もの探し
自分に非があるのは承知ですが、毎日、あれが無い、これが無いと何かしら家の中を探し回っています。弦バスの練習を再開するに伴い、弓はとても大切に目に付く場所に置いていたけれど、松脂が見つからない。しょうがなく買うとしても3000円程度。だからと言って、ひょんな時に出てくるから、その時の気分を想像すると安易に動きたくない。
最初からフレンチ・ボウですが、一時、演目の都合でジャーマンを入手したことがあります。KenSmithが自社ブランドを用意していた時代があり、購買意欲のあった時には、すでに品切れに近く、それが最後の1本でした。ラインナップでは一番下のクラスで、たぶん6万くらいで買えたと思います。それだけが売れ残っていた。
なんでかと言えば、曲中でのアルコとピチカートの切り替えに間がなく、弓を持ったままのピチカートが、私にはフレンチでは無理だったためです。ジャーマンだったらできました。
その後しばらくは、そうした演奏をしなくなり、やがてコントラバスを諦めることとなり、このフレンチ・ボウのみを残して全て売却しました。でも松脂だけはいくつか残していたと思います。CarlssonとかPetzとか使って、なにかもう一つくらい試しました。
そのジャーマン・ボウの弾き心地が良くて、KenSmithにロジンを尋ねたのです。Kolstein All Weatherとのことで、さっそく入手してフレンチ・ボウにも付けてみたところ、それまでの悩みが払拭されるほどぴったりきました。そういうとき、他の銘柄はもう不要となっているのですが、売れるものではなし、どこかにしまってあったと思います。1つは誰かにあげた気がする…。
だから、記憶では全部で4回買って、1つはプレゼントしているから3個、まだあるはずなのですが、2回の引越時にパッキングを業者に任せてしまったために、どの段ボールに仕舞われているかわからず、ひとつひとつを開いて探す、という気の進まない手順が待っています。箱に「松脂」と書いててくれればいいのに、もちろんそんな配慮があるわけがありません。
あ、思い出した。黒猫でした。(←松脂)
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