00なんとか ライオンは吠えなかった
昨日は興奮を記録したくて散らかった文章になってしまいました。なかなかの腹ぺこで、テイクアウトした牛丼を早く書き終えて食べたかったのです。
本来は昨年の4月だったかに公開予定が、感染症の影響で数度延期を繰り返し、やっとのことで1年半遅れの公開でした。ディケイドの切りのいい年であり、オリンピアード開催年でもあったし、各界がメモリアルイヤーにしようと様々な大規模イベントを用意していた、そんなものの一つでした。
そのスケジュールの不確定な延長が、どこにどうもたらされたのか知る由もありませんが、とにかくクォリティが過去作よりも別次元で高まっていた気がします。それはテクノロジーの日進月歩が超速であることと、世界中がある種の価値観の変容を迫られた事態が内省を促したこととで、慎重さと完璧主義を加速させたのではないかと想像します。
10/1に鑑賞し、その感想を記したのが、日付では10/2となりましたので、中1日を空けての更新ですから、本日はだいぶ落ち着いています。しかし昨日はYoutubeをあたれば、様々な事前情報が存在していたことを知ります。
実はトレイラーの類はそれまで、先日の邦画を観たときにシアターで流れたのを見た限りで、忘れていた頃の封切りだったわけです。敵キャラの顔相すら知らなかったら、ボヘミアン・ラプソディでフレディを演じた方だったのですね。ボヘミアンは観ていなかったので、スクリーンで気付くことはありませんでした。あれにハマった方なら衝撃を受けることでしょう。私はラブストーリー仕立てらしいという憶測で放置していたので観ておりませんでした。
『スカイフォール』までのBrurayは持っていて、それ以前も断片的にDVDを買うことがあったり、その昔はビデオテープ(TVを録画したもの)で俯瞰が可能でしたが、『スペクター』はまだメディアでは所有していません。いまやサブスクで観られるのでメディアの所有は必要ないかも知れません。
それで、007公開の度にシリーズ全体を回顧するみたいなエピソードを書きましたが不正確です。ダニエル・クレイグのボンドは、全てシアターで見た限り、復習をしていませんでした。それを打ち明けて反省します。そして、今回、ダニエル版は最後となる正式なアナウンスがあったことを、今さら知りました。昨日になってYoutubeで知ったことのひとつです。
彼の出演作は5作。申しました通り、すでに朧気な記憶なのですが、この5編は、概ね繋がっていて、全体を通して「ジェイムズ・ボンド伝」が成立します。本作はその完結編ですから、そうとは知らずに観た私も、なんだこの手応えは?と驚きおののく結果となったわけです。ちなみにダニエル・クレイグ自身がプロデューサーのひとりとしてクレジットされていました。
昨日中に『カジノ・ロワイヤル』と『慰めの報酬』の中盤までサブスクで観ました。公開期間中に『スペクター』までをおさらいし、4DXのシアターや吹き替え版まで鑑賞できれば良いなと思っています(あるキャラを水樹奈々さんが演じており、それが合っていると想像できます)。
公開の直前に映画レビューを中心とするユーチューバーの方々が007シリーズを解説する動画を上げており、いくつか拝見しました。率直な感想として、本当にちゃんと観たのか?ウィキのまとめではないのか?と疑うような、時に誤りの多い解説が散見されました。些末なことですがTOYOTA2000GTをホンダ車と言ってみたり…。
そういう情報も礎となって以後の常識が形成されていくと思うと少しだけ暗澹たる気持ちになりますが、私もこういう形で思いつきをだらだら書いていますので、気をつけなきゃと思いました。いつもながらですが、間違っていることがありましたら申し訳ありません。
タイトルの意味ですが、クロージングでMGMのライオンが吠えるかと思ったら静かだったのが、あんまり記憶にないなといったところで印象に残ったので追加しました。