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インナーバレルの内径と初速の実験

タイトルの通りインナーバレルの内径を変えたときに初速がどれだけ変わるのか実験してみました。

使った銃は東京マルイVSR-10 Gスペック

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サバゲーマーなら誰しもが持っている大人気のエアガンです。
最近アマゾンで7000円近く値上がりしたので驚いてます。

このVSR-10Gスペック(以降Gスぺ)に使われているインナーバレルは長さが303㎜、内径が6.08㎜です。

このGスぺのインナーバレルだけを交換して初速がどのように変わるのか確認していきます。


用意したインナーバレルは長さ300㎜、内径が
5.99
6.01
6.03
6.05
6.08
6.15
テーパー加工ありです。

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実はここだけの話、今後インナーバレルの長さ比較実験をしたいのでわかりやすく300㎜にしたんですが、オーダーをミスってテーパーもつけてしまいました。
長さを600㎜位から50㎜くらいまで長さを変えたときの初速の変動も見てみたいんです。

インナーバレルは長いと初速が速くなりますが長すぎるとかえって遅くなるんです。
適切な長さはどこなんでしょうか?


余談は置いといて初速を測っていきます。

使うBB弾は東京マルイ製0.2gプラです。


まずはノーマルのGスぺから

ホップは弱(3クリック)
89.78 89.58 89.8 89.17 89.17
ホップ中(10クリック)
90.86 90.77 90.7 90.55 90.66
ホップ強(17クリック)
90.66 90.48 90.66 90.22 90.19

このような結果となりました。

フライヤーや飛ばしを考慮して平均値(最大、最小を除いた3つの値の平均)が
弱ホップ89.51 中ホップ90.71 強ホップ90.45(m/s)とします。


さてベンチマークができたのでバレルを交換してせっせと初速を測っていきます。


結果がこう

弱ホップ

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中ホップ

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強ホップ

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平均初速(m/s)

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平均出力(J)

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非常に予想通りの結果となりました。
見やすいようにグラフにしてみます。

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内径が細いほど初速が上がっています。

気になるのは6.03を超えると初速の上り幅が少なくなるところですね。
VSRはシリンダー容量が大きくエアを十分に確保できるため、6.03未満ではBB弾を押し出す効率がほぼロスの無い状態に近づき差が出にくいのだと思います。
逆に6.05以上ではBB弾とインナーバレルの間からのエアロスが多くなり初速を大きく下げていったという結果になったと思われます。

それから、グラフではなくデータを見ると同じ内径でもマルイ6.08よりPDI6.08の方が速い結果になってます。
数値を比べるとマルイのバレルは6.09~6.10の間くらいの値になってます。


ちなみに5.99という内径はこのノートを書いてる段階では未発売のものでPDIと開発を進めているバレルです。
おそらく業界初の6㎜以下のバレルでしょう。


もう一つ余談ですが、5.99を使っているときに他のBB弾を使ってみたところ極端に初速が下がるBB弾がありました。
ためしに6.01で測ると5.99より速い結果になるんです。

詰まりはしないですが内壁に擦れることで初速が下がるんでしょうか?
BB弾が擦れて遅くなるなら内壁の摩擦の低さというのも初速に影響しそうです。
バレル掃除をすると初速が戻ったという話も聞きますし、バレル内はつるつるにキープした方がよさそうですね。


そんな感じでインナーバレルを選ぶときの参考にしてください。



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