シリンダーが引ききれない、シアーにかからない VSRのトラブル

ボルトハンドルを引いてもシアーにかかる感じがしない、
引き切ってもシアーを超えない
強く勢いよく引くとシアーがかかるが、ゆっくり引くとシアーがかからない

このようなトラブルにあったことありますか


今回はその原因と解決方法について解説していきます。

原因1 バネの圧縮長が長すぎる

シリンダーを引くとピストンはスプリングガイドにピタッとくっつく位置まで引き切れます。

ですが、
長すぎるバネを使っていたり
スペーサーを入れすぎる
詰め物をして圧縮スペースが少なくなってるなど

ピストンは一番後ろまで引っ張れる
何かがつっかえて隙間が開いてしまう 異常

バネが限界まで圧縮され、それ以上に引ききれなくなった時にピストンの位置がシアーを超えていないとこの症状が出ます。

解決策

バネをカット、嵩上げを少なくする
スペーサーを減らす
パワー不足なのであれば
バネを強くする、バレルを変える

カスタムしてる場合のみ起こる症状なので、元に戻すか
スペースに合わせたカスタムをしてください。

原因2 各所絶妙にズレてる

シリンダーを引いた時にピストンがスプリングガイドに着くまで引き切ると、スプリングガイドがセカンドシアーをシアー超えてロックがかかります。

引いて
シアーを超えて
戻すとシアーに引っかかる

ですが稀にピストンがスプリングガイドについた状態(物理的にこれ以上引けない状態)でもシアーを超えることなくコッキングが完了しない個体があります。

この状況でこれ以上引けなくなることがある

カスタムパーツの組み合わせによっても起こりえますが、
稀にノーカスタム、ノーマルパーツを使ってる時にも起こることがあります。

関連するパーツはシアー、ピストン、スプリングガイド、シリンダーリリースレバー、それを固定するトリガーボックス、レシーバー、シリンダーと多く現段階でどのパーツが原因で起こってるかわかりません。

解決策 ピストンエンドを削る

薄ーく削る

ピストンエンドを0.5mm〜1mm削ることでピストンをより後ろまで引けるようになります。
あと僅かだったところはこれでシアーを超えるようになるので解決します。

ピストンの後側をわずかに削る程度なら性能に影響はないので安心して少しだけ削ってください。

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