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WSU × FCM pre No cold wall vol.2
お世話になっております。naです。
本日は皆さまにWSU × FCM pre No cold wall vol.2の模様をお届け!したいと思います。久々の書き物の為読み難い箇所等ご勘弁願います。
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1. UNHOLY11
一番手はWest side unityよりUNHOLY11. 8月末リリースの1st EP "Shit Up Late"を引っ提げての登場。早い時間にも関わらずフロアには多くのハードモッシャー達の姿が。vo.GKTの「ボーッと突っ立ってんじゃねえぞ」の煽りを受け、更に熱の入ったピットとなっておりました。関西極悪よろしく重心低めの音像にデスメタリックでダンサブルなビートが会場の熱量を上げます。この日はView From The SoyuzよりGt.NARIが特殊構成員として参加。featにはVCS,Stained,リバボのvo陣が登場!パーティー始まったと思った。急遽出順変更となりましたが、そんな事は物ともしない堂々のステージングでNCW2は勢いのある幕開けとなり、何だかとんでもない1日になるのではと思わされたライブでした。
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2. NEGATIVE SUN
続きましては東京NEGATIVE SUN. 油断していると置いていかれそうになるようなハイウェイ感、劈くようなvoが疾走するカオティックでバイオレンスなステージはどこか涼やかさもありつつかなり圧巻でした。opではサンプラーやマッサージガン(!?)を使用したりとメンバー各々の実験的思考が垣間見られるのもとっても魅力的です。あとコーラス出来るメンバーがいっぱいいる!これもすごい事だなと思います。楽器を演奏しながら声を出すのは難しい為。それはさて置き個人的にはロゴやジャケット、マーチなどのビジュアルデザインもお気に入り要素のひとつ。いろんな角度から楽しめるバンドで、今後も目が離せなさそうです。
3. Recluse
続いては韓国Rampage festへの出演や1st EP "spiritless"のリリースなど精力的に活動中のRecluse. 我々の世代では唯一メンバー全員がSxEのバンドです。Straight Edgeについてはメンバー執筆のこちらの記事をご参照のこと。
この日はフロアにも各国からSxEの方々が集っておられました。vo.シン君の「会場の周り欲望の塊みたいなんですけど…」にはみんなウケてましたが、その中で演奏するのは意義的なことであると、メンバー本人達だけでなく会場にいたみんなも理解のある感じがとても良かったです。メリハリのあるリフと芯の強いタフなボーカル、パワフルなドラミングは彼等の意志を裏付けるようでした。あんまり同世代にいない感じのニュースクール。これも個人的情報ですがマーチも可愛いので是非チェックを。
4. DIKTATOR
続きましては仙台よりDIKTATOR.ヘヴィながらもタイトなビートダウンでまさに重戦車過ぎました。MCでは本日最年長との自己申告がありましたが(!)DIKTATORのライブは見る度に、初めてハードコアに出会った時のような昂りを感じつつも(私が東北出身だから余計にというのもあるかもしれませんが)襟を正されるような思いもあります。NCW2がただの若手のイベントではなく、現行シーンのターニングポイントとなりそうな要因のひとつが間違いなく彼らのステージだったと私は思います。またGt.KOYA君(BROWN Jr.さん)の運営するBROWN RecordsよりBulldozeカバーコンピがリリースされてます!
こちらは2年前に逝去したKEVONE(Bulldoze/Terror zone)へ向けて制作され、売上は一部ご遺族へ寄付されるそう。同封のブックレットも素晴らしいです。
↓こちらの記事も是非併せてどうぞ
この日もコンピ収録のRemember who's strongのカバーをプレイしていましたが、DIKTATOR独自の解釈が見られて非常に面白かったです。あとやっぱりスネアカンカン選手権優勝!
5. moreru
続いて出演者陣からも注目の的だったmoreru. パンクでブラックメタルでインダストリアルな、もっといろんなジャンルにも当てはまるような、何にも当てはまらないような、破壊的で霊障的なステージングは唯一無二であり、なんかすげーもん見た!!という気持ちになりました。フロアも爆発というか、炸裂といった感じになってました。この日の中では群を抜いて音やビジュアルの情報量が多く、渋谷という喧騒的な土地とのマッチング感が何とも面白かったです。ライブだけでなく音源も聴くたびに新たな発見があったり、先行記事によるとやりたいことがまだまだあるとのことで、一体どうなってしまうんでしょうか……。moreru終了後関係者スペースに戻ってきた面々が、各々マジで喰らったという顔をしていたのが印象的でした。
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6. VICE CITY SLAVE
続いてやはり欠かせない存在のVICE CITY SLAVE. 個人的にはハードコアイベントの在るところに彼等在りといったような存在。凶悪なビートダウンにvo.Takumiの煽りも相俟って一気にピリつくフロア。そういえば4人編成であることを今書きながら思い出しました。この日の出演バンドの中でも最少でしたが、人数とか関係無いな!アクティブなフロント陣がステージを狭めていました(特にBa.Gakuがめっちゃ動いとる‼︎)フロアも相変わらず油断ならない感じで安全圏(2Fプロジェクター係常駐席)から見ててもちょっとヒヤヒヤしました。彼等のライブはスリルがあってこそですね。MCでこういった大きい規模でのイベント開催、継続の難しさについて触れてましたが、一運営側の人間として考えるべきことも少なくはなく、改めていろんなことに思いを馳せました。告知もありましたがDCとのツーマンがある模様。みんなで凶悪になりに行きましょう。
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7. TIVE
前半戦ラストは大阪よりTIVEの登場。数々の国内ビッグフェスやNARROW HEAD,TURNSTILE大阪公演などを経て、今回NCW2への出演となった彼等。同世代現行シーンの中でも特にユニークでクールなバンドです。TIVEのステージはハジメ君のハイトーンなボーカルと幻想的なリフ、重ためのリフやコーラス、全てが作用して夢でも見てるんじゃないかと思う時があります。大きいステージで明るめの照明の中見たらちょっとフジロックでのTURNSTILE(とケンタ君)の様子を思い出したりもしました。必須ナンバー"触れるものすべてと血を通わす"でフロアの熱気も最高潮となったところで、前半戦は終了。みなさん光エッジと化してレストタイムへ突入(?)
光エッジの話はこちらで
🍛FOOD🍛
本日のご飯はWSU shimapon(ex.Fallen Grace)のポンカレー。麻婆豆腐キーマと和風だしキーマのちょっと変わり種。どっちも美味しかった〜大阪十三にて間借りカレー屋さんをしています。関西へお越しの際はぜひ立ち寄ってみては!
お店情報などはXにて
昨日はありがとうございました。
— Shimapon (@actgmd) October 14, 2024
色々な人から美味しいと言うてもらい、
おかわりもしてもらって嬉しゅう思います。
来週からまた間借りでカレー営業しますゆえ
店の方にも足運んでもらえればと思います。 pic.twitter.com/qtVaWFaUcN
💿DISTRO💿
ディストロはFullContactMusic
今回出演のバンドだけでなく各地の注目音源あり〼
8. Stained
後半戦は昨日オフシャルデビュー作のリリースを発表した岡山DarksideOYC Stainedからスタート。昨年のALSEID,Fallen Graceとのスプリットツアー後もコンスタントに活動し更なる期待の中登場。初期曲へのfeatには同胞Darkside OYC,ZETTON キスケ、WSU,Fallen Grace グッチを迎え美しくもダークな世界観を醸し、暗黒の堕天使たる所以。新曲Bloody roseの儚く煽情的な展開から、ラストのFall into Darknessではfeat.FCM,ex.ALSEIDのKOHEI、WSU,ReVERSE BOYZ Young Dio, Baは主催のデレクがプレイと涙無しでは見られない状態に。彼等が各地で築き上げたものを感じずにはいられませんでした。MCではvo.Rynoskとgt.Takumiの出会い話にほっこりしつつ、大きい箱で良いライブをしていることになんだか特大感情。11/15 RETRIBUTION NETWORKより待望の"Endless suffering until your wish comes true..."リリースを控えながら、収録の新曲"Bloody rose"MVを先行公開!是非チェック☑︎
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9. DC
続いてFCMよりAKB ASSAULT, DCが登場。昨年6月に突如出現したかと思ったらMOSH ACADEMYやSUMMER BASH FEST等国内有数のイベントのみならずZULU, Defeated Sanity, Vulvodynia, Fuming Mouthの来日公演にも出演。この日はツインベース編成にて地を這うようなvo, モッシーなスラミングとスキットのバランス感がかなり絶妙で面白かったです。ズンズンスラミングパートに飽きの来ない展開、多様なアプローチで一筋縄では無し。音像もよくわかって楽しかったです。featにはSAIGAN TERROR, BSが彗星の如く現れ、場を掻き乱していきました。ステージ上ではDrのテツンバリ以外覆面気味で正直誰が何をしているのかよくわからない節があるんですが、そこも面白くなってきたので残る謎は解かずに置いておきます。イントロからスネア1発カウントで曲に入るの知らなかったんですが、何故か瞬時に反応してバックのロゴを出せたのが個人的ハイライトです。(?)
10. View from The Soyuz
だいぶ終盤に差し掛かってきたところですが勢いは止まらずView from The Soyuzの登場。数々のハードコアイベントやフェス、国内外ビッグネームとの共演など、言うまでもなくずっと大忙し大活躍中の彼等ですが、本当にデカ箱で観るvftsはデカかった。お客さんに対してもジャンプ煽ったり多様なアプローチで非常にナイス!新曲(Oc)cultではTIVEよりHajimeがfeat,
ウィンドミルも2ステップもダイブも全てどうぞと言わんばかりの遊べ過ぎるパートから続くCoexistence,View From The Soyuzはアルバムバージョンで披露。一音上げ(?)にてメタリックな音像がより明瞭に、よりヘヴィネスにといった印象でした。シマ君がALSEID×Stained×FGのスプリットツアーのマーチ着てる横でマサがPig destroyer着てるのも良かったです。
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11. ReVERSE BOYZ
そして続くのは大阪WSUが誇る元気玉ReVERSE BOYZ. みんなリバボパーカー着てていいな〜と思いました。関西極悪〜ニュースクールらしさまで取り入れた横断的なハードコアを軸に、OSAKA NANIWA STYLEなvo. Young Dioのラップで見るもの全てを掌握。この日初めてフロア後方まで見渡せるくらいの位置で見たんですが、本当に1番後ろの人たちまで身体が動いてました。東京で観る彼等はいつにも増してナニワを感じて面白いです。大阪過ぎるというのは東京でも大人気な理由のひとつかも。Young Dio関西弁過ぎる。パーティーらしいところはパーティーらしく、締めるところは締めるという彼等特有のメリハリ感があります。全員パーティーモッシュボーイになったところでDOZEONEへバトンタッチ。
12. DOZEONE
本日の大トリは東京DOZEONE. 今日のメンツの中では比較的old styleでもあり、NYHCらしいグルーヴィーなノリからジャキジャキとした刻み、タフながなりスタイルのvoとズバズバ気持ちのよいドラムプレイで、奥行きがあるというか、奥行きというよりは"幅"があるようなバンドだなと思います。(伝われ〜)私はビートアップのところ全部お気に入り。フロアを巻き込むパワーもかなりすごくて、みんな一緒にDOZEONE!って言ったかと思えばあっという間に会場一体となっており、ハードコアパーティーの真髄を見たなと思いました。本日大団円という感じ。彼等に最後を任せて本当に良かったです。他のバンドや他のジャンルで活躍するメンバーがいるのも注目ポイント。以上、総勢12バンドのライブレポートでした!
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末筆
当日はなんと290人もの皆さまにお越しいただいたそうです。長丁場ありがとうございました&お疲れ様でした。プロジェクター班としてひっそり後ろの方で観ておりましたが、フロアを覗き込んでは人が多過ぎてびっくりしてました。そして今年の裏テーマは"東北"だったそうな。(詳しくは後日公開のイベントレポver.デレクにて)東北の人って甲子園とか何故か東北ごと応援するよね。そういうところが良いなと思います。あとデレクが持って来たお煎餅が美味しくて席巻気味だったのも面白かったです。ここまで読んでくださってありがとうございました!それではまた。
文責: na from West side unity