インターフェースその後

音楽制作は全然やっていないのですが、ちゃんとした音で録れたらいいなと考え始めて一月くらいですか、Yamahaの配信用と自称するAG06、あるいは再生用として使っていたRME Baby Faceに替わる何かを探して、思考の順を書き留めて参りました。結果リアル店舗で試聴を行うことで自信を持ってPrism Sound Lyra1を選ぶことができました。

ただ、予算を決めていない、そこには「割に合うか」「元が取れると考えることができるか」といった目安しかありませんでした。普通は3万以下、とか一桁以下とか、上限を決めるのでしょうか。私は生きていくので精一杯くらいにしか稼げませんが、車より高いとか、家より高いとかでなければ、納得すれば出します。借金も、必要ならします。ちなみに年収より高い車を買わないことだけは決めています。

楽器だとリセールを考えます。なるべく中古で買いたいと思っていますが、ついオーダーしてみたくなります。オーダー品で、かゆいところに手が届くようにアイディアを盛り込んでみたい、その結果、その楽器を悲しくも手放す場合に査定は下がります。ま、そこは仕方がないです。毎日相当な時間を演奏に費やしていた頃には、生活がかかっていましたから。こうしたいという思いは叶える必要がありました。でも、普段の心がけとして現物を見て気に入るものを買うのが一番いいし、使ってみて外したと思って売る時の差額は極力小さくしたい、という立場です。

話を戻して、RMEは、同メーカーの品をすでに持っているのでアッパークラスへ行かなければ意味ないと思っており、始めはその予算を組むつもりはありませんでした。同クラスなんだけど、時を経て技術革新的なパラダイムシフトにより優れ物があればいいなと考え、それには同社のFSも対象ではありましたが、気乗りはしませんでした。

そこでUniversal Audioにしてみようかとか、Antelope Audioにしてみようかとか、Apogeeにしてみようかとか、一所懸命対抗馬を探しました。そのタイミングでAntelopeのZen Go Synergy Coreという製品が登場し、あまり語りませんでしたが、実はベンチマークのように位置づけました。

ある時にバスパワーはやめたいと決めました。Baby Faceはバスパワーで動きますが外部電源も使えます。バスパワー専用は危険な香りがしました。AG06のようなものであれば全然良いのですが、水準の高い音質を求めるのには電源がそれじゃと、私は確信を持ってNGとしました。

ですからZen Goは早々に候補から外したのですが、そこに目を付けておいて良かったと改めて思います。なかなかすごいことになってるようです。5chにもスレが立っておりますが、発売と同時に即買いしたYoutuber、特に日本の方が何人か、不具合と代理店の不誠実な対応を追及する動画を数本アップしています。昨晩上がっていたものは特に赤裸々で、一度は買おうと思っていた私にはショッキングですらありました。過去に似たような経験をしたことがありますが、そこまでではありません。

Zen Goは私は聴いていませんが、Discrete4は再生音質を確認しました。圧倒的にコストパフォーマンスの良い機材ですが、案の定素晴らしい音質かと言えば、並としか言えません。悪くはありませんが、ApogeeとPrism Soundとの3機種比較では一番最初に候補から落としました。もちろん価格帯が違います。ほかの物の半値です。なので当然と思います。コスパに釣られてこの音で納得しようなどとは微塵も思いませんでした。他が良すぎましたので。ApogeeはSymphony Desktopでしたが、聴いていないので確証はありませんがElementの方が、きっと音は好ましいです。というわけでAntelopeは非常に評価の高いAMÁRIもまた聴いていませんが、音質は、その所属するクラスの中で争われるべきと、当たり前のことに気付かされた次第です。

Zen Goの不具合について、購入された方はお気の毒と思います。まぁでもバスパワーですよ。私の言いたいことはそれだけです。電源大事。

※いつまで見られるかわかりませんが参考までに
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/dtm/1613664565/

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