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反省させていただきました( ; ; )『タイトル、拒絶』
『タイトル、拒絶』をリモート舞台挨拶のある14日(土)に観賞。
伊藤沙莉(いとうさいり)さんが主演という事で楽しみにしていた映画です。
よい意味で、裏切られました!
伊藤沙莉さん以外の共演者の良さと僕個人として反省しなければいけないことを知れたことです。
《伊藤沙莉さん以外の共演者の良さ》
伊藤沙莉さん観たさで気合いが入りすぎ、過剰な期待をもち観てしまった為、伊藤沙莉さん以上に他の出演者の良さに目がいってしまいました。
カノウ役の伊藤沙莉さんはもちろんよかった。
https://twitter.com/SaiRi_iTo
なんか、声が好きなんです。
あと、体当たり的な感じも。
なんですが・・・
共演のマヒル役の恒松祐里さんにやられました。
正直こんなに良いとは思っていませんでした。
https://twitter.com/Yuri_Tsunematsu
特に「笑う」演技が最高。
独特な「笑い」に奥の深さ、陰湿さ、いやらしさ、ごまかし等、いろいろな要素を含ました演技でした。(顔で演技していました)
これから注目していきたい女優さんです。
あと、和代役のモトーラ世里奈さん(マヒルの妹役)とヤヨイ役の大井原歩さんがよかった。
和代は社会の生きづらさをよく表現出来ていたように思うし、ヤヨイはあの世界ではあるあるなキャラを上手く表現出来ていたと思う。
《僕として反省しなければいけない事も》
映画を観賞している最中に女性のお客様と僕含めた男性のお客様の笑いのタイミングが明らかに違ったことです。
女性のお客様も半分くらいいたので、その差がはっきりわかりました。
男性目線(倫理)、女性目線(倫理)の違いを大きく感じました。
ジェンダーギャップを感じましたし、自覚をする事となりました。
(ジェンダーギャップという表現があっているのかちょっと不安ですが・・・)
これが、山田佳奈監督の狙いだとすると、メチャ深い映画です。
映画は観た人の捉え方次第とは思うので、僕はメチャ深い映画として評価したいと思っています。
また、僕みたいな人は反省が必要です。反省を促してくれた事に感謝です。
また、マイノリティ、セックスワーカーに焦点をあてたことで、現社会の生きづらさ、息苦しさ、惨めさ、脱力感、敗北感、やるせなさ、等を上手く映像にしていると思いました。(これは女性だけでなく男性も)
残念だったのは、カノウをもう少し丁寧に説明してほしかったのと、キョウコの依存度、リユの存在感や過去からのトップ争い等を描いてもらえるとセックスワーカーゆえの下克上の残酷さや最後の屋上と路上での出来事がもっとリアルに伝わったかと思う。
山田佳奈監督には是非、次回作としてマヒルの妹を取り扱った映画を作って欲しい。もちろん、姉役のマヒルも共演で。
凄くマヒルのその後が気になる。。。
そんな、推しの映画『タイトル、拒絶』でした。
もともと、舞台で公開していたものを映画化したとのこと。
そういうこともあって、必ず映画館(舞台)で観てくださいね。面白さ半減しますから。
(なんか、映画館の赤いビロードとあうんです)
是非、男性諸君には観て反省してもらいたい映画です!
(周りの女性との笑いの違いを感じてください)
『タイトル、拒絶』公式サイト
https://lifeuntitled.info/
*駅のホームのアナウンスや電車の音がリアル感を出しておりました。