日記

史上最低な9月が終わり10月を迎えるに当たって、仕切り直しを図るためにも一文記しておきます。どちらかと言えばラッキーな人生を送ってきたと思うので、振れ幅としては、まだ幸福な領域に足が残っていると信じることはできます。そう感じられる限りは、何事も諦めるわけにはいきません。頑張っていきます。

最悪、という意味では今日もやってしまいました。仕事を終え、新米を5kg、3388円で買ったスーパーを後にして、まだヨドバシが開いているなと気付き、必須な消耗品のために寄ることにしました。自宅を通り過ぎる位置ですので、今日でなくても良いかな、通販にしようかななどと迷い、なんか悪いことが起きたりして、と悲観的な予測が頭を過る道中でした。

先日、通りすがりのスーパーで、弁当を買って帰ろうかなどと甘い考えを抱いたばかりに新車308のフロントレフト・ホイールを傷物にしたのは記憶に新しく、それが悪い予感を引き起こしたのは、ある種の学習なのかもしれませんが、今夜はフロントライト・ホイールをガリってしまいました。

ヨドバシの駐車場を出るとき、チケットを手を伸ばして差し込めるためにギリギリまで寄せたまでは良かったですが、ゲートが開いて直進すると、なぜか走行路が先窄まりになっており、またしても障害物レーダーが感知することもなく衝撃的な擦過音が鳴り響きました。見えないよ、あれは。

やってしまえば1本も2本も同じ、ということは断じてありません。ホイールの傷は自動車査定に大きな減点をもたらします。中古で買ったDS3crossbackでさえ、5ヵ月乗って無傷で売却したのに、納車から1ヵ月経たぬうちに2本駄目にするとは、1850mmの車幅に責任を押しつけるとしても、不注意、もしくは下手と断罪します。へこたれる。

というような、これも9月末日のできごとですから、一晩寝れば世界は薔薇色に変わると夢想し、とにかく、これ以上の悪いことは起きるはずがなかろうと信じるほかありません。負けないぞ!

日本女子オープンゴルフ選手権を地上波で録画して約7時間分を見終えました。JLPGAではなくJGAの主催であり、DAZNでは配信されません。ツーサム、タイマンで行われた最終日は痺れる展開で、竹田麗央選手が2打差で逃げ切り優勝しました。8番ホールでは、竹田さんのドライバー・ショット音でギャラリーが「うぉー」とどよめくほどのすさまじさ。確かに今まで聴いたことのない迫力でした。リーダーボードを見ると、なんとも現時点での力と勢いをそのまま反映したような並びになっていて、コースの難易度の高さを物語っています。

放送でも気がついたのは、ギャラリーがスマホを向けて動画を撮る姿がそこかしこに見られたこと。JLPGAトーナメントでは撮影が禁止されています。しかしGPA主催とあって、調べたら、無音撮影アプリを使用する動画静止画の撮影は、原則認められていることが分かりました。いいよね

それでも私が見に行った戸塚などで撮影している輩は散見します。重大なマナー違反ですからオフィシャルが注意せな。

そうそう、朝ドラが切り替わりました。今朝、第一話をリアルタイムで見ましたけれど、ちょっと無理な感じでした。橋本さんは悪いけれど高校1年生に見えず、登場するキャラがどれもフジテレビ的(個人的な感想)。無難な人生が一番と考える主人公が否定され、周囲の影響で道を見つける、というストーリーが陳腐すぎる上に、同意しかねる流れでもあります。何者かになるのは、何者かになりたい人だけで充分です。無難な人生を歩みたい考えの人には、その筋で幸せを掴めばよろしい。なにか、そこには「生産性」に欠けるとでも言いたげな風潮を感じてしまい、それは無用な圧力だと断じたい。

オープニングテーマ曲も毎朝耳にしたい部類の音ではありません。さよーならいつか、は毎日ずっと聴き続けて飽きません。そんなことはカムカムのAIさんが歌った曲以来2度目でした(バックナンバーも良かった)。しかしこの起用は、年末のあれやこれやなどへの布石じゃないかと穿った見方をせざるを得ない、NHKのあざとさを感じます。てのも個人的感想。

虎に翼は最後まで良かったです。今回、森田望智さん演じる花江が重要な役でした。学生時代の親友が義理の姉となり主人公亡き後まで生き延びる専業主婦を、まずその時代の典型的な婦人像として一貫して中心に置いて、むしろ特異な経歴を辿る主人公を、そのサイドに置いたかのような演出が、それぞれの人物像に深みを加えたと見ています。

むろん、当初ライバルのようであった土居志央梨さん演じる山田よねが、これも最後まで併走する形になったのは当初の予想を超えて、長編ドラマに太い軸を築いていました。

残り4週分を録画に残して観るのを止めてしまったブギウギでしたが、HDドライブの整理を兼ねて見始め、いよいよ最終週の月曜分まで来ました。どうしても戦争の時代にピークを感じてしまい、戦後となると興味が褪せてしまって、物語が迫ってこなくなったのです。見たら見たで面白かったですけどね(新人を圧巻の実力差で跳ね返す場面など)。

その点、虎に翼では最初期に追い求めたモノを最終話までずっと追究し続け、その延長に現代を持ってくることで緩みが一度もなかった気がします。つまりは、見るのに飽きたという瞬間は皆無だった。

7月期の民放ドラマ(あ、フジだった)新宿野戦病院に出ていた塚地武雅さんがNHKのバラエティにゲスト出演時、9人が朝ドラと被っていると仰ったけれど、私は5人(仲野さん、平岩さん、岡部さん、塚地さん、余さん)しかわかりませんでした。さすがの宮藤作品、あらゆる角度から物語に差し色が加えられ、多層な面白みがミルクレープのように凝縮していました。

目に付いたのはマユ役の伊東蒼さんで子役時代に名作『湯を沸かすほどの熱い愛』に出演されたのを覚えています。野戦病院でも良い俳優だなぁと思いました。期待しています。

というわけで虎に翼と新宿野戦病院の流れていた2024年の夏は、個人的に落ちるところまで落ちた9月においても、それらが一抹の救いであったことに間違いありません。

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