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ベースアンプをマイク録りの音源 #Sennheiser_MK4
自宅でのアンプ、マイク録りを試みた音源をSoundcloudへアップいたしましたので、そのご紹介です。オーディオインターフェースLyra1での設定は44.1kHz / 16bitで、ch1(フロントパネルのフォンジャック)へAshdownアンプのアンバランス・ラインアウトからmogami#2524のシールドで繫いでおります。ch2(バックパネルのXLRジャック)へはコンデンサー・マイクのSennheiser MK4からHexaマイクケーブルで繫いでいます。ベースからアンプヘッドはVan Dammeのシールドのみで接続しました。
マイク録り
Prism SoundのAudio Control Appによってゲインを決定します。各チャンネルに(仕様により2チャンネルしかありません)、上から入力種別、OVK、+48V、Flat、Phasetと5つのスイッチがあり、その下にメーターとフェーダーが描かれています。入力は基本的には自動判定され、マイクケーブルを繫ぐとmic入力となりますが、今回はレベルオーバーでしたのでpadをこのスイッチで選択することになります。ベースアンプの出音を近接で拾っているのでフェーダーも下げ目ですが、無事にキャプチャーされました。OVKのスイッチはアナログのリミッターで今回は使っていません。ファンタム電源も使いますので+48Vのところに背景色がついているのがわかりますでしょうか。そのしたFlatとなっていますが、ハイパスフィルターの起動スイッチです。その下は位相反転の為のPhaseスイッチ。以上となります。
このアンプヘッドは空冷のファンが2基、アイドリングからばっちり回っており、非常にうるさいのですが、それとわかるノイズは、このマイクセッティングでは特に気にならないかもしれません。弾いている本人には防音室の換気扇と合わせて、全くサイレントな環境でないのですが…。
ベースの音はラインに較べて、たしかにこもっています。15インチスピーカーの再生限界が3〜4kHzまでだからでしょう。実際のレコーディングでラインを引かないでアンプ/マイクだけだとしても、EQ等の後処理で桶に入れた状態での良き音質には加工できそうですし、元々、アンプでのEQはスルーであり、パッシブベースからのアン直ですから、通常そこへプリアンプやエフェクトを噛ませるので、まだまだ音造りのやりようはあると思います。ベースアンプにマイクを立てる収録の方法は、もはや主流ではありませんが、ライブに於いてもレコーディングでももっと活用されればいいのにと、個人的には思います。ラインも混ぜれば良いのですし。
ライン録り
こちらは、アンプのヘッドルームを録ってからEQセクションの手前で取り出した信号をキャプチャーした、一般的なライン録音です。普通でしたらDIを使用し、そこからのスルーアウトをアンプに入れますが、Lyra1の仕様上、XLR端子が1つしか無いため、それをマイクにまわせば、フォンで入力する以外ありません。このような使い方を想定し、2ch分のマイクプリアンプを積んだLyra2を所望しましたが、コロナ禍で生産がストップしていて入手できませんでした。そこで今回はアンプのラインアウトを利用したので、真空管(12AX7)のラインドライバーを通過した音を聴いているわけです。S/Nも悪くないし、音よろしくないですか? 十分という気がします。ただ、ここもやればやっただけこだわれますので、果てしない可能性があります。またいつか遊んでみます。
というわけで、本日はリンクを貼っておしまいです。いわゆる付け録りに手を出しておりませんので、DTMの方々から見れば常識外の録音手法かもしれませんが、現段階で私は音楽製作ではなく、所有機材の音質チェックに重点を置いておりますので、このようになりました。お読みいただき、お聴きいただき、ありがとうございました。