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Warwick 3 こんなやつです

弾いてみて、ひとまず思ったのはボディトップにムラが見られるのでワックスを掛けたいのと、ロッドを締めて、弦高調整をしたいことでした。サーキットの方も確認する必要がありました。

中古での購入でしたが、幸いなことに新品時に付属するツールセットがほぼそのまま残してあり、ワックスに至っては未使用でした。オイルフィニッシュの楽器に最適なKenSmithのジェルはもちろん装備していますが、メーカーが推奨するものがあって、わざわざ付属させているのだから、スミスの場合同様、ワーウィックでもそれを使うのが筋でしょう。六角レンチが、たぶん1本欠品していたようですが問題ありません。

つまみ類を外すとワッシャーもちゃんとブラックパーツを使っていて、見えないところも手を抜かない精神に、まずは感服。

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6mmシャフトでした。

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ワックスはカスタードプリンのような色で固形です。とてもいい匂いがします。塗布したら2〜3分置いて、きれいな布で磨き上げてくださいと書いてあります。年に2回が標準的な手入れのタイミングです。この缶は市販されていないようで、一缶で一生分以上ありますが、新品で何本も買ったWarwickマニアの方は、是非転売してください。安くね。

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マスクは洗って何度でも使えるのですが、ゴムが緩々になってしまうので廃棄行きです。ですがちょうどよい使い道がありました。筒状なので中に手を入れてグローブのようにして塗布しました。そう柔らかくないので、布地に付けすぎることなく添付できます。いろいろ幸せな気分になります。

磨き終わってこんな感じです。

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クリーンナップはタオルの生地で行いました。べたつかず、それでいて艶も出て、楽器の質感が蘇ります。楽器表面の方は、ムラを消したかったのですがバフでもかけないと駄目でしょう。要は使用感という奴で、触れたり擦れたりしたところのテクスチャーが変化しているので、多少ワックスを染みこませたくらいでは平均化できませんでした。アッシュの側は特にいい感じになりましたよ。あと撮影時の光の関係でネック裏は脂ぎって見えますが、実際そんなことありません。非常に手触りがいいです。ペグのペダル部分やロッドカバーもウェンジなので磨きました。これらにはメタル製やプラスチック製の互換部品が付属されています。私は断然このままが好きです。

中、開けてみましょう。蓋を外すとさっそくこれです。

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なんと充電池は配線されていませんでした。電池が収納でき、赤黒の線がそれですが、こっちで音が出ていたんですね。電池の電圧を測ると8.90Vでした。昨日満充電したバッテリーのほうを使うことにします。スナップを繋ぎ替えるだけで簡単に交換することができます。バッテリーは、もし楽器にLEDが搭載されている場合には、排他的な利用になります。LED搭載ではありませんが、電池一個分でも軽量化したいので外しました。重量は10g軽減しました、笑。ちなみに体重は4980gです。

繋ぎ替えたところです

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スナップだけは小袋に入れてコンパートメント内に転がしておき、万一の事態に備えることにします。ちなみに、蓋に対してスプリングの突起がネジと同数配備されており、しっかりした固定を助けると共に、衝撃吸収も考えているのかもしれません。やっぱり見えないところにお金かけてる。

それぞれアップでお見せします。

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ポット類は、見えるところで確認すると、いずれも25kΩでした。PU自体がアクティブなためです。購入時にはPUもサーキットも替えてしまうことを想定しましたが、これはこのままで良いような気がします。なんか非常に良くできている、というか完成度高くて、弄りたくなくなりました。リスペクトです。

さて、今日の最後になりますが、ストラップピンの位置を調べたところ、13fでした。12fまで来ていれば良いのですが、不足しているといっても僅かです。にもかかわらず、いい位置に楽器を構えようとするとストラップが私の首を締めます。ストラップピンはシャーラーのように見えて、ダンロップ互換でした。ピンを延長する措置を、いずれ試したいと思います。

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今日はこんなところです。

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