40枚に近づけなくてもいいかなと思っています。
ルリーやモーリアン等、あまり引きたくないカードを
引く確率も下がりますしね。
このデッキは手札が増えればその分手数が増える可能性が広がるため、才の効果は2ドローを使う場合が個人的には多いと感じています。
勿論、ニビル等重い誘発を避けるためのピーピングハンデスやコントロール奪取で捲り札として活用するケースもあります。
号はメイン戦だとわざわいなりやいいつたえをセットして、コストや妨害を確保する動きができるのが強いです。
いいつたえをセットした場合、そのままでは発動できなくなっていますが、一度コストにしてしまえば返ってきて使えるようになるためかなり噛み合っているように思います。
勿論サイド戦では、セットするカードが神智のようなゲームエンド級のパワカに変貌します。

◆指名者シリーズ

誘発を弾くために採用。
特に言うことはありません。
魔法罠がコイツらしかない場合、天に祈りながらコストにします(n敗)。

◆バロネス

汎用10シンクロです。
展開が通ったら出せます。
語ることない、雑に強いカードだと思いますが、無くても一応戦えるのでギリギリ自由枠です。

◆リトルナイト

これも語ることのない雑に強いカードで、一応自由枠です。
ただ、これがないとバグースカ越えられない問題が発生します。
使わない時は全く使わないのですが、抜くかというと難しいカードですね…。
とはいえ、稀に展開後にリンク値が余ることがあるため、そういう時のためにも入れとくのが無難かなぁといった感じで今のところは考えています。

◆ア=バオア・クー
闇属性悪魔族の新規リンク4で、素材に悪魔族を要求します。
対象に取らない破壊効果とこのカードを除外して墓地から光or闇のモンスターを何でも蘇生できる効果を選べるという、とんでも効果を引っさげてきました。
このデッキではデモンスミスで出す着地点となっていて、自ターンでは展開のサポート、相手ターンでは妨害で使用します。

・今回採用を見送ったカードについて

他に自由枠の候補として、ガーキマと白き森の罪宝を採用している方やクロシープを入れて展開を伸ばす方が多いです。
ただ、ガーキマはうららで簡単に止まる点や手札に残るモンスターが誘発である場合が多く、結局妨害数が変わらないなと感じる場面があったので不採用としています。
クロシープはデモンスミスギミックを採用している場合必要となる場面が少なかったため不採用です。

◇「ALLIANCE INSIGHT」新規について(2/1追記)

新弾「ALLIANCE INSIGHT」において、複数の新規を貰えました。
今回貰えた新規の中で構築に影響を及ぼしそうなのが主に4枚ほどあるため考察していきます。

・白魔女ディアベルゼ

魔法罠をコストにssできるレベル8モンスターです。
ルール上「白き森」カードとして扱うため、簡単にサーチできる高レベルの幻想魔族となっています。
またns、ss時に「罪宝」カードか「ディアベル」カードを墓地に送ることが可能であり、同じく新規の「カース・オブ・ディアベル」という罠カードを墓地に送ることで、新規の魔法カードである「フィリアス・ディアベル」をサーチし、そのまま「フィリアス・ディアベル」で新規のレベル8悪魔族である「断罪のディアベルスター」をサーチ、そして上記2枚を除外してssするところまでいけます。

後述するカードと共に採用することで、フワロスを受けた後に0ドローで2妨害作ることができる他、簡単にライフを取りに行くプランを取れたり等、できることが非常に多いためゴミの素引きをある程度許容してでも採用した方がいいギミックとなっています。

・白き森の幻妖

レベル4のシンクロモンスターです。
ss時に墓地から「白き森」モンスターを2体まで永続魔法扱いで置く効果と、相手ターンにシンクロする効果を持っています。

普通に汎用4シンクロです。
相手ターンにシンクロできるシンクロレベル4チューナーは今までいないと思うのでいつか悪さをする可能性がありますね…。
ss時効果は「白き森」モンスターのコスト確保orダムドを出す素材を即供給できるという役割を持たせることができます。
ダムドがレベル8なのでそのまま12シンクロを出すことができて相性が良くなっています。
ちゃんとss時に発動できるため脱法召喚でも発動可能なのも偉いですね。

一応、後述する新規を使えば正規召喚もできますが、あまり現実的じゃないです。
出すとしたらディアベルや断罪のディアベルスターを使う方が無難だと思います。

今回の構築においては、正直枠が無くて難しいのですが、レクストスプリンドのギミックを抜いてでも採用する価値があります。
※その場合、詠聖とルリーまで抜くのがオススメです。

・蛇眼の断罪龍

汎用12シンクロです。
フィールド・墓地のカードを永続魔法扱いで置くことができる他、バトルフェイズにフィールドのモンスターと永続魔法を対象に取って破壊する効果も持っています。

永続魔法扱いで置く効果が使った次のターン使えなくなるというデメリットを抱えていますが、フリチェで撃てるのはかなりの強みだと思います。
素材指定の緩い12シンクロの中ではかなり汎用性が高いです。

今回の構築においては上記の幻妖を採用した場合、ルルワリリスと選択で採用を検討できると思います。
ルルワリリスの場合、若干汎用性が落ちる代わりに墓地に送られてもエンドフェイズにアステーリャorリゼットを盤面に供給できるというメリットがあるため一長一短です。
最も、このデッキは全体的に除去札が少なめなので断罪龍は採用候補としてかなり優秀だと思います。

・白き森の魔女

フィールド魔法です。
他カードとは少し遅れて発表されたカードであり、発動時の効果処理でサーチする効果、「白き森」モンスターに戦闘破壊耐性を付与する効果、そして「白き森」モンスターをチューナーに変える効果を持っています。

今回の一番の目玉新規です。
おそらく白き森を使った経験のある人全員が一度は考えたであろう「サーチできるフィールド魔法くれ!」が現実になりました。
たださすがにヤバイと思ったのか最後の理性が働いていて、サーチ効果を使った場合エクストラから闇属性が出せなくなってしまいます。
そのため1枚初動なのですがこのカードを初動として使うとアザミナが出せません。

ただ、逆に言えば出ないのはアザミナぐらいです。
ア=バオア・クーも出ませんが、神聖棺の代わりにアポロウーサを採用すれば特に問題ありません。
結局ニビルを貫通できて、かつ複数の妨害を構えられる展開が存在するためデメリットは正直誤差の範囲ですね。
勿論、このカードを発動する前にアザミナ展開をしてしまえば全く弊害を受けることなく使用できます。

そして、貫通札としての側面で考えると更に化け物カードと化します。
例えば、シルヴィ初動の展開が誘発で止まってしまったとしても、魔女発動→リゼットサーチ→リゼットefで魔女をコストにssしながらルシアサーチ→ルシアssと展開するだけで6シンクロもスミス展開もいけます。
スミス初動の展開でニビルを受けた後、魔女からアステーリャやリゼットを持ってきて展開することも可能です。
また、上述したディアベルゼをサーチすれば魔女1枚からライフを8000削り切れるプランを取ることができます。
と、このように様々な展開ルートにおける貫通札として大変優秀なカードとなっています。

この後解説する展開ルートに絡める場合、わざわいなりサーチの代わりにこのカードをサーチすることで、ディアベルギミックによる2妨害を構えるのがオススメです。
勿論素引きしていたらわざわいなりをサーチした上で最後にディアベルギミックで妨害を増やせます。

注意点として、発動にターン1の制限がついているため、一度コストで墓地に送った後ディアベルで回収して再発動、ということはできないようになっています。

◇基本展開について

ここからは、白き森デモンスミスの基本展開について解説していこうと思います。

✱入力が面倒な一部カードは以降、下記の略称を用いて説明します。
・アザミナリゼット→アザリゼ
・レクストレメンデ→レクスト
・ア=バオア・クー→青葉区

・シルヴィ+魔法罠コスト

まず最初に一番シンプルな展開ルートについて解説します。
なお、シルヴィ1枚初動に関してはめちゃくちゃ弱いので一旦考えないものとします(といっても、わざわいなりがサーチできないだけです)。

シルヴィns、efいいつたえサーチ
→いいつたえ発動、アザリゼサーチ
→アザリゼef自身をss
→シルヴィとアザリゼでルシエラss、アザリゼef欺きサーチ、ルシエラef(魔法罠コスト)わざわいなりサーチ
→欺き発動、efルシエラ墓地に送って薊花サーチ
→薊花発動、欺き墓地に送ってルシエラーゴfs、ef罪宝狩りサーチ
→薊花efアザリゼ戻して回収
→薊花発動、チェーン2罪宝狩り発動、ディアベルスターサーチ後、罪宝狩り墓地に送ってシルヴィアfs
→シルヴィefルシエラ戻して自身を蘇生
→シルヴィとルシエラーゴでナンナls
→ナンナ1体で鎮魂棺ls、ef自身をリリースして紅涙の魔ss、ef魔を刻む墓地に送る
→鎮魂棺ef墓地から装備
→鎮魂棺墓地に送ってディアベルスターss、efモーリアンセット
→紅涙の魔とディアベルスターで大聖棺ls
→大聖棺efナンナと鎮魂棺戻してラクリモーサfs
→ラクリモーサef魔を刻む回収
→魔を刻むef詠聖サーチ
→詠聖発動、ルリーサーチして捨てる
→ルリーef蘇生
→大聖棺とルリーで神聖棺ls
→神聖棺とラクリモーサで青葉区ls、ラクリモーサefルリー戻して1200バーン
→青葉区ef手札コスト切って自身を除外し、シルヴィ蘇生
→魔を刻むef、ラクリモーサ戻して蘇生
→魔を刻むとシルヴィでバロネスss

エンドフェイズ、青葉区帰還

この展開でできることは、
・シルヴィア、バロネスの万能無効
・青葉区でシルヴィ蘇生して魔法サーチ、わざわいなりで相手ターンシンクロ→アザリゼ素材にシルウィア出して皆既日蝕しつつアザリゼefで次ターンの欺きサーチ
・モーリアンでssされたモンスターに月の書

となります。
なお、罪宝狩りで1ドローできるため手札消費もそこまで激しくありません。
妨害をしながらリソースも回収していくため、一度展開が通ればかなり磐石になります。

白き森初動の展開ルートの強い点は、ニビルが自然とケアできる点ですね。
安心してデモンスミス展開に行けるため心臓に優しいです。

・シルヴィorいいつたえorアザリゼ2枚初動

上記3枚のカードのうち、2枚を合わせ引きした場合に使える展開です。
どれから動いても動き自体に大差はないため、今回はシルヴィ+アザリゼの展開ルートで説明していきます。

アザリゼef自身をss
→シルヴィns、efいいつたえサーチ
→アザリゼとシルヴィでルシエラss、アザリゼef欺きサーチ、ルシエラefいいつたえコストにわざわいなりサーチ
→いいつたえef墓地からセット
→いいつたえ発動、リゼットサーチ
→欺き発動、efルシエラ墓地に送って薊花サーチ
→薊花発動、欺き墓地に送ってルシエラーゴfs、ef罪宝狩りサーチ
→薊花efアザリゼ戻して回収
→薊花発動、チェーン2罪宝狩り発動、ディアベルスターサーチ後、罪宝狩り墓地に送ってシルヴィアfs
→シルヴィefルシエラ戻して蘇生
→ルシエラーゴとシルヴィでナンナls
→ナンナ1体で鎮魂棺ls、efリリースして紅涙の魔ss、ef魔を刻む墓地に送る
→鎮魂棺ef紅涙の魔に装備
→リゼットef、鎮魂棺墓地に送ってssし、アステーリャサーチ
→アステーリャコストにディアベルスターss、efモーリアンセット
→紅涙の魔とディアベルスターで大聖棺ls
→大聖棺efナンナと鎮魂棺戻してラクリモーサfs、ef魔を刻む回収
→魔を刻むef詠聖サーチ
→詠聖発動、ルリーサーチして捨てる
→ルリーef蘇生
→大聖棺とルリーで神聖棺ls
→神聖棺とラクリモーサで青葉区ls、ラクリモーサefルリー戻して1200バーン
→青葉区ef、わざわいなり切って自身を除外し、アステーリャ蘇生
→わざわいなりef墓地からセット
→魔を刻むefラクリモーサ戻して蘇生
→大聖棺ef、魔を刻むに装備
→アステーリャef大聖棺コストにルシアss
→アステーリャとルシアでルシエラss
→ルシエラとリゼットでディアベルss、ef魔法罠回収(何でも良い)
→ルシアefルシエラ戻して蘇生
→ルシアと魔を刻むでバロネスss

エンドフェイズ、青葉区帰還

概ね展開ルートは変わりませんが、盤面にディアベルが増え、シルウィアによる皆既日蝕が最大2回撃てるようになります。
また、青葉区でシルヴィを蘇生する必要がなくなるため、見た目以上にできる妨害の自由度が上がっています。

・デモンスミス+魔法コスト初動

デモンスミス展開ができるカード全部を初動として動ける展開ルートです。
デモンスミス単体だと白き森に比べてどうしても誘発受けは弱くなりますが、白き森展開が止められた後にこっちで動きます、みたいな場面もあるので結構応用が効く展開ルートです。
召喚権を使わずとも動ける展開ルートなのですが、今回は紅涙の魔で通常召喚権を消費する展開ルートで説明していきます。

紅涙の魔ns、ef魔を刻む墓地に送る
→紅涙の魔1体で鎮魂棺ls
→魔を刻むef紅涙の魔戻してss
→鎮魂棺efリリースして紅涙の魔ss
→魔を刻むと紅涙の魔で大聖棺ls
→大聖棺ef鎮魂棺と紅涙の魔戻してラクリモーサfs、ef魔を刻む回収
→魔を刻むef詠聖サーチ
→詠聖発動、ルリーサーチして捨てる
→ルリーef蘇生
→大聖棺とルリーでスプリンドls、efアステーリャ墓地に送る
→詠聖efスプリンドとラクリモーサでレクストfs、ef魔法コスト切って紅涙の魔墓地に送る、ラクリモーサefルリー戻して1200バーン
→アステーリャef蘇生
→大聖棺efレクストに装備
→アステーリャef大聖棺コストにシルヴィss、efいいつたえサーチ
→アステーリャとシルヴィでルシエラss、efいいつたえコストにわざわいなりサーチ
→いいつたえef墓地からセット
→いいつたえ発動、リゼットサーチ
→リゼットef、わざわいなりコストにssし、アザリゼサーチ
→アザリゼef自身をss
→アザリゼとルシエラでディアベルss、アザリゼef欺きサーチ、ディアベルef魔法罠回収
→欺き発動、リゼット墓地に送って薊花サーチ
→薊花発動、欺き墓地に送ってルシエラーゴfs、ef罪宝狩りサーチ
→レクストとルシエラーゴでナンナls、レクストef詠聖回収
→薊花efルシエラーゴ戻して回収
→薊花発動、チェーン2罪宝狩り発動、ディアベルスターサーチ後、罪宝狩り墓地に送ってシルヴィアfs
→ナンナとディアベルで神聖棺ls
→手札切ってディアベルスターss、efモーリアンセット
→神聖棺とディアベルスターで青葉区ls
→青葉区ef詠聖コストに自身を除外し、魔を刻む蘇生
→シルヴィefルシエラ戻して蘇生
→シルヴィと魔を刻むでバロネスss

エンドフェイズ、青葉区帰還

ディアベルが消えましたが、概ね最終盤面は変わりません。
青葉区でディアベルを蘇生しても良いですし、ディアベルをデッキに戻してシルヴィを蘇生することで、わざわいなりの素材を確保することもできます。
誘発受けに目を瞑れば十分強い展開ルートです。

・欺き+モンスター+魔法罠初動

初動の中ではかなり弱い部類ですが、一応動けます。
初動としては弱いですが、手数になるため欺きは誠意の3枚採用です…。

魔法コストが用意できない場合はさすがに誘発とかを多く引けているはずなので、無理に動かずにシルヴィアだけ出してターンを返した方が勝てます。
欺きはこのデッキだと基本、合わせ引きの貫通札として機能してくれる方が強いカードですね。

ちなみに、ディアベルスターも欺きにアクセスできるため初動になれる雰囲気を出してますが、リンク値の供給が更にハードです。
召喚権でリンク素材を供給してあげてください。

欺き発動、efコスト切って薊花サーチ
→薊花発動、欺き墓地に送ってルシエラーゴfs、ef罪宝狩りサーチ
→罪宝狩り発動、ディアベルスターサーチ
→手札切ってディアベルスターss、efモーリアンセット
→ディアベルスターとルシエラーゴでナンナls
→ナンナ1体で鎮魂棺ls、ef自身をリリースして紅涙の魔ss、ef魔を刻む墓地に送る
→紅涙の魔とディアベルスターで大聖棺ls
→大聖棺efナンナと鎮魂棺戻してラクリモーサfs→
ラクリモーサef魔を刻む回収
→魔を刻むef詠聖サーチ
→詠聖発動、ルリーサーチして捨てる
→ルリーef蘇生
→大聖棺とルリーでスプリンドls、efアステーリャ墓地に送る
→詠聖efスプリンドとラクリモーサでレクストfs、ラクリモーサefルリー戻して1200バーン、レクストef魔法コスト切ってルリー墓地に送る
→アステーリャef墓地から蘇生
→魔を刻むef、ラクリモーサ戻して蘇生
→大聖棺ef魔を刻むに装備
→アステーリャef大聖棺コストにシルヴィss、efいいつたえサーチ
→アステーリャとシルヴィでルシエラss、efいいつたえコストにわざわいなりサーチ
→いいつたえef墓地からセット
→いいつたえ発動、リゼットサーチ
→リゼットefわざわいなりコストにssし、アザリゼサーチ
→わざわいなりef墓地からセット
→アザリゼef自身をss
→アザリゼとルシエラでディアベルss、アザリゼefモーリアンサーチ、ディアベルef魔法罠回収
→薊花発動、モーリアン墓地に送ってシルヴィアfs
→モーリアンef墓地からセット
→シルヴィefルシエラ戻して墓地から蘇生
→レクスト、シルヴィ、リゼットで神聖棺ls、レクストef詠聖回収
→神聖棺とディアベルで青葉区ls
→青葉区ef詠聖コストに自身を除外し、墓地からシルヴィ蘇生
→魔を刻むとシルヴィでバロネスss

エンドフェイズ、青葉区帰還

と、こんな感じで基本的にはデモンスミス展開と似たルートで展開します。
最終盤面はシルヴィ初動と大差ないですが、誘発に弱いです…。
手札消費は激しいと見せかけて、展開の後半に回収できます。
…が、あくまで妥協展開です。
ちなみに、召喚できるモンスターが追加で1枚あればシルヴィアを先出しできるので、多少誘発受けが良くなります。

◇応用展開について

各テーマカードからの基本展開は説明できたと思うので、ここからはより応用的な展開ルートを説明していきます。

・ドロバケア展開

1つ目はドロバケア展開ルートです。
シルヴィ+アザリゼの展開を少し変えるだけで成立します。

アザリゼef自身をss
→シルヴィns、efわざわいなりサーチ
→アザリゼとシルヴィでルシエラss、アザリゼef欺きサーチ、ルシエラefわざわいなりコストにいいつたえサーチ
→わざわいなりef墓地からセット
→いいつたえ発動、リゼットサーチ
→欺き発動、efルシエラ墓地に送って薊花サーチ→薊花発動、欺き墓地に送ってルシエラーゴfs、ef罪宝狩りサーチ
→薊花efアザリゼ戻して回収
→薊花発動、チェーン2罪宝狩り発動、ディアベルスターサーチ後、罪宝狩り墓地に送ってシルヴィアfs
→シルヴィefルシエラ戻して蘇生
→ルシエラーゴとシルヴィでナンナls
→ナンナ1体で鎮魂棺ls、efリリースして紅涙の魔ss、ef魔を刻む墓地に送る
→鎮魂棺ef紅涙の魔に装備→リゼットef、鎮魂棺墓地に送ってssし、アステーリャサーチ
→アステーリャコストにディアベルスターss、efモーリアンセット
→紅涙の魔とディアベルスターで大聖棺ls→大聖棺efナンナと鎮魂棺戻してラクリモーサfs、ef魔を刻む回収→魔を刻むef詠聖サーチ
→詠聖発動、ルリーサーチして捨てる
→ルリーef蘇生
→大聖棺とルリーで神聖棺ls
→神聖棺とラクリモーサで青葉区ls、ラクリモーサefルリー戻して1200バーン
→青葉区ef、手札コスト切って自身を除外し、アステーリャ蘇生
→魔を刻むefラクリモーサ戻して蘇生→大聖棺ef、魔を刻むに装備
→アステーリャef大聖棺コストにルシアss
→アステーリャとルシアでルシエラss
→ルシエラとリゼットでディアベルss、ef魔法罠回収
→ルシアefルシエラ戻して蘇生→ルシアと魔を刻むでバロネスss

エンドフェイズ、青葉区帰還

盤面は変化ありませんが、手札が1枚減ってしまいます。
ただし、基本展開で紹介したルートだと、ドロバを受けた場合にほとんど妨害が残せない可能性があって非常に苦しい戦いを強いられることになるため、こちらで動いた方が無難です。
M∀LICEを筆頭に、サーチを多用しない展開デッキがG受けのためにメインからドロバを採用するケースも増えているため、ケアするに越したことはないカードですね。

なお、ドロバを受けた場合はこんな感じで展開します。

アザリゼef自身をss
→シルヴィns、efわざわいなりサーチ(ドロバ受ける)
→2体でナンナls
→ナンナ1体で鎮魂棺ls、efリリースして紅涙の魔ss、ef魔を刻む墓地に送る
→魔を刻むefナンナ戻して蘇生
→魔を刻むと紅涙の魔で大聖棺ls
→大聖棺ef鎮魂棺と紅涙の魔戻してラクリモーサfs、ef魔を刻む蘇生
→大聖棺、魔を刻む、ラクリモーサで青葉区ls、ラクリモーサef大聖棺戻して1200バーン

エンドフェイズ、青葉区帰還

一応こんな感じで妨害とリソースが残せます。
とはいえ、盤面としては超弱いのでドロバは重いですね…。

なお、墓地にリソースを残してもあまり意味がない対面の場合は、素直にシルヴィ+わざわいなりで止まった方が安牌な場合もあります。
手札が強い場合等もその方が良いです。

・増G、フワロス、プルリア受け展開

次は、Gやフワロスを受けた場合の展開ルートです。
プルリアはドロー枚数を2〜4枚程度に抑えられるので手札と相談してツッパするかこの展開で止まるか決めてください(今回の展開ルートでは2ドローで止まることになります)。
Gは2枚、フワロスは1枚のドローで相手にターンを返せます。
これも基本はシルヴィ+αを引いている場合の展開ルートなので、シルヴィ+アザリゼで説明します。

アザリゼef自身をss(G投げられるなら多分ここ)
→シルヴィns、efわざわいなりサーチ(フワロス投げられるなら多分ここ)
→シルヴィとアザリゼでルシエラss、アザリゼefモーリアンサーチ、ルシエラefわざわいなり切ってヴェーラーサーチ
→わざわいなりef墓地からセット

相手ターン
わざわいなり発動、アザリゼssしてアザリゼとルシエラでディアベルss、アザリゼef欺きサーチ、ディアベルefわざわいなり回収

これで1〜2ドローで止まって3妨害です。
しかも、ディアベルefのコストをわざわいなりにすることで、相手ターンにセットし直すことができ、返しのターンのリソースとして使用することができるようになっています。
G受けで止まった場合、結局リソースが枯れて負けるみたいな場面もよくあると思うのですが、この展開であればわざわいなり+欺きで手数が最低2個確保できているため、返しで倒しきれないことも少ないです。
おまけに、妨害も前と後ろと手札に散っているため捲り札1枚で崩壊しません。

相手のデッキがライゼオル等と分かっている場合はわざわいなりを待つ場合もありますが、そうでなければドローフェイズに使っていいかなと思って使用しています。

ちなみに余談なのですが、アザリゼを合わせ引きしている場合に大体アザリゼのss効果から使用しているのは、このG受け展開をするか他の誘発ケアを行う展開をするか決めやすいためです。
他の誘発ケアをしたい場合、先にいいつたえをサーチする必要があるので、Gだけでもあるか確認しておくといった考えでアザリゼから先に出してます。
ただし、いいつたえ等を重ね引きしていて、シルヴィで誘発を吸いたい場合等はシルヴィnsから入る場合もあります。

・応戦受け展開

次に紹介するのが、応戦するGをケアする展開ルートです。
ケアルートを取らないと食らった瞬間負け濃厚になってしまうので、少しでも入ってそうなデッキと当たった場合、サイド戦ではできるだけこの展開ルートを使うようにしています。
特に来期は、メメント等の応戦が刺さるテーマがかなり強そうなのもあり、サイドに採用されるケースも少なくなさそうなので、このルートは知っておいた方が良いかなと思います。

上記ドロー系誘発ケアの展開紹介で余談として触れていたケアルートがこれです。
ドロー系誘発を受けた場合はそもそも応戦を撃たれる状況にならないのでケアルートを取る必要がありません。
そのため、繰り返し言うようですが、できるだけ先にドロー誘発を見れるようにアザリゼのss効果から使用した方がルート選択がしやすくなります。


アザリゼef自身をss
→シルヴィns、efいいつたえサーチ
→アザリゼとシルヴィでルシエラss、アザリゼef欺きサーチ、ルシエラefいいつたえコストにわざわいなりサーチ
→いいつたえef墓地からセット
→いいつたえ発動、リゼットサーチ
→リゼットefわざわいなりコストにssし、アステーリャサーチ
→わざわいなりef墓地からセット
→リゼットとルシエラでディアベルss、efいいつたえ回収
→欺き発動、efアステーリャコストに薊花サーチ
→薊花発動、欺き墓地に送ってルシエラーゴfs、ef罪宝狩りサーチ
→薊花efアザリゼ戻して回収
→薊花発動、チェーン2罪宝狩り発動、ディアベルスターサーチ後、罪宝狩り墓地に送ってシルヴィアfs
→シルヴィefルシエラ戻して蘇生
→シルヴィとルシエラーゴでナンナls
→ナンナ1体で鎮魂棺ls、efリリースして紅涙の魔ss、ef魔を刻む墓地に送る
→鎮魂棺ef紅涙の魔に装備
→鎮魂棺切ってディアベルスターss、efモーリアンセット
→紅涙の魔とディアベルスターで大聖棺ls
→大聖棺efナンナと鎮魂棺戻してラクリモーサfs、ef魔を刻む回収
→魔を刻むef詠聖サーチ
→詠聖発動、ルリーサーチして捨てる
→ルリーef蘇生
→大聖棺とルリーで神聖棺ls
→神聖棺とラクリモーサで青葉区ls、ラクリモーサefルリー戻して1200バーン
→青葉区efいいつたえコストに自身をリリースし、ラクリモーサ蘇生
→アステーリャef蘇生
→大聖棺ef魔を刻むに装備
→アステーリャef大聖棺コストにルシアss
→ラクリモーサとアステーリャでリトルナイトls
→魔を刻むefラクリモーサ戻して蘇生
→魔を刻むとルシアでバロネスss

エンドフェイズ、青葉区帰還

ご覧の通り、基本的な最終盤面に追加でリトルナイトが生えてきます。

相手が応戦を撃てるタイミングは薊花になるのですが、相手が応戦を発動してくる場合はチェーンでディアベルef(コスト薊花)を使用し、シルウィアをssすることによって薊花が除外されず、出てきた応戦がシルウィアefによって裏守備になります。
こうすることによって、貫通して展開を行うことができるようになります。
裏守備で残った応戦は、最後にリトルナイトで除去する等で対処すれば問題ないです。

罪宝カードがもう1枚手札にある場合は、そのまま薊花を回収して上記とほぼ変わらない展開を行うことが可能です。
そうでない場合も、ディアベルefでコストに魔法を使用しているため墓地のアステーリャが蘇生されることになり、そのまま展開することで妨害は問題なく用意できます。
ニビルケアと同時にケアするのは難しいですが、どの道応戦をそのまま通すとアザミナ関連のリソースが全て吹き飛ぶため、同時持ちは切っていいと考えています。

・アザリゼ+光魔法使い+モンスター+魔法罠展開

次に、白き森展開はできないけどアザリゼと光魔法使いが手札にあるという場合の展開ルートです。
一見要求値が高いように見えますが、多分気のせいです()
コスト云々が足りない場合でも、素直にデモンスミス展開だけして返す等できることはあるので、あくまで引けた場合に使う程度の認識で大丈夫です。
とはいえ、使用する機会は意外とあるので、初動のかさ増しとして知っておいた方がいい展開ルートになります。

アザリゼns、ef手札の光魔法使いとアザリゼでルシエラーゴfs、ef欺きサーチ
→欺き発動、ef手札のモンスター墓地に送って薊花サーチ
→薊花発動、欺き墓地に送ってシルヴィアfs
→ルシエラーゴとシルヴィアでナンナls
→ナンナ1体で鎮魂棺ls、ef自身をリリースして紅涙の魔ss、ef魔を刻む墓地に送る
→魔を刻むef、ナンナ戻して蘇生
→紅涙の魔と魔を刻むで大聖棺ls
→大聖棺ef紅涙の魔と鎮魂棺戻してラクリモーサfs
→ラクリモーサef魔を刻む回収
→魔を刻むef詠聖サーチ
→詠聖発動、ルリーサーチして捨てる
→ルリーef蘇生
→大聖棺とルリーでスプリンドls、efアステーリャ墓地に送る
→詠聖efスプリンドとラクリモーサでレクストfs、レクストef魔法罠コスト切って紅涙の魔墓地に送る、ラクリモーサefルリー戻して1200バーン
→アステーリャef墓地から蘇生
→大聖棺efレクストに装備
→アステーリャef大聖棺コストにシルヴィss、efいいつたえサーチ
→アステーリャとシルヴィでルシエラss、efいいつたえコストにわざわいなりサーチ
→いいつたえef墓地からセット
→いいつたえ発動、リゼットサーチ
→リゼットefわざわいなりコストにssし、アザリゼサーチ
→アザリゼef自身をss
→アザリゼとルシエラでディアベルss、アザリゼef罪宝狩りサーチ、ディアベルef魔法罠回収
→薊花efシルヴィア戻して回収
→薊花発動、チェーン2罪宝狩り発動、ディアベルスターサーチ後、罪宝狩り墓地に送ってシルヴィアfs
→レクストとリゼットでナンナls、レクストef詠聖回収
→詠聖コストにディアベルスターss、efモーリアンセット
→ナンナとディアベルスターで神聖棺ls
→神聖棺とディアベルで青葉区ls
→青葉区efコスト切って自身を除外し、魔を刻む蘇生
→シルヴィefルシエラ戻して蘇生
→魔を刻むとシルヴィでバロネスss

エンドフェイズ、青葉区帰還

欺き初動に近い展開ルート、最終盤面になります。
また欺き初動同様、結構手札消費が激しいですが、最終的にコスト分ぐらいは回収できるので耐えてます。
優先して使いたい展開ルートではないですが、通れば大抵勝てるので展開せずに負けるぐらいなら狙ってみてもいい展開ルートだと思います。

◇サイドプランについて

次に、サイドデッキと入れ替えるにあたって、デッキから抜くカードやその優先順位について軽くまとめようと思います。

・先攻
先攻時は他デッキと変わらず、大体先攻用の罠カード+刺さりの良い誘発に入れ替える程度になると思います。

抜くカードの優先順位は、
ニビル=泡影2〜3枚(主に先攻用の罠と入れ替え、抹殺用に1枚残す場合が多い)>ヴェーラー1〜2枚>欺き1枚目
としています。

ヴェーラーはGの止まりどころとしてルシエラでサーチして止まる場合は存在するため1枚は残すようにしています。
ニビルは白き森で動けていればある程度貫通できるため抹殺用に残したりはしませんが、泡影は手札次第で止まる札になるため抹殺用として1枚残す場合が多いです。
大体ニビル〜欺きで6枚程抜けるため足りると思いますが、抜く枚数が足りない場合はアザミナリゼット等を削っていきます。

今回の構築だと、号、神智、デスサイズはほぼ確定で採用し、+αで刺さる対面にロンギを採用、罠が強い対面には念の為リブートを採用する場面もあります。

なお、このデッキの大きな特徴として、アーティファクト関連が全部、魔法罠としてセットすることによってコストとしても使用できるという利点があります。
そのため、サイドデッキとして特に相性が良いと思います。
ロンギヌスは少しでも刺さる対面であれば、採用することが多いです。
デスサイズもフィールドと墓地で反復横跳びさせるだけで勝てるゲームもあるため改定で禁止にならない限りは使うことになると思います。
勿論素引きしてコストとして使用した場合も相手ターンに蘇生できるため安心です。

・後攻
後攻時は刺さる誘発と捲り札を採用するため、先攻時に比べると少し枠を多く空ける場合が多いです。

抜くカードの優先順位は、
抹殺、墓穴(対面次第で残す場合あり)=モーリアン>全く刺さらない誘発>いいつたえ1枚>欺き1〜2枚>アザミナリゼット1枚
といった形になっています(対面のデッキ次第では、後ろの方の優先順位が入れ替わる場合もあります)。

モーリアンはなくても支障がないため優先順位して抜きますが、同じく展開でアクセスする罠であるわざわいなりに関しては、コストに使える白き森名称の魔法罠カードとして使用頻度が高いカードになるためよっぽどでない限り抜かないようにしています。

今回の構築だと、フワロスは大体どのデッキにも採用し、+αで対面に刺さるカードと入れ替えていきます。
上の構築は2024.10月環境のものなので捲り札としてオーバーディレイを採用していますが、今後の環境次第ではあるものの捲り札はほぼ確実に変えることになると思います。
今のところ発禁令あたりが無難かなといった風に考えていますが、基本的に環境上位の相性が悪いと感じる対面に撃てる捲り札を採用するつもりです。

また先攻と後攻どちらでも採用しうるカードとして、白き森のあくまを試験的に採用してみました。

テキスト確認率100%です

対象に取る無効妨害がこのデッキでは他に用意しにくかったので採用してみたのですが、捲りの際に1枚あることで勝ちをもぎ取れた試合があったり、融合デッキ等シルウィアの妨害があまり効力を発揮しないデッキ対面の時にわざわいなりの代わりに伏せることでより質の高い妨害を行えたりと、サイドの枠を1枚割く価値は十分あるように感じました。

Sモンスターをリリースしないと発動できないため、一見ディスアドに見えますが、基本的に白き森Sモンスターをリリースするため追加効果で墓地から幻想魔族を蘇生でき、更に墓地に送った白き森Sモンスターを戻してシルヴィやルシアが蘇生できることになります。
つまり、結果としてモンスターが増えるんですよね。
一度シルウィアを出して相手の盤面を裏にし、その後あくまで蘇生したアザリゼと蘇生したシルヴィでルシエラのS召喚、なんていう動きも可能であり、後手捲りの選択肢が増えるので、もう暫く使ってみようと思える良いカードでした。

◎終わりに

いかがでしたでしょうか。
『罪宝』関連テーマは次の新弾でもおそらく新規を貰うことができると予想されるため、白き森もアザミナもまだ強化を残している可能性があります。
新制限に切り替わり、使用するテーマが決まってないという方は、一度使ってみてはいかがでしょうか。

採用できるカードが多く、自分好みにカスタマイズして使うことが可能な点もこのデッキの魅力だと思うので、このnoteを読んだ上で一番自分に合ったデッキを組んでいただけたらと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回の記事が参考になったと思いましたら、ハートマークやオススメの方を頂けると嬉しいです(´°v°)/んぴッ
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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