カラス

ドアすら開けずに過ごした一日を反省して本日は散歩することにしました。買い物をするとしたらビッグコミック・オリジナルが発売されているかどうかですが、コンビニに寄っても売っていなかったので配本されていないのでしょう。5/5の発売日は祭日であることから遡ると5/1土が発売日かと思われましたが、世の中平常運転ではありませんから1日遅れの5/6木に入手できるのではないでしょうか。前号はまだ読み切っていませんので何の問題もありませんが。

2003年頃だと思います。横浜駅近くの音楽教室に通勤する帰り道に行きつけの町中華ができました。2〜3年後に店を閉めてしまい、建物も変わってしまいましたが、週一で通っていたとき、店舗のテーブルの下には漫画週刊誌の類が置かれており、手に取るようになりました。食べ終わるまでにおよそ半分を読了できたので、月に3度行って、月2発行の雑誌はコンスタントに読破できます。

読んでいたのはビッグコミック・スペリールでした。それまで「ビッグコミック」という誌名のみ知っていましたが、それ以外にオリジナル、スペリオール、他にもあるらしいことを知ります。マンガは元々大好きですが、社会人になったときに雑誌からは卒業しており、『美味しんぼ』を単行本で買うくらいしか購読を続けていませんでした。引っ越しの時におびただしいコミック単行本が出てきましたが、手塚治虫、石ノ森章太郎、永井豪、白土三平、望月三起也作品と『美味しんぼ』あたりを残し、全て廃棄しました。それらは死ぬまでにはもう一度読もうと思っていますし、そのためのデジタルデータ化を予定しています。

話を戻して、あの日スペリオールのファンになり、中華屋が店を閉めてからは正しく自分で買うようになり、同じく月2配刊で組み合わせるとうまいこと毎週新刊がゲットできるオリジナルの方もやがて買い始め、それが今日に続いています。オリジナルはトイレで座ったときに少しずつ読みますので、2 週間でちょうど読み終わるのです。スペリオールは車に積んでおいて、当初の習慣の如く、夜にお一人様外食をするときに読んでいます。

昨年すでにそうでしたが、外食をしなくなってスペリオールの「こなし」が遅れ始めます。読まなくなるなら買わなければよいのに、途切れてしまうのは惜しくて買い続けます。どちらかと言うと、それでも出版日は待ち遠しく、買うのは楽しみでした。ずれは一時、半年にもなりましたが、現状は5冊遅れの所にいます。一方、オリジナルは順調に読み終えて、間を空けずに次へ繫ぐような排便サイクルが確立されており、健康維持に役立っています。

というわけで5/1時点で新しいものを買っておく必要はありませんが、なぜかマンガは楽しみですね。こういう中毒性のある娯楽って、あまり他に想像できません。週一のマンガ雑誌が、私にとって現在唯一の購読マガジンになっています。

家を出て国道を南下し、住宅街を抜けてターミナル駅へと繋がる街道へ出ます。そのまま疲れるまで歩き続けて、バスで帰ることも考えましたが、徒歩で帰るための折り返しのコースへルートを変えます。数日前にオープンしたばかりのデニーズを見て、その先のコンビニへ入りますがオリジナルはなかったので、何も買わずに出ます。後は慣れた道を真っ直ぐ歩いて家に着きます。

そのとき道路の前方、反対車線側ですが車道真ん中に、何か黒いものが落ちていて、もう一つ近くの歩道にも黒い塊が見えました。しばらくするとカラスが飛んできて、クルマが切れたときに車道へ降りようとします。私の歩みが近づいて黒いものが視認できるようになると、それがクルマにはねられたカラスであるとわかります。歩道の塊は、それをじっと見守るもう一羽のカラス、空からタイミングを見て近寄っては離れ、手を差し伸べられずにいるもう一羽のカラス。3羽の関係は知りようもありませんが、深い悲しみの気持ちは私の心にも宿りました。

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